応援コメント

§8-4-2・死闘!神よ、古代進さんのために泣け!(後編)〜古代進というガミラス戦役の勝者にして義務教育の敗者」への応援コメント

  • 相変わらず、とても面白く読ませていただいています。
    中学の荒れかた、本当にすごいですね。私の学校は、そこまでではなく、噂には聞いていたんですが。あるいは、私が気づかなかったかもしれないのですが。
    海外と比べ、均一な教育は良い面もあると思うのです。友人の米国人やフランス人に聞くと、びっくりします。予算がないので、学校で数学あるいは物理を教えないなんて教育がまかり通っているようです。
    驚きました。
    日本人の識字率は江戸時代、最高で、その時代からも、勤勉な国民性ではあると思います。だからこそ、移民の受け入れは慎重であるべきと思うのですが(この問題ではなく教育ですが)

    いつもながら、考えさせられます。
    すみません、カクコンで必死の状態で。カクコンが終わったら、また、ゆっくり読みにきます。

    作者からの返信

    雨様…m(_ _)m
    いつもありがとうございます。

    実はワイ、あまり「宇宙戦艦ヤマト」にシンパシーがないのです。その理由が「古代進はワイと違ってエリート」というのが「結構あります」。ワイは20代で戦艦の艦長になれるようなエリートコースを歩んだわけではありませんでした。言うつもりはまったくないのですが、ワイの個人的な経歴は、もしかしたら他の人が驚くか羨むようなものなのかもしれません、しかし本人が「自分は特別」という意識を全く持っていないのため、「まばゆいほど輝いていた」古代さんに対する共感が「ない」のです。

    ワイの中にどこかシニカルで突き放したような感じがあるとすれば、「ワイには人類を救う仕事が回ってくることはない」という義務感の欠如からくるのであり、逆に奇妙に情熱的で感情的、そして激しく噛み付くことがあるとすれば、それはエリートではない「モブキャラ」のワイが、エリートだけで語られる世界の歴史を「下から火炙りにして焼き払う」つもりの熱量だとお考えください。

    ちなみに最も好きなアニメのキャラは伝説巨神イデオンのギジェという男です。南部さんの声をあてられた林先生の代表作です…m(_ _)m

  • 本当に若い時って『どうせノストラダムスの大予言で死ぬじゃけぇ、好き放題遊んだ方がえぇんじゃけぇ』と、言った感覚ってありましたね。言われてみたら……。

    作者からの返信

    わい、「始めから五島勉の創作ラクガキ」としか見ていませんでしたので、ほぼ興味なかった派でした(爆

    てか、ワイもこんなの書いてカネ儲けしたかったなぁ…と(爆死


  • 編集済

    今回で少し思ったのは、「現実」で、カーン・アカデミーなどが失敗したことが痛い、と。

    ネットの無料動画で学校の授業みたいなのを流し、学校に行かなくても勉強ができるようにするシステム。
    アフリカでも皆がスマホを持っている今、公教育は必要ない…はず。

    ですが、実際には、ネット動画教育はMITのかわりにはなれていません。
    権威のある試験もなく、公的機関も企業も一流大の紙を持っていない人を雇いません。
    というか、実際にネット動画だけで、高度科学技術に必要な計算・読解ができるようになれるのか、という問題も。

    もし、ネット動画教育が成功して従来教育が本当に不要になっていたら…
    いや、何十年も前に、「公文式でいい」という声が圧勝していたとしたら…

    作者からの返信

    @ChicStone様…m(_ _)m
    はじめまして。ご来訪、ありがとうございます(^^)/
    末永くよろしくお願いいたします

    この問題は基本的には「不十分すぎるから」が原因と考えています。つまり教育バウチャー制度は「義務教育に取って代わる教育システム」ということなので、既存の義務教育下では何をどうやっても無駄…と考えています。教育バウチャー制度の効用は義務教育によって打ち消されてしまうということです。
    以前、安倍政権下で教育改革を行い、入試などで民間企業の参入をさせたことがバウチャー制度だといわれていましたが「全然間違い」です。萩生田文部大臣(←おっぱいパブ行っていた人。あと統一教会に票田頼ってた人)がベネッセだかなんだかに入試のリスニングだがなんだかで協力を求めて、これで民間の力を活用した…だかなんだか言ってたと思うのですが

    なに言ってんの…ಠ_ಠ;??

