ただの独り言

作者 如月 七生

9

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★★★ Excellent!!!

独り言、とは言うものの、切り出しかたがすごく上手くて、変わらない日常からの抜けられなさとか、ひとりぼっちの心細さみたいなものが、選び抜かれた言葉の中にぎゅっと詰まっている。
アーティな何かは日常の中に潜んでいる、と思っていて、そんな作品はなかろうかと探していたところで、たまたまこの作品に出会った。
神様に感謝。
これからの作品も楽しみに待ってます。

★★★ Excellent!!!

この独り言、きっとぼくも、同じ様なシチュエーションで呟いたことがあります。
悲しい、切ない、自分の弱さを言語化するような独り言。だからとっても大事なそれは、しかし直ぐに忘れてしまいます。忘れようとしてしまいます。だって見つめたくない、認めたくないものだから。

自分の弱さを受け入れられる人にとっては、この独り言はただの他者の日記以上の価値を持たないかもしれませんが、ぼくのように弱くて弱くてその弱さからも逃げ続けてしまった人にとっては、その弱さを今からでも教えてくれます。自分が目を背け続けたこと、あえて無視した感情の機微を教えてくれます。

最後に作者様、弱い弱いと連呼して申し訳ありません(笑)