第51話 崖
車で山道を登っていた、道はどんどん狭くなり峠と思っていたが一向に降る気配はない。
ついに車で進めないほどに狭くなり、山頂部に着いても降る場所は無く行き止まりであった。
しかたなく車をバックさせようと後ろを見ると断崖の崖、慎重に車を動かす。
車を落とした覚えはないが、私は崖の中腹部を車で進んでいた。
すぐ横は海、波は荒く時折車に掛かる。
道は狭く、私は車を抱えて崖を登りだす。
ひとつ上の道路へ移動し車を運転する。
辿り着いたのは何かの建物。
白く四角い建物が崖の端に建っている。
私は車を停めて中へ進む、暗い部屋、電気は落とされているようで人が使っている気配はない。
手さぐりでブレーカーを探し当て、電気を付ける。
特に何もない部屋。
外の扉が開いて、白衣の研究員といった風貌の男が2人入っている。
「こちらですよ」
私は言われるがままに男達の後ろを歩く。
ココはどこなんだろう…。
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