case.10 お好みの女子を
「アイス食べよっか?」
冬なのにそんなことを言い出した。一つずつ違う味のアイスを手に並んでベンチに腰掛ける。
「一口ちょうだい? 一口あげるから。ほら、あーん」
俺の口に掬ったアイスを半ば強引に近づけて食べさせ、自分にもやれと口を開けてくる。同じように君にもアイスを食べさせる。おいしいね、と笑う君の横顔を見つめる。
アイスを食べ終わると、君は座る俺の正面に立ち、ゆっくりと頭を包み込むように腕を回す。
「ねえ、無理しなくていいんだよ。私には弱いところ見せてもいいんだからね」
その声は温かく包むようで、君の優しさに僕はいつも癒され、力の源で――。
美少女を描写してみた(恋愛風味) たれねこ @tareneko
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます