切ないですね。
伝統産業か文化遺産として残せ無いモノかな。
今は簡易な設備で本が造れるから、なんとか本の文化は残ると思いますが。出版業界を下支えして来た技術者は確実に減るでしょうね。そうなると産業としては残らないか。
紙の産業はもっとも永く続いて来た文化だけに、失った時の喪失感は大きいと思いました。
作者からの返信
梅桜松と丸だ!さん
コメントありがとうございます。
作者自身としましても、読書の楽しみを教えてくれた紙の本の文化はこの先もいつまでも続いて欲しいと思っております。
それとは別に、この作品ではSF小説としてある種の文化的ディストピアを演出するために、あえてその文化が途絶えてしまった世界を描きました。
仮に紙にメディアとしての価値がなくなったとしても、この小説の世界のように人々から忘れ去られてしまうということはないでしょう。その点に関しては心配しなくても大丈夫かなと思っています。
以前読んだとあるSF小説では、やはり紙媒体が衰退してしまった世界で紙の本をオーダーメイドで作ってくれる業者というのが出てきました。もしかするとそう言った形で商業的にも細々と続いていくかもしれません。
続いてくれるといいですよね。
↓もしや作者さんの言うSF小説、「お金を出して製本した本達を、“心残り”になるからと山と積んで火を放つ」あの作品でしょうか…?
あらすじを読んだときから頭に浮かんでいました。デッドメディアという言葉が印象的ですよね。
もし合っていたらちょっと嬉しいです。