応援コメント

§8-2-2・負の所得税その2 〜累進課税制度の有用性について(後編)。日本は昔から格差社会?! でもベーシックインカムなんて使っちゃダメよ インセキオトシタロカヽ(`Д´)ノプンプン」への応援コメント

  • その通りですね。皆が、適職に就ける様にすべきでしょう。

    作者からの返信

    @yamato290様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    お手数ですが、時間のある時でよいのでベーカムに関するこちらの方もご一読ください。

    https://kakuyomu.jp/works/1177354054885841125/episodes/16816452218959603128
    「デスラー「竹中くん、キミはバカかね?(呆れ)」 ←ベーシックインカムなんか支持する新自由主義者なんて、アンタ以外に一人もおらんよ…(呆れ」

    ベーカムは「全員が貧しくなる」悪手です…m(_ _)m


  • 編集済

    某ゆっくり妹()さんは、生きるのに必要最低限の所得について保障するBIを支持しており(無論負の所得税のが良いと言っていましたが)、それで働かない奴はどのみち働かないと仰ってました。同じ新自由主義左派でも是々非々,諸所の考えに違いがあるのは面白いですね。

    ……と、なると自分の判断が難しくなるわけで。はてさて。もっと多くの本を読んで勉強しなければ。

    作者からの返信

    爆撃様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    ご承知の通り、新自由主義者には多数の派閥があります。そもそも「個人の自由」「国家やイデオロギーの束縛からの自由」を標榜する新自由主義者が、一つの組織としてまとまるわけはなく、そのため意見は人の数ほどある…というのが実情かと思われます。
    高瀬に関して言えば、新自由主義者の中ではP・クルーグマンに近いかもしれません。ただし彼のことは嫌いなのですが(爆

    僕個人的な見解として、リバタリアン(そしてコミュニスト)はすでに死んだと判断しています。リバタリアンは「自由絶対」、コミュニストは「平等絶対」という極端な人たちですが、彼らには重大な欠損が存在しています。管理通貨制度下において国家が不換紙幣を発行し始めた場合、もはや「通貨発行国」からは逃れることが出来ない…という現実です。長いですが、説明します。

      ※     ※     ※

    リバタリアンは税金を全廃し、医療年金含めて「全て自分のカネ」でやるべきという人たちです。そして自分の努力によってカネを稼ぎ、このカネで自分や家族を養い、守り、豊かな生活を実現し、同時に国家による束縛〜税金だけでなく徴兵制やら何やらの「国民の義務」という「奴隷状態」からの解放を狙っています。国は存在すべきではなく、その意味で「無政府主義的資本主義」が究極の(理論)目標です。つまり「自分のためにカネを稼ぐ」です。考えてみれば当然で、全ての生物の遺伝的構造は「利己的な遺伝子」なのでリバタリアンこそがある意味、正しい生物のあり方です。しかし真実の表出である「現実」はリバタリアン的な進化を推奨していません。ゲームの理論的な考え方さえ必要なく、リバタリアンには解決不能な絶対矛盾が存在しているからです。

    我々はこの「なぜ〜ヤマト」の中で「カネは国債によって発行される」という事を理解してきました。国債は全国民の現在と未来の総資産の一部を「税金」として徴収し、彼らの資産を担保に発行されます。よって国債は「国民が信託した債券」で、この信託を以ってして「無限大の責任をもって債券の額面を利子(表面金利)をつけて返す」という信頼感のある「特殊な手形(自由に譲渡が可能な手形)」となり、この「信頼」のために中央銀行が発行した紙切れ(紙幣)と「等価交換(ただし金利分は除く)」することで逆に「紙幣」に「カネ」としての価値付けが可能になるということです。一万円札があるから国債を購入できるのではなく、一万円の額面のある国債を「10000円と書いてあるただの紙切れ」で交換したために「10000円札」になる…という事です。よって国債=紙幣(通貨)であり、どちらも「所有者移転を可能にする手形」になりました。

    他方、カネ(=国債)は市場に撒かれた時、インフレを発生されます。インフレは強靱な産業金融国家においては経済成長を誘因しえます。逆に経済規模に比べてカネの量が少ない時は、「物の数が多すぎる」という状況になります。よって「物価は下落圧力を受ける」という事ですので「生産力の衰退」…つまりデフレをもたらします。

    我々は1980年以後、爆発的な経済成長によりダウを始め株価が爆上がりし、国富は驚異的な増加を見ました。これも80年代以後、世界経済を牽引する米国においてGDPの35%以上が金融関係から生み出されているという事に起因します。これは米国の製造業がGDP比で15%程度しかない事(そうは言っても米国物品総生産力は260兆円を越え、フランスのGDP丸々一個分)と比較して巨大なだけでなく、「投資によって更なる富を生み出す」という「貨幣乗数」の効果そのものです。カネがカネを生み出す時代に、カネを(国民資産を担保とした)国債を刷りまくることで増加させ、この結果、産業力全般の増強と更なる金融資産の増加の両方をもたらしているのが2020年までの地球です。