    という事です。これから述べるように教育バウチャー制度は義務教育の廃止から始まることだからです。義務教育に民間の力を借りるのではありません。公教育の全てを辞める…を究極の目標とし、このためのカネのメカニズムを構築するのが先なのです。まさに異次元の教育変革ということです。

    なので通信教育を無料で流したところで「全く効果などない」と断言できます。既存の義務教育が生きているからです。義務教育の最大の弊害は「権力構造そのもの」という問題です。この構造では通信無料教育など「貴族社会の中の最底辺に組み込まれた貧乏人」扱いでしかありません。体制をひっくり返す「革命」が必要なのです。なぜならイジメや不登校などの問題に加え、実は世界で教育水準が劣化しているからです。

    「日本の教育はダメじゃない」というちくま書房の本を買って読んだのですが、2021年発行のこの本による世界とのデータを使った検証によって「日本は特に悪くもない」ことを知り、逆に「世界がヘタレてんじゃね?」と思うようになりました。日本は普通もしくはやや劣化したのかもしれませんが、実は世界はもっと劇的に劣化している…と思うようになったのです。PISAなどのデータの検証によって出てきたのはむしろ「世界が劣化している」ということの方で、こちらの方をより深刻に考えるようになりました。これは世界の既存の教育環境の劣化であり、十分に考え抜かれた後での「義務教育に変わるシステム」の提示が必須という事なのです。

    実は教育バウチャー制度は既に米国で試みられています。主に都市部の貧困層の教育水準の向上をめざした試みで、大抵はスラムのような黒人街の子どもたちでした。街中でギャングやラリ中なんかがいるような物騒な場所で、大抵は片親。しかも父親は射殺されてた…みたいなかなり荒んだ地域での教育水準向上の試みでした。ちな、結果はというと「それなりに向上した」でした。

    しかしワイが思うのは「全然失敗」ということです。米国での教育バウチャー制度は極めて中途半端で不徹底です。教師に対して特に問題があり、貧乏な子供たちに無償or超低負担で教育を提供する…とこれしかやっていません。なので教師たちが音を上げていた…ということです。教育バウチャー制度は貧困層の子どもたちを学校に送ることでは「ありません」。貧困層の子どもたちが勉強したいと思った時、意思と能力をもつ最高の教師をあてがうというシステムです。最高の教師とは「貧困層の子どもたちの学力向上を結果として導き出した人」のことであり、こういう「教える能力のある人物」には高額のカネが必要なのです。「ふさわしい価値」がある人物に「ふさわしい対価を払う」べきだからです。

    ところが米国のバウチャー制度は単に子どもたちの教育費をほぼ無料にするだけの話であって、教師には負担ばかりが増えます。そうでは無いのです。ワイが黒人の貧乏な子どもたちに「よし! ワイが算数教えたる!」と叩き込み、彼らの算数の結果がグイグイ上がった時には、黒人の子供だけでなく白人や有色人種やヒスパニックの子供も「高瀬先生に教えていただきたい( ^ω^ )」という話になり、ワイが寝る時間を惜しんで毎日朝の八時から夜中まで受業を教えまくり、生徒も増えまくったならばその分、チケットクーポンが貯まる=カネになる…という「教師の意欲」が必要なのです。その意欲の中には「ガミラス星人から算数、超教えてもらった(^^)」と喜ぶ黒人や白人の子どもたちの素敵な笑顔がいっぱい溢れている…という「気持ち」の問題もあります。人間はカネだけでは足りないのです。名誉という気持ち(プライド)も必要な強欲な生き物なのです(とはいえ、ワイはガミラス星人なんですが…)

