§5-3-3・えっちな妹「なぜ血の繋がった兄妹はせっくすしちゃいけないの?!(そして涙目)」…をカネの面から考えてみる(๑¯ω¯๑)【前編】

えっちな妹「お兄ちゃん…、私、好きなの」

お兄ちゃん「でも、僕たちは血の繋がった…」

えっちな妹「いいよ…好きだから…」


背後から抱き付きっ!♥&…щ(゚д゚щ)カモーン


お兄ちゃん「…」

…(*˘︶˘*).。.:*♡



♥♥♥♥♥♥♥♥♥

♥♥♥♥♥♥♥♥♥


( ゚∀゚)o彡° セクロス! セクロス!

( ゚∀゚)o彡° 大勝利!! 大勝利!!




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…こんな感じの猛烈にアカンなラノベや薄い本、日本には沢山ありますよね(呆れ)

非常に困ったものです。何しろ近親相姦はマジでタブーとされているからです。にも関らず、この賑わい…(汗)。こんな文明、外国人が見たらどう思うでしょう…??


ガイジン「さすがオレたちの日本さんだ! マジ狂ってやがる(。•̀ᴗ-)✧」


…ごもっともm(_ _)m

とは言うものの、こんなのが許されるのはさすがに「虹」の中だけ。てか、悪い影響に感化されないかと心配になりますよ、他人事ながら。


  ※     ※     ※


っていうか、近親相姦がカネの話と何の関係があるの…(´・ω・`)?


そう思った方も多いでしょう。しかし極めて密接な関係があります。これから全世界80億の中で唯一「現代の財政ファイナンスを近親相姦禁忌(インセストタブー)から読み解く」大胆な論説を行いますYO-(^^)/


「近親相姦は全ての文明が否定した」→「よってインセストタブーは文明の基本」

「しかし財政ファイナンスは国家によるインセストタブーそのもの」

「よって財政ファイナンスは国家を破滅させる」


…この内容を「信頼」および「信用」をキーワードに「カネ」つまり「個人の資産」から説明いたします。そこでまず本物の近親相姦禁忌インセストタブーについてカネの面だけで考えてみます。



主に、ワイではなくクロード・レヴィ・ストロースが、ですが…(^_^;)



文化人類学者にして構造主義の祖とみなされる偉大なレヴィ・ストロースによる近親相姦禁忌インセストタブーに関する一般化された社会哲学概念を、誤解を恐れること無く超簡単に説明し、これに補足の形で我々の視点を増補しようと思います。彼の説にはいろいろと異論もあるのですが、全部無視しますm(_ _)m 筆者程度の浅学の身では判断しかねるからです。

よって異論は認めるものの、反証はしません…m(_ _)m


  ※     ※     ※

  

欧州大戦終結後、ナチス・ファシズムの圧政と恐怖から解放されたフランス等のヨーロッパ諸国は「自分たち」の正義と自由を取り戻した。ところが彼らはおかしなことに、自分たちがナチス支配下でコッソリと絶滅収容所行きの列車にユダヤ人の背中を押していた事など体良く忘れて全ての責任をドイツに押し付けた挙句、戦後、図々しくもインドシナやアルジェリアなどの旧植民地に再び侵略の魔の手を伸ばし始めた。まさにナチスが自分たちにやった抑圧統治を有色人種・異教徒相手にやり始めたのである。


なんや、その矛盾は…┌(_Д_┌ )┐??

アンタら、再び植民地、支配する気、マンマンなんだよね…( ・᷄д・᷅ )??

ナチスの支配が悪いって言ったのに、もう一回アジア人やイスラム教徒を支配するつもりなんかね??


…と。ホンマ、酷いペテン師どもだった。当然、左翼系知識人などからは激しい反発を受けた。ところが時のヨーロッパの支配層および旧植民地に権益をもつカネにも汚い奴らは、苦し紛れにとんでもない言い訳を始めた。


「いやいや、ワイらが旧植民地にもう一回進駐してんのは、やつら野蛮人の文明化を助けるためなんだYO-」

「劣等な人たちだから、科学技術も物理も科学も民主主義も何ももってないじゃん。カワイソ(:_;)」

「じゃ、植民地にして教育してあげなきゃNe〜 (^^)/」


「あれっ? ワイら白人さん、実は超いい人なんじゃね??」

…(๑˃̵ᴗ˂̵) ←屈託のない爽やかな笑顔


…と。この有色人種・非西洋化文明圏の「野生の人たち」を文明化してあげるという屁理屈は、彼ら白人にとって耳障りのよく都合の良いものだった。傲慢なヨーロッパ人たちは、ナチスに対しては「可愛そうな被害者」という責任逃れの図々しい認識に逃げ込みながら、ヨーロッパ以外の「劣等文明人」たちに対しては差別意識と選民思想丸出しで、ナチスまがいの差別と奴隷化政策を「(白人以外はどうせ人間以下ウンターメンシュなんだから)やってもよい」と大抵の一般市民までもがコッソリ考えていたらしい。


