ゴーストトリックと私(DS?)

 なんか昨日の夜ゴーストトリックがトレンドに上がってた。ゴーストトリックは良ゲーなので皆さん買いましょう。


 タイトルこそ「ゴーストトリックと私」だが、今日は特に自分の人生と関係のない、ただただめちゃくちゃネタバレ感想を書くので、できればやり終わってから読みに来てください。完バレではないが楽しみの一部は損なうかもしれないんで。


 俺はスマホでやったんだけど、たぶん元々はDSのソフトで、タッチペンで操作する様にできているんだと思う。これがスワイプに合うんすわ。とにかく、操作感もめちゃくちゃ気持ちイイし、ボリュームもちょうどいいので、未プレイなら是非やってみて欲しいです。



<以下ゴーストトリックネタバレ感想です>


 良いところは沢山あるんだが、これは超大ネタの一つなので、なかなか大っぴらに書けないンすよ。しかしまあここならいいでしょ。ということで書きます。


 オープニング。シセル(主人公)は、「動く電気スタンド」の声で目覚める。で、自分もその「電気スタンド」のように、さまざまな物に取り憑いて(ゴースト"トリツク"だけに)、モノが動かせることに気づく。そんでその、「動く電気スタンド」が、効果的なモノの動かし方とかを教えてくれるンすな。ようするにチュートリアルキャラクターなわけ。チュートリアルの妖精ってのがこの世にはいるでしょ。ソシャゲで百回みたよな。それ。


 だと思うじゃん!!!! ねえ!!!!!!


 実はこのチュートリアルキャラクターは、たしかに「チュートリアルをするため」だけにその場にいるんだけど、その「たしかに『チュートリアルをするため』だけにその場にいる」ことに、作劇上完全に合理的な理由がついてるんですよ。


 これがすげえ。痺れる。ゴーストトリックには、「ゲームシステム上の『仕様』がシナリオの根幹に結びつく」ポイントがもう一つあるんですが、それも良かったですよね。


 そのー、「チュートリアルキャラクター」というのは、「いるもの」なので、思考の埒外にあるんですよね。それが、そこにいる必然性のある「チュートリアルキャラクター」だった時の驚きよ。そして、「シセルの能力の効果的な使い方を熟知している」ことの意味。これ。これですよ。すごいぜ。良かったです(よね)。

 なんつうか、ノックスの十戒を守りながら意表をつく方法の最新版って言うんですかね? 「犯人は当初から作中に登場していなければならない」と「主人公の能力を説明するチュートリアルキャラクターが存在すべきである」を掛け合わせる発想がそもそもないが、掛け合わせるとこうなるんだーっていうね。他にもいっぱい好きなところはありますが、今回はこれを思い出しましたと言う話です。またやろ。

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