    子供を救うために教師が絶望する…は教育バウチャー制度ではありません。
    その意味では実は教育バウチャー制度というのは日本の予備校に非常によく似たシステムです。人気があり、実力があって、しかも大学受験時に役にたつ先生が高級マンションに住んでいるのと全く同じ事なのです。人気がある先生=多数の生徒を呼び込める先生であって、授業しまくりのためにカネがバンバン入ってくる→有名になってテレビにまで出てくるようになる…ということです。

    教師の側にもインセンティブがなければモチベーションは上がらないのです。

    よって日本の予備校のような構造がなければ「そもそも無理」だと思うのです。逆に日本ならアッサリ出来ます。どうするか?…と言われたら、まずは予備校や塾で勉強した引きこもりの子供や、自宅でのみ勉強した子供に「卒業資格」を与えるということです。学校ではなく塾で勉強したから…ということです。

    しかしこれでは多分、あまり意味は無いでしょう。世間の見る目は「悪い」からです。企業で「僕、学校に行けなくて進研ゼミだけで勉強しました」という場合、「人間性に向いてない。少なくとも営業には向いていない」と企業からお断りメールが届くかもしれません。勿論、届かない企業に入れば良いのでしょうけど、実際には「ちゃんと学校に行ってない」という事で「ダメな子」と見られがちということです。

    この差別意識の根源をなくさなければ駄目…ということです。
    それが義務教育を廃止する…ということの真意です。

    義務教育は多様性がないということです。そして多様性を組み込む構造上の余地に乏しいということです。なので学校行ってない子供が袋叩きに合うのです。なら義務教育という現状のメカニズムを袋叩きにしてゴミ箱に放り込んだら良いのです。

    「義務教育を辞める」←このためにどのような構造にしたらよいのか?…から考えねばだめなのです。全ての無料教育、全ての教育バウチャー制度モドキの学習法が「全て必ず失敗する」のは義務教育にこうした改革手法を受け入れる素地がないからなのです。よって何度でも繰り返しますが、無料教育をしようと異次元の子育て支援をしようと異次元の子供無償化をしようとも「全部失敗する」と断言しておきます。

    必ず失敗しますよ…(  ̄ー ̄)y-~~

    いま良い結果が出ているのは一重に現場の先生方の献身と奉仕に依るものです。彼らの恩義におんぶに抱っこに肩車してはいけないのです。数話数先で確かに先生方を「児童ポルノの強姦魔」と叩いているんですが(まだ今日の段階では未発表分)、そんなヤツは超少数派であって、大抵の先生たちは必死に頑張ってるんですよね。そういう教師もまた救われるべきなんですよ。しかし義務教育では「救われていない」のです。

    生徒が救われず、教師が救われず、頑張っても「やっぱ塾や予備校の受業を取り入れよう」…だったら、「始めから学校なんかやめちまえばいいじゃんけ!」&「予備校で勉強して、終わり…でエエんやんけ」ということです。

    それだけの話なんですよ。教育バウチャー制度というのは(爆
    なので実は日本では「よく見慣れた光景」です。「塾で勉強しても学校で勉強したのと全く同じ」…この意識付けを全日本中でやることです。そうでなければタダでも失敗しますね…

  • 冷戦の緊張感と昭和の高揚感はあの時代の人にしか理解できない感覚でしょうね。
    少なくとも1999年まではノストラダムスの予言の影響で将来を悲観する人は多く、楽観した人は皆無だったと思います。
    今、楽観していたと証言する人がいたら嘘つきか、単に興味がなかっただけだと思います。(笑)
    そして、不安も高揚もなくなった現代に至ると・・・

    作者からの返信

    いや、恐れ入りました…m(_ _)m
    これほど完成度が高いコメントを頂いたことはありませんでした。ワイからは何も足したりひいたりすることはありません。

    まさにそう思う

    …それだけです。切り取ってそのまんま使いたいくらいですよ(^_^;)


    P.S.
    なお、わいは「単に興味がなかっただけ」でした…(^_^;)