要するに当時の彼らは「自分が支配者でいたいだけだった」のであり、白人内での優劣には敏感でも、人類としての平等にはひどく鈍感だった。しかも植民地を支配して搾取を続ければ手っ取り早く儲かるとでも思っていたのだ(実は植民地経営は赤字続きで元がとれたことはあまりないのだが…)。


別にどーでもいいけどよ、いまさら…(  ̄ー ̄)y-~~


ただ厄介なことに、当時は確かにフランスやオランダ、ベルギーなどの西側先進国は先進的な民主国家であり、高度な産業技術と高い科学文明を持っていた。他方、当時のインドシナ(ベトナム)やアフリカ、中東などは民主主義や議会制度もなく、特に科学技術力や産業力、また科学知識などにおいて残念ながら大きく水を開けられていたのも事実だったからだ。これだけ見れば非白人たちは「劣った未開の部族」と看做される要素があった。

よって敗戦国ドイツと、財政的に植民地を維持できなくなっていた英国、そして(当時はまだ黒人以外は)人間は皆平等という宗教的信念を持っていた米国以外の旧宗主国は、戦後、この屁理屈を捏ねくり回して、図々しくも再び植民地支配へと突き進んだ。


この時、「でもワイら白人以外は本当に劣った人たちなんだろうか…(¬_¬)?」と考える白人たちが出てきた。


彼らは考えた。白人が優れているのは科学技術だけであり、民主主義などという政治社会システムは単に「差異」に過ぎないのではないか? 野蛮人にも野蛮人なりの「社会のルール」すなわち「複雑な政治社会統治システム」が存在しているのではないか?

また白人が優れていると自負する数学科学等の知識や技術・学識なども、元はイスラム教圏や中国など優れた文明を自家薬籠中にした後での事であり、白人が有史以来常に絶対優位であり続けたわけでも、全てを彼らだけで発見・占有してきたものでもなかった。いまたまさか最先端にいるのがヨーロッパ人なだけに過ぎない、と…??


なら人類文明の違いというのは、ただ単に「歩んできた過程が違うだけ」に過ぎず、本質的な優劣など存在しないのではないか???


…ヮ(゚д゚)ォ!


ここでクロード・レヴィ・ストロースという哲学の巨人が登場する。

彼は気づいた。全ての人類・全ての文明に共通している「根源的な事象」を見つけ出せれば、人類には生得的な普遍の「構造」があり、逆にこの構造を持つ存在を「人類」と規定出来るはずだ!…と。すなわち、


「肌の色や歴史や言語に差異はあっても、皆同じ人類であり、優劣は存在しないはずだ…(๑•̀ㅂ•́)و✧」…と。


そして近親相姦禁忌インセストタブーこそ、この全てに当てはまることを見つけ出した。近親相姦禁忌インセストタブーは何故か全ての文明においてタブーだったのである。キリスト教文明などの「文明化」された文化圏だけでなく、近親相姦をタブーとする文明と接触したことのない「未開の」部族においてさえ近親相姦禁忌インセストタブーが存在していたのである。つまり「誰かの影響を受けた」わけではない孤立部族でさえ、先進文明国と同じ倫理観(=社会構造)を育てていたということである。


これは、近親相姦を「全ての文明で、何かしらの共通の理由のためにそれぞれ独自の判断において忌避してきた」という最たる例だった。人類は近親相姦をタブーとする「構造」を持っていたのである。


  ※     ※     ※


よく言われるのが、近親相姦によって生まれた子供は遺伝的欠損が生じるということだが、サンプル数が少ない(←当たり前ですよね…爆)ために有為なデータが存在せず、また遺伝学の未発達だった原始時代において(経験値以上の)遺伝的差異が認識でき、情報として共有継承できたのか?…という問題があった。なにより


血の繋がったお兄ちゃんと妹さんはセックスできる…(๑•̀ㅂ•́)و✧


…という事は厄介な事実だった。カギとカギ穴とは違い「やれば出来るヽ(^o^)丿」のである。んでもって、もっと厄介なことに「実際にやってる」という話はいまでも結構聞く。つまり近親相姦は現代でも実存するのだ(大抵は性犯罪がらみだが…)。

これは「なぜやらないのか?」の抑制(リストリクション)が遺伝に由来するものではなく、倫理などの人間が作り出した社会的な「構造」に由来するものと考えられる理由になる。LGBTとは違う問題だということだ。


同性愛や性同一性障害は遺伝的に解釈できる。

元々、遺伝子はウイルスの混入を防ぐために「二本の索」〜DNAという形に進化し、この形質を保全するために個体(生物)と男女の性差が生じた。しかし個体(生物)が子孫を残す戦いは激烈で、特にハーレム(ごく少数の個体が多数の異性に交尾するトドのようなパターン)を形成する場合、多数の「童貞」(もしくは「処女」)が残る可能性があった。彼らは自分の子孫が残せない可能性が高い。この場合、どうすべきか?


