応援コメント

§5-1-10・そして米中貿易紛争の2019年。人類はこの時、既に破滅の種が撒かれていた(その1)…(눈‸눈)」への応援コメント

  • 鳥肌が立つ天才的視点には、タダ頷くばかりです!

    作者からの返信

    TRADEWIND様、いつもありがとうございます(^^)/

    過分のお褒め、もったいないほどです…m(_ _)m
    大感謝…m(_ _)m

    この「貿易赤字を気にするくらいだったら、経済成長率の方を気にするべき」論をなんとしても広げたいと考えています。これ、本当に重要なんですよ。一つの国の経済成長というのは、「現在、国債(≒債権の金利)を発行し、この事によって通貨膨張インフレ→経済成長インフレ」を発生させ、この通貨膨張による経済成長が発生しなかった場合よりも遥かに巨大な富を生み出し、後世に資産として残す…という考え方です。国債という「現在のわずかな借金」で、将来に莫大な富を生み出す作業です。

    これは「国の借金を将来世代に付け回す」論とも一致しています。その代わりに(借金しなかった時とは比較にならないほど)桁外れに巨大な富を将来世代に遺産として残してあげる。そしてその莫大な富の一部を「前借り」する…これが現在の経済成長の本質です。

    国債発行による富の増強分の現在価値≒現在の経済成長率と言える訳で、だとしたら経済成長する事の方が重要ということです。経済成長が現在の日本のように「非常に少ない」のでは、将来に残せる国富が「相対的に少ない」からです。景気回復こそが最重要で、米国のように持続的に強力な国富増強が出来れば「魅力的」ということです。そして強力な経済成長分を自国の産業ではもはや補えないからこそ輸入によって補填しているのであり、この貿易赤字は「自分が必要だから」出ているに過ぎません。押し付けられて嫌々購入しているのではないのです。しかも「ちゃんとカネを払った」のであれば、その段階で決済終了=自分の資産であるばかりか、必要がなくなれば輸入も必然、減ります。そして米国の輸入が減ったら困るのは米国ではなく、米国市場をアテにしていた日中韓国やドイツ・EUの方」です。黒字分を考えての国家運営ならば、ますます一層困るでしょう。

    同時に現在の中国市場を鑑みれば、巨大な中国国内市場に参入するために人権問題や外交問題まで「見てみぬふり」している我々西側諸国を、中国人が「スーツを着たコジキ」と貶んでいる理由も分かります。巨大市場をもつ国は他国を奴隷にすることができる…これが21世紀グローバリズムの真実でした。「国内市場が海外に開かれていて、巨大か?」…これが重要でした。

    無論、貿易赤字が出まくるのは問題です。しかしそれは「産業力のない国家」においての話です。そして「そんな先進国は、ない」です(爆)。特に現在の先進国などにおいては平行分業が進み、輸入がとまれば誰かが困る…の連続です。逆に言えば「黒字がほしい」国は、大抵、借金をしています。日本は国債の利払分の補填のため、韓国などもそうです。ドイツなどは黒字…という話が出てきそうですが、この国はEUの諸問題を抱えていて「本当に国家の会計は正しいのか?」ということ(つまりドイツは多額の債務をコッソリ抱えているのではないか?…という疑問)、なによりユーロ(通貨)とEU域内各国の通貨発生メカニズム(≒各国国債)との関係性を考えれば「多額のユーロ圏内債務をドイツが抱えていておかしくない」という話をいずれ早急にするべきと思っています。つまり「ドイツは大赤字」だが、ユーロという通貨によってマスキングされて真相がわからないということです。こんな状況で米国からの黒字が止まれば域内債務の顕在化が一気に進む→EU全域での全面破綻さえ考えられるという事です。

    これは「国内成長率が債権(の金利)分の補填を埋め合わせられない」国の致命的な敗北の証です。黒字を出していた韓国が1997年に国家デフォルトした事をもっと重視して研究すべきです。黒字以上の国内債務(当時の韓国は産業投資バブルの真っ最中)を抱えれば、対外貿易黒字が出ていても簡単にThe Endになる…が真実であり、貿易赤字は絶対悪ではないのです。国内市場の醸成が必須で、そのためには「金利がついていること」≒ゼロ金利政策は経済成長率を著しく下げる愚策…という事に気づいて手をうつべきなのです。

