ここまでレベルの高い作品は他に類を見ません。
世界観の完成度が圧倒的に高く、細部まで組み上げられた設定だけで引きずり込まれます。
登場人物は敵味方ともに個性の塊。ここまでキャラクター全員が立っている作品はそうお目にかかれません。
次々出てくる兵器や技術は、これぞサイバーパンクと目を奪われるものばかり。活字から近未来の映像が流れ込んでくるようです。
絡み合うそれぞれの思惑、息をつかせぬ展開、実際に見たのかと思わせるアクションシーンの描写など、これでもかと言うほど楽しませてくれる要素が盛りだくさん。
それでいて作中に描かれる『父と娘の絆』は決してブレることなく、テーマとして一貫している。物語を作るうえでも、学ぶべき要素が詰まっています。
読まなければ絶対に損!
声を大にして言える作品です。