この時、固有遺伝情報単位ゲノムが「オス(もしくはメス)で駄目ならメス(もしくはオス)に性転換すればいいんじゃね?」という新たな進化のパターンを創出したら、どうだろう?

オスでメスを獲得できなかったら、自分が「男の娘」になってしかも妊娠できれば「自分の遺伝子を後世に残せる」…みたいなことだ。


これは現在でも魚などの一部でみられる。生体が環境に応じて性転換する現象だ。当然、このゲノムは生存競争に生き残りやすい。性転換を可能とするゲノムを持った個体は延々と進化の過程で生き残り、しかもこの性転換可能ゲノムに「一緒に乗っかる」遺伝子群もまた「あいのりラッキー(๑•̀ㅂ•́)و✧」的に増えていった。つまり選択肢の増加という多様性ゆえに生存力が向上し、子孫らの中にガッチリと組み込まれ増えていったのだ。もはや外せないほど「コアな遺伝情報」として…。


このゲノムが人類にも残っていると考えるのはむしろ自然だ。しかし人類は進化において機能分化が進みすぎ「別の性に転換出来なくなった」と仮定すれば、遺伝的には性転換可能ゲノムの「延長された表現形」としての「同性愛」もしくはトランス(性転換などを含む異性形態への変形)が存在している…と見ることが出来る。男の娘はこの遺伝情報単位ゲノムの起動した結果であり、トランスではない単なる同性愛もまたこのゲノムに触発されたと考えれば、特に不思議はない。


生物は遺伝子の延長された表現形に過ぎない。遺伝子にない事は「出来ない」か「やらない」のである。ホモ族が空を飛ぶには羽かエンジン、もしくはその双方が必要なのである。ということは人類にかくも同性愛が普遍に存在することは遺伝的に組み込まれた表現形であり、宗教などでいくら禁止しても「そもそも無理」なのである。またキリンなど他の哺乳類にも同性愛が普遍的に見られるのも、この事実を補強する。


同性愛などは人類文明の発展の過程において生まれた哲学概念などではなく、生物にかなり普遍にみられる「構造」と考えるべきだろう。ヒトは本来だったら「異性」に変形すべき事だったのかもしれないが、人類は生後、物理的に性転換が不可能なために生じた混乱の結果がLGBTの本質的な政治問題だ。無論、筆者にはなにが理由でLGBT化するのかの理由は不明だが…

てか、生物学者がそれを調べるべきだし、これ以上は本説に関係ないのでもう辞める…m(_ _)m


この他にもホモ・サピエンスだけが近親相姦をタブーとする理由に「もともと乱婚だったのが整理され、一夫一婦制が成立する過程で近親相姦もタブーとされた」(モーガンら)とか「近親者同士は生まれながらにお互いに仲が悪い」というザコっぽい説もあるが、どれも「根拠不明か過去に実証的データが存在していない」で終わりだった。挙句、人類以外の動物では、


なんだが結構頻繁に近親相姦してんじゃねーの?…(´・ω・`; )??


…的な困った事象も散見されるようになった。ネコなんかのことだ。それどころか近親交配(←と、言い換えて罪悪感でも減らしているんですかね?)は競走馬や実験用マウス、食用牛など家畜など相手にかなり手広く行われている行為だった。おまけにこの近親交配は種の「改良」を目的としていた。特に親の持つ「優れた特性」を固定するのに使われてきた。なら、遺伝上の致命的な悪影響が出まくるというのなら「やるわけない」行為でもあった(やりすぎは問題がでるにしても、だ…)。



ウマ・ネコ・ウシ・ネズミ「ホモ公、身勝手すぎ…(๑꒪ㅁ꒪๑)」



  ※     ※     ※



では、なぜ人類においてのみ近親相姦は絶対的タブーなのか?

このナゾを次項において、筆者の文責においてクロード・レヴィ・ストロースの意見を解説する。彼の結論は、


(๑˃̵ᴗ˂̵)つ「近親相姦禁忌インセストタブーこそ人類社会の根源を規定する構造であり、文明の基盤!」


そしてレヴィ・ストロースの構造主義的近親相姦禁忌論は同時に「資本主義の成立を約束する構造」でもあったのだ。

驚くべき炯眼けいがんだった…(゚д゚)!?



          【 後半に続く 】

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