第7話
私が一歩踏み出した場所は無明の闇だった。突然の暗転に目眩めまいを起こしたのかと私は動揺した。元に戻ろうとバランスを崩しながらも一歩後ずさると、私は尻餅して地面に手をついた。目眩めまいが収まるのを待った。視界には
水たまりはほんの数センチの深さだったが、ゆるやかな流れを感じさせた。両手でその水を掬い匂いを嗅いだ。その水には
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