第3話 E.N.E
ここにはよく学生服を着た人々がよく我に訪ねにくる。
我は思うにここに来るより
暗記する時間に充てれば…
しかし、人間は神に祈りたいこともあるのかと興味を持った。
我に祈ったところで受かる保証などないのに…。
とため息をつきつつ、神官を呼んだ。
数分後、初老の男性が現れた。
初老の男性お辞儀をして尋ねた。
時刻は朝2時でございます。
どのようなご用件でしょうか?
そういえば夜中に起こしたの初めてか…と思いつつ聞き返した。
我が出雲に行ってた間この地域に異常はなかったか?
道真様が出雲に帰ってる間も今までと同様平穏な日々が続いております。
そうか、なら良かった。西側がやけに賑やかだから心配したのだが、変わらず平穏なら良かろう。
神官は一礼し、退室した。
神官が去って
襖を開け、外を眺める。
平穏か…。いつまで続くかな…
終わるときは一瞬だからね。
そっと襖を閉めて、電気を消した。
NS. ノーザンライトフェニックス @kasiken
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