第3話 こいつはテンプレな彼女だった!

あの告白騒動からかれこれ1週間過ぎたある学校の教室。今日も平和に昼休みを堪能してます。

「はーる君っ!」

平和って、長続きしないね(泣)こんな事思ってるが本当に俺って彼氏になったんですかねぇ…

「なんだよ真琴、今昼寝しようと思ってたのに。」

「私玻琉君の彼女だよ!?流石に扱い酷くない!?」

「すまんすまん。んで?何の用だ?」

「あ、そうそう」

といって真琴は水族館のパンフレットを差し出してきた。連れてけってか。

「ここの水族館、中がイルミで光ってて綺麗なんだって!一緒に今週の土曜行こうよ!その日部活ないって言ってたじゃん!」

この水族館は都内にある結構有名な水族館。

インターネットでの口コミではやはりなかなかの好評価である。そしてデートスポットとしても人気だそうだ。

「仕方ない…行くかな。」

「本当に!?いやったぁ!初デートだぁ!」

「おいっ!?学校の中でそんなに大声で言うんじゃ無いっ!」

真琴は学年の中でも結構上の方である。なので確実に私が狙われてしまうのだ。あっこれってハーレム主人公のテンプレじゃないですかやーだー。

とりあえず…初デートか…楽しみなのかこわいのか、分かんないがその場しのぎで頑張るしかないようだな。

でも…少しだけ土曜日が楽しみになってきたな…!

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テンプレなラブコメは嫌だっ!! 音月 凛 @rapido0516

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