ep.Finale メガネ男子は最強だ

 僕は堂々と、まゆらとの交際宣言をした。

 最初はみんなバカにした。

 だけど、メガネを貸してあげるとみんな驚いた。女子はまゆらを触りまくって、正直苛ついたが、まゆらが笑ってくれていたからいいかと思った。


 そんなとき、彼女が夢を口にした。

「私、画面の向こう側に行ける機械を作りたい!」

 普通、こんなことを本気で言ったら、変人扱いだ。きっと病院送りかもしれない。だけど、僕は心の底から抱きしめてあげた。

「ああ、応援するよ。まゆらならきっと出来るよ」

「そしたら、メガネ無しでも会えるね」

「いいや、これは外さないよ」

「どうして?」


 僕は、メガネを外し高々と上げて答えた。


「だって、メガネ男子は最強なんだぜ!」

「うん。うふふ、そうだね」

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沖田君の眼鏡は異次元空間と繋がっている 瑠輝愛 @rikia_1974

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