雨の匂い
普通、雨の匂いと聞くと湿ったアスファルトの匂いを思い浮かべるだろうが、私が好きなのは気温の低い日に不意に訪れる透き通った匂いである。基本的に冬にしか起こらないのだが、最近になってふとそれがやってきて何だか冬に別れを告げられたようであった。ああ、冬が恋しい。今日など余りに日差しが強く少し歩いていただけで日に焼けてしまった。このような気候では雨が降っても不快なだけである。もう私は寝る。十月になったら起こしてくれ。
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