    もっと言えば「経済成長≒マイルドな国家破綻」ということです。インフレ的には同じことだからです。国債の金利が上がれば国家破綻の可能性がある。しかし国債の金利上昇によりインフレが発生し、結果として成長インフレが発生したのならば「国債の金利上昇≒国家破綻≒経済成長」ということであり、まさに「国家を破綻させる悪の力を、富を生み出す善の力に変換させる」…これが経済成長の本質であり、貿易赤字か黒字かは二の次ということです。無論、この状態でも貿易黒字が出せればベストですが、ベターな選択は「貿易黒字」ではなく「GDPの増強」の方です。国内市場の強化発展の方がより重要なのです。

    米国はこれが判っているという事です。ただし、ここ20年の米国の債務の増加率はあまりに急激で、実に六倍以上の債務を建ててしまいました。これはあまりに急激過ぎると言わざるを得ません。このあいだの日本の債務の伸びはせいぜい二倍です。というのも日本の場合には国債発行量の約半分は「付け替え」分だからです。このコラムでも時々差し込んでいる話なのですが、「多額の国債を持っていても、かなりの分を『もう一度、国債書い直すわ(^^)/』だったら問題ない」という事で、事実、日本はそうしています。他の日本の特殊事情として国債整理基金特別会計という特殊すぎる裏技を持っていることや、国家破綻を招く国債の金利の上昇は市場で発生するのですが、日銀は「市場ではない」ために此処に多額の国債を溜め込んでいる場合、「市場に国債がない→金利上昇は招かない≒国家破綻はあまり起こりにくい」の理屈などがあり、単純な比較は出来ませんが、米国は「やりすぎ」とも思います。

    多額の債権を一気に建てるのは危険なことです。これは米国でも同じことです。経済成長分以上の債権を建てないこと(←管理できる程度に抑制すること)が重要です。その上で、貿易赤字がでるのは「特に問題にはならない」ということでした…m(_ _)m

    もっというと、いまの米国は「さすがにヤバイのでは?」とも思えるんですが(爆死

  • トランプ支持者はラストベルト地帯の中間層の白人ですし、彼らにとって自らの所得の低さを貿易赤字に結びつけるのがトランプの戦略だったのではと思います。内心では貿易赤字にも意義があることはわかっていたんじゃないかとは思います……(思いたい)

    作者からの返信

    彩月様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    物凄く昔、ディスカバリー・チャンネルかヒストリーチャンネルで若き日のトランプさん(不動産屋さん+テレビタレント)の番組を見たことがありました。その時、彼はAmerica Firstという自論を展開していたのですが、その内容は当時、最強の敵だった日本を(名ざしこそしないものの)念頭に、如何に米国が強大で(日本ごときが)追い抜けるはずがないか?…を説明するものでした。
    彼いわく、強大な生産力と金融力があり、その規模は米国を除く全世界と同等であること。国内市場の強大さは他国の追随を全く許さないこと。天然資源に恵まれ、しかも移民大国の米国は人的リソースが豊富で将来性の尤もある強大な国家であり、これらの条件を満たす他国が見当たらないことを実数を上げて説明するものでした。

    正直、この民主党員はすげぇ難敵…(゚д゚)!?

    …と恐怖を感じた程でした(爆
    当時、トランプさんは民主党の支持者で、将来対決することになるクリントン大統領夫妻とも非常に仲がよかった有名人でした(爆笑)。なのでいまのような排外的な色彩はほとんどありませんでした。しかし今に通じるAmericaFirstなどの考え方もこの頃から披瀝していましたね。その中でBuy Americanは繰り返し述べていたので、ワイが思いますに、多分、トラさんが貿易赤字を気にしているのは彼本来の特性なのではないでしょうか? もともとが不動産屋という実物を売る商売なので、モノの流れに関して敏感なのかもしれません。自国が貿易で黒字を出したほうが良いというのは彼の生来の信念のように思います。

    ちなみに、高度な経済力をもつ先進国は貿易収支は常に赤字の傾向が強いのです。理由は簡単で国内市場があまりにも強力なので、自国の生産品だけでは足りず、海外から輸入するしかない…という事です。逆に言うと韓国のように輸出で生きていくしかない国というのは、韓国国内の市場があまりにも小さく貧弱なため、海外に自国製品を輸出するしかない…というのが現代的な解釈論です。というのも韓国は黒字を出しているにも関わらず、国家破綻の危険性が叫ばれることが多いことが上げられます。「なぜとてつもない貿易赤字を出す米国が先にくたばらないのか?」の理由が「貿易赤字・貿易黒字と国家破綻とは、直接的かつ死活的な関係にあるわけではない」という事実があるからです。これは管理通貨制度下においてよく認識されるようになった話なんですが、実は我らの大日本帝国はWW1の一時期を除けは一貫して「貿易赤字大国」だったということは全く知られていません(爆笑

