NHK短歌で特選2席いただきました

 6月3日放送のNHK短歌でワタクシ投稿の短歌が紹介され、特選2席をいただきました! ちなみにこの回のテーマは「音楽」。選者は東直子さんです。


シューベルトみたいなサラダシャキシャキと食めば四月の朝が始まる


自作の短歌の放送3回目(あ、違った。添削例で採用されたの合わせれば4回目)。今回は初めて特選2席! 嬉しかったんですが、さらに嬉しかったのは、東さんが、「さ行の音の重なりが良い」と言ってくださったこと。(そこ、そこです! って感じでした。それを意識して何回か推敲したので)。角川短歌賞受賞のカン・ハンナさんがワタクシのを1席予想してくれたこと、ゲストのダイヤモンド ユカイさんが「リズムがいいね」とコメントしてくれたこと。いや~、「言葉のリズム」や「音楽性」で評価されるのってすごく嬉しいですね。まあ、なかなかいつもこうはいかないんですが。


 言葉のリズムが大事だなって意識するようになったのは、演劇や人形劇に関わったことが大きいと思う。そしてそれは演劇の台本や短歌に限らず、小説についても思う。誰かに朗読してもらえるような小説を書くのが夢だ。いわゆる「スラスラ読める」とか「リーダビリティがいい」というだけではなく、なんか読み手の感覚に直接働きかけるような、読んでくうちにテンション上がってくるような、そんな文章が書きたい、と願っている。まあでも今はそれ以前の段階ですね。とりあえずつっかえずに読める作品を目指さなくちゃ。短歌にせよ小説にせよ、推敲の際に自分で口ずさんでみたりするんですけど、小説の場合、ストーリーとかキャラクター造形の方により重点を置きがち。言葉の細部になかなか注意を払ってはいられないですね。

 そんなわけで、小説の方も、ちょっと欲が出て来て、いったん「カクヨム」上で完結させた小説を下書きに戻して言葉の細部をチェック中。う~ん、やっぱ言葉選びの詰めが甘いなあ……って不満はいくらでも出て来るんだけど、20万字越えの小説でこれやってると日が暮れてしまうなあ。

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