第98話 恩師

 スターウォーズの世界にいた。

 私は暗黒卿の直下で働いていた。

 同列に7人、私はペリドットと呼ばれていた。

 同列の1人、アクアマリンという若者、彼の父から私はフォースを学んだらしい。


 暗黒卿が、ある惑星に降り立ち、何某か儀式を行っていた。

 私達7人も同席していたのだが、儀式は失敗した。

 目の前で機械的な物が全て腐る様に崩れ落ちていく…。

 私のライトセイバーもボロボロになり、トルーパー達の銃も腐っていく、私は乗ってきた宇宙船も危ないと思い、すぐさま、宇宙船まで戻ろうとしていた。

 停泊していた宇宙船はすでに手遅れのようで、私は小型の戦闘機を探していた。


「一緒に連れて行ってくれ…」

 私が戦闘機に乗り込もうとすると足を引きずったアクアマリンが私の足を掴んでいる。

 戦闘機は1人乗り、彼は乗ることが出来ない。


 私は彼を蹴り落とし、1人戦闘機で惑星を後にした。


 後方で小さくなっていく惑星…緑色の地球のようだった。

 安堵しているのか…それとも後悔しているのか…私は涙を流していた。


 後悔だとしたら…恩人の息子を見捨てたことなのだろうか、それとも、そもそも暗黒面に堕ちたことなのだろうか…。

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