    科学技術力・生産力で欧米に劣り、生糸くらいしか強い輸出力を持たない大日本帝国は米国との戦争によって破綻したのであり、それも帝国政府が無条件降伏したことにより「政府の消滅」というデフォルト案件だったわけで、1930年以後の高橋財政(つまり財政ファイナンス)により国力が急激に回復しフランスやイタリアを超える程のGDPを一瞬で蓄えた事を考えれば、貿易赤字が死活問題ではないという事が分かります。

    ただし米国は産業の栄枯盛衰が激しく、現在では金融とIT分野が米国のGDPの約半分(とは言っても1200兆円規模…(゚д゚)!?)を生み出しています。日本は世界でも最も産業の裾野の広い国で、未だにFAXが死に絶えていないで現役バリバリなように、農業・鉱業・漁業からハイテク産業、流通・金融などサービスや製造業など極めて幅広い業種がしぶとく生き残っています。このしぶとさは間違いなくプラス要因であり、突然、輸出力復活…ということもあり得る日本の強さであり、米国などではあまりないかも知れないなぁ…とは思うものの、でもトランプさんの貿易赤字の気にしすぎ具合は「過剰」と思えますね。

    ちな、彼のヘアーセット代金は700万円だそうですが、「むしろ安い」のではないかと思うのです(爆死
    よく出来てますからね。み○もんたさんや小○ラ智昭さんやマジンガーZさんなんかと同じ「パイルダーオン!」系の合体ロボ系の人種のなかでは最高の出来だと思います。大統領だった時、強風に吹かれても、比較的ナチュラルな動きをしていましたから→トラヅラ

    あれ、米国製品なんでしょうかね…(´・ω・`)?

  • 国民のどの程度が認識してるか分かりませんが、この安倍政権時の政治家と官僚たちの働きだけでも他の内政における失政全部をカバーしお釣りがくると思います。

    私は安倍さんの内政には結構不満がありますが、じゃあ試しに自民党の他の候補や野党にやらせたら国民の暮らしと安全がどうなったか。

    今の政治を見るに政治家や官僚はもちろん、国民がもっとクレバーになって欲しいと切に願っています。

    作者からの返信

    カクカイ様…m(_ _)m
    いつもありがとうございます。安倍前首相に関しては内政・外交ともに非常に良いというべきだとワイも思います。反対してるのはパヨ公とマスゴミだけで、しかもその数は騒ぐほどいません。パヨの敗けです。

    ただし、彼に関して言えば「人を見る目がまったくない」という致命的な欠点があり、その最たる例があの「バカ嫁」です。桜を見る会も、安倍が嫁のために酒宴を開いたというのが真相のようで、このような公私混同は全くの論外です。また森友・加計など安倍に親しい人物や、稲田や森喜朗のような安倍が期待と感謝をこめて送り出した人間が尽くバカかドジ踏むかカネに汚いか…では、むしろ安倍氏が気の毒というしかありません。その意味で悪く言われることの方がおおいのでしょうが、しかし日本に大きな貢献があったことを否定するのは歴史修正主義であり、パヨクがよくやる汚い常套手段です。特に経済的にはそれなりの効果があったのも事実でした。第三の矢がなんだったのかがわかりませんが…??

    ワイ的には安倍氏には功罪があり(当然)、良い所も悪い所もあったものの「多額の債務を背負った国でも大規模金融緩和は可能」というのは全人類にとって朗報だったと思うので、「まずは良かったのでは?」と考えています。憲法九条改正にあまりに傾倒してしまい、本来の経済の活性化が不完全だったことがワイとしては残念でした。当然、ワイはマネタリストなので、この結論になります。

    ちな、安倍っちは海外では非常に評判が高い(左翼系メディアや中国人を含む)事を意図的に無視すべきではないと思っています…m(_ _)m
    歴史の正史も、きっとそのように記述するのでしょう。大人物ではなかったものの、奇妙に好かれていた古いタイプの保守系自由主義者…そんな所でしょうかね(´・ω・`)?