あとがき
ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
「詩的未満言葉以上」は50編を持ちまして完結となります。
元々は、小説家になろう様に掲載していた詩集で、その転載となるのですが、
そもそもは、2013年以前に書き溜めていた詩と、その当時の最新の詩を織り交ぜて、書き上げた次第。
2013年7月12日開始
2013年11月24日、脱稿でございました。
当時のあとがきは、こんなふうに書いてました。
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全50編の詩は詩的未満言葉以上で終了です。枯れた言葉なんてないんですよ、って事で。諦めない、というか。言葉にする事で、力になる事があって。ライフワークとして詩を書き続けてきたわけですが、あ、なんか書いてきて良かったなぁ、と。
共感してくれた方、読んで頂いた方、本当に感謝を。
詩って、かなりミニマムな世界なので、時によってはマスターベーションでしかないもので。実際、僕の書くのはそういう次元であるかと思いますが。
それでも過去詩含めて、50編をまとめて「詩的未満言葉以上」という20代の頃からテーマにしていたワードに区切りをつけてあげる事ができました。
本当に有難うございます。それではまた次回作でお会いしましょう。感謝!
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転載した今となって思い返すことは、
勢いと焦燥感にあふれているという感じでしょうか。
詩というには浅はかで、言葉遊びや、歌詞にも満たない言葉のリフレインは変わらずですが、冗長であったり、先き急いだり。
あぁ、若いなぁって。
結構、この詩集、書き手である僕自身、大好きな詩篇があって。
「まっすぐな言葉で」とか「鳥」とか、今の僕には書けないなって、ずっと思っていたのですが、逆に今の僕なら書かないなぁと、思ったりして妙に不思議な感覚にトリップしたのでした。
あの時の僕を羨ましがる僕もいるのですが、
今この場所に立って、
今僕にしかできないことがあるんだよ、と
あの時の僕に向けて笑っているような感覚でしょうか。
今はないホームページで書いた詩は恋愛をしていた時の
独りよがりな詩が多かった気がします。
その一方で書下ろした詩は、結婚して家族を得て
その上での、違った視点での言葉で。
なんとも、いろいろな視点がミックスされていて、
改めて読んでみると面白いなぁ、と思いながら。
でも核心の部分は、変わっていなくて。
変わっていないと思っていて。
まっすぐな言葉を、書いていたいのです。
ただ、それだけなのです。
まっすぐな生き方なんかしてないし、
まっすぐに生きられてないけど、
せめて、まっすぐな言葉で
語りたいのですよ。
こんなミニマムな世界の言葉ですが
少しでも触れてもらって、
リンクしてもらったら、これ以上嬉しいことはありません。
この社会は、想像以上に歪んでいるけど、
僕だって、それに合わせて歪んでいるけど
それが霞むくらいの
まっすぐな言葉を胸に秘めている
君の、そんな君のことを歌ってるんですよ。
まっすぐな言葉で。
詩的未満言葉以上 尾岡れき@猫部 @okazakireo
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