読書記録
なんとなく読んだ本のタイトルと作者、そして日付をノートに書き留めている。これだけのことだが数年に渡って続けていると自分なりの法則やルールが形成されていく。
まず、何を持って読書と数えるかである。『人間失格』を新潮社文庫で読もうが角川文庫で読もうが読書に相違ない。だが、青空文庫で読んだ場合はどうだろうか? また、同じ太宰治でも『かくめい』のような短いものも一冊とカウントするのだろうか? これはすぐに解決した。電子書籍であっても読書に変わりはなく、一冊でなく一作と数えてどんなに短い詩や短編であっても書き留めることにしたのだ。
続いて、ムック本の扱いをどうするかという問題があった。これはかなり悩みぬいた末に、一律に考えず適宜判断を下すということにした。直近だと『米澤穂信と古典部』は書き留め、『絶景本棚』は写真集と判断して書き留めなかった。
傍から見れば阿呆に見えるに違いないが、こういう作業が結構楽しいものである。
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