フリーライダーは公共財を提供する側の人間にとっては、永遠の課題なんですよね……。
そのために税金という制度があるのですが、それを応益的に課すのか、応能的に課すのかは難しい問題で、今の日本では応能的に課したあげくに高所得者には恩恵がすくないので、そのあたりの不満もよく耳にします。(そして、タックスヘイブンに逃げられるという悪循環…)
作者からの返信
なるほど、フリーライダーは税分野の深い話に繋がっていくのですね。
応益が良いように思いますが、そんな簡単にはいかないのですね…でも応能で逃げられては元も子もないですし。税金って、世の中をきちんと動かすのに大切な仕組みですが、いいバランスで課税するのは不可能に近いのでしょうかね。脱税事件などありますもんね。
猶さんの他の作品、読むのがますます楽しみになってきました!
ここまでの話でも色んな驚きがありましたが、衝撃が大きかったのはこのショールミング。
それまで特に考えずやっていた事だったので、目からウロコが落ちた感覚でした。
フェアじゃない、はい……。
瑞樹先生の誠実さが出ている所ですね。
今は電子書籍の誘惑と日々戦いながら、書店取寄なんかを使ったり、誘惑に負けたりしています。
はい…………。
作者からの返信
なんと、この回が衝撃でしたか!
「フェアじゃない」という表現には、瑞樹の価値判断が入っており、ショールーミング自体は、消費者として自然な行動であると思います。
なので、電子書籍、書店取寄などを適宜使い分けるので良いのではないでしょうか。
もし応援したい書店があれば、そのお店で買うのが良いと思います。
(この作品、今読み返してみたら、海外で暮らしていた当時の思い出なども入っていてとてもおもしろくて、再読のきっかけをくださってありがとうございます!)