酒の味
こんな題で書き始めたが酒の味など分からない。ウィスキーなどはどこまで行っても、ああ、ウィスキーだとしか感じない。ビールやワイン、その他種々の酒に関しても、まあ、多少の違いはあれど似たようなものである。
というか、酒自体あまり好きではないのだ。私が酒を飲もうと思う日は大抵嫌なことがあった日であり、また、そうでない日にしても、やはり飲んだ後に調子に乗って何かをしでかして結局は嫌な思いをする。酒と嫌な思いはセットなのだ。
では、何故そうまでして飲むのか。それは酩酊した時の多幸感を得るために他ならない。あの世界と自分との境界が曖昧になる瞬間。何が起きても高揚する精神状態への入り口は酒以外では開かないようである。
しかし、どうやら私は酒に強いようで、あの瞬間を味わうために酒で入り口をノックし続けるが、結局開かずじまいということはざらにある。また、味わったとしても大量の酒が必要なので、次の日は気分が悪くなってしまう。
やはり酒で何かを誤魔化すのは良くないのであろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます