趣味

 最近になって新しい趣味を持ったものでついつい時間が経つのを忘れてしまう。気が付けば日付が変わっているということもざらにある。困ったものだ。

 趣味。私は生来飽きっぽい性分なもので、色々な物に手を出してはすぐ辞めてしまっている。執筆にしたって、ここ数年で始めたものなので何とか続いてはいるが、十年後にやっているのかどうか分からない。比較的長く続いているので言えば読書と麻雀であろうか。

 そのような体たらくなので人の趣味をどうこう言おうとか、無趣味の人に趣味を持てとか、恥ずかしくてとても言えたものではない。ないのだが、やはり趣味を持つのは良いものだとだけ言っておこうと思う。

 趣味というと何か履歴書に書くような立派なもので、人より優れた技能なり知識なりを持っていなければならないという風潮があるが全くもってそんなことはない。下手の横好きでいいのである。私は前述の通り色々な物に手を出していて、此処に列挙するのも面倒なほどであるが、どれもいわゆる「にわか」である。本気でやっている人から見たら多分、反吐が出るような所業なのだろうと思う。だが別に誰に迷惑をかけているわけでもない。そもそも一人で完結するような趣味ばかりで、誰に話すわけでもないのだから当然と言えるだろう。

 これからも私は一人でこそこそと何かを楽しむことにする。

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