書きたくないこと
雑文集を振り返ってみて、よくもこんなに下らないことを此処まで書けたなと自分でも呆れる。このエピソードを持って六十八話である。全て読んでいる人など一人もいないだろうが、私はそれでいいと思っている。気になった題名だけ拾ってもらえたらそれで満足なのだ。
私は毎日更新することを旨としているので、時々書く題材に困ったりもするのだが、それでも思いつくが書きたくないものというのが幾つかある。大まかに食事の事と批評の事である。どちらも『食通批判』でその禁を破っているのだが、あれは元々人前に出そうと思っていたものではなく、本当にただ自己満足で描いたものをその日更新するものが無かった故に渋々あげたものなのでどうか目をつぶってほしい。要するに私は生活に即するものを書きたいと思っているが、欲求にしたがっての機微は書きたくないのである。少なくともこの雑文集においては。
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