4人の王と1つの王冠

土居津

風の王編 第1話 異次元に創造された国

〇歴史と国ー春野風架


この国を丸ごと作り直したのは先代の王様で僕の父である春野風弥だ。父は他国の干渉や侵略を嫌い、その歴代最高推移の王の魔力で異空間に国を創造した。そこに大切な国民と家族1万人程を連れて、安住を得た。

この国は閉鎖しているが上に、地産地消のために中心から東側に広大な田畑や大きな川、広い森が存在し、文明力の停滞を防ぐために、西側に学園都市がある。天候や季節の変化を生むために北には大きな山脈、南へ3本の大きな川が伸び、南端には海が広がる。中心には湧き水による純淡水大きな湖がある。1万人が住むには広すぎる国であると言える。

城は中心よりやや東側の湖沿いに聳え建ち、最上階からは国じゅうを望遠できるようになっている。そして、湖の周りを取り囲むように西側を中心に城下町が栄えている。

東の自然地区には、野菜から果物、家畜まで様々な食べ物が育てられている。森には動物が住んでおり、川にはと湖には多種多様な魚類が泳いでいる。自然地区には基本的に人間が立ち入ることがないため、あるがままの生態系が保たれている。この国の大きな川の1本が東に流れているため、森にはいくつも滝がある。その中でも1番小さい滝壺が王の禊の場になっている。滝壺の近くには神社のような社がある。先代が立ててから何十年も経つが、何故かその社だけは木材は生き生きとしたままになっている。

ここはずっと王が管理することになっている。王都や学園都市に送られる食材はすべてここから出荷される。国民の殆どは東の自然地区には立ち入らない。ここに立ち入るのは神社を司る巫女の一族と王だけだ。それ以外の人々にとってここは聖域になっているので立ち入ない。

西の学園地区には、教育機関やあらゆる研究機関が閉鎖的に建ち並ぶ学園都市となっている。生まれてから20代前後まではここに住んで教育を受けるのが国の決まりである。そのためここが1番人工が多い。最新技術の設備で移動手段も多種多様、警備システムやセキュリティは完璧で治安が良い。学生しか住んでいない。教師や街の運営はほぼAIが行っていることになっている。もちろん全ての学校の理事長は王の役目である。ここで研究され、発表された技術や発明品などは学園都市内で試行運用された後、王都で使われる。

南北には交通の手段はほとんど無いが、時折、学園都市内の研究チームが探索や調査に向かう。そのため、西地区からの交通の太いパイプラインがある。南北に一つずつエアポート、そしてそれぞれ主要施設やエリアに地下鉄が通っている。地上の交通手段はほぼない。山脈から西地区に流れ、海へと向かう川には船が運航している。

北にはいくつも自然公園や動物園、遊園地などがあり、宿泊施設やキャンプ場などがそれぞれの施設毎に点在している。王都からは主に飛行機で向うことができ、現地では地下鉄でそれぞれの施設に移動できる。

南には海浜公園があり、水族館がある。浜辺には一時的な宿泊施設が建ち並ぶエリアがある。王都からそこまでは3本の内、山脈から湖そして、海へと流れる川を船を使って下る。現地にはあるための歩道が整備されているため、それぞれの施設に移動できる。

南北各地に様々な施設やレストランなどがあるが、物資食材の運搬などは、基本的に王が行っているため、運営できている。

王都でには学生以外のほとんどの国民が住んでいる。それ以外の限られた一族たちと神職や巫女のそれぞれ4つの一族たちが城に住んでいる。

神社は四方に4つある。最北部の山脈の1番高い山の頂上。最南部の海の孤島。東の滝の側。最西部の学園都市を隔てて向こう側。それぞれを神職者と巫女が管理している。移動手段は城にある移動魔法。

この国の説明はこの辺にしよう。

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4人の王と1つの王冠 土居津 @avekuuki

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