    これは要するに「国債(の増発)によって世界の富を生み出す仕組み」が現在の世界の基本構造ということです。よって「国家なしでは成立しない」構造です。ドルなり円なりの通貨は米国や日本という国民国家の政府が国債を通じて発行したものだからです。なら、国や政府が存在しない無政府主義の状態になった段階で、カネそのものがケツ拭く紙にもならないという事です。
    同時に「税金という担保があって始めて国債は信認・発行できる」というメカニズムから考えても「税金を払わない」事は成立しないことも分かります。この世の中が債券を建てて、この債務を消化する過程で発生する金利を中心にインフレが生成され、これが産業と通貨の増進をもたらしている時代にあっては国債のバックボーンとなっている税金無しでは「紙幣(=通貨)への信頼がなくなる」からです。

    なので税金を収めないで自分の稼いだカネを自分のために使う…というリバタリアンの理屈が「そんな状態のカネは、そもそも全く価値(=信頼)がない」のであり、価値のなくなった紙切れを必死になって働いて稼いだところで紙くずの山が増えるだけ…という絶対的な矛盾を解決できないのです。

    これは米国第三の政治勢力であるリバタリアン党において早初期から懸案となっていた事でもあります。連中はコミュニストほどの馬鹿ではないので、直ぐにこの矛盾に気づきました。政府や国家を噛ませない通貨は無価値であるということです。そこでもう一度「金本位制に戻そう」という話になったようです。つまり現在の管理通貨制度(租税を担保に政府が国家保証付きの債券を発行するという制度)における不換紙幣(←通貨に、国家以外の担保が存在していない)をやめる…という理屈ですが、歴史的な展開をふりかえれば分かるように、既に20世紀初頭には産出される金の量に比べて経済規模が拡大し、金が採掘できないことによるデフレが発生した事をケインズが指摘していました。正に金本位制などを今さらやろうものなら一気に経済がデフレ化し、既存の債務によって人類は死滅するでしょう(笑

    勿論、宇宙開発が進み、太陽系開発の過程でGoldが想像を絶する程大量に取れるor核技術の進歩で錬金術のようにGoldが大量に生産出来るかもしれません。しかし大量のGoldの発生は金価格の下落を招き、これが兌換紙幣の価値を下げます。銀と銅、ニッケルなどの別の兌換性貴金属との兼ね合いで金暴落→通貨暴落の可能性さえ出てくるかもしれません。
    また現在でもGoldをバックボーンとして自国通貨を発行している国は結構あります。米国がそうですし、ドイツやフランス、イタリアがそうです。米ドルに頼れないロシアやインド、ポーランド、中共なども多額のGoldを中央銀行が保有していますが、これもあくまでも「最低限の担保」であり、現在の経済規模で兌換紙幣を発行したら「Goldの量が全く足りない」という事に代わりはありません。デフレ要因であり、「カネを稼げなくなる」という事です。現実的ではありません。

    此処でもう一つ、暗号資産の話が出てきそうですが、ビットコイン等もそうであるように「まず最初に10万円くらい入金して」から始まっています。出だしから「国家の担保のついた」通貨が必要という段階で、「じゃ世界中の国家がなくなった時、どうやって始めるの?」〜暗号資産も現在の不換紙幣に根付けされているということです。これは重要なことです。マイニング等の極めて優れたシステムを案出したナカモトサトシさんはもっと評価されるべき逸材ですが、自己完結しているカネではなかったということです。よって兌換紙幣にさえなりえないということです。逆にいえば国家の役割は「カネの担保」ということです。最も重要なことです。そして税金が絶対に必要な理由でもあります。少ないほうがいいに決まってますが(爆

    そこでこれからは「国がカネを稼ぐ」という「社会主義型資本主義」という、およそ新自由主義者でない話をガト公の世界を使って説明していくつもりです。管理通貨制度に移行し、不換紙幣を発行し始めた段階でおよそ新自由主義者や共産主義者は敗北しました。あとはこの環境をどううまく使っていくかだけでしょう。

    「彼女にするなら処女で一途なおにゃの子がいい」そう願いつつ死んだクリスチャンの高校生男子が異世界転生したら、ビッチと売春婦と男の娘しかいない世界に生まれ変わった、しかも元の世界には戻れない…としたら、どうするか?
    正解はビッチや売春婦や男の娘が稼いだカネを運用するファンドを作って、真面目に童貞守って大儲けする…このくらいしかなく、成り上がって王国の若き英雄になりたいのならばGPIFのように「自分がまったりスローで建国した王国がカネ稼いで国民を食わせてやる」のが良いのではないか?…程度の話になる予定です。この方がベーシックインカムなんかよりも遥かに国民を幸せにしてやれるとは思いませんか…(๑¯ω¯๑)?

  • いっそ何も食わないで済むホモ・デウスになった方が早いのでは……?

    作者からの返信

    有部様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    実はこの問題、本文の続きで書こうと思っていた事になります。
    「なぜゼムリア人はあれほどの科学力があるにも関らず、戦闘ロボでなくてゼントラーディ人…もといガトランティス人を製造したのか?」という疑問です。

    つ「ロボは消費活動に参加しないから」…たったこれだけです。

    経済的に考えれば、実に簡単なことだったのです。ロボットは「需要と供給」の構造の中に組み込むことが難しい存在だったからです。ロボは壊れにくく、製造コストもラーニングコストも低く抑えることが出来ます。人のように「日々、飯を喰ったりパチをしたり」といった「無駄金」を使わない存在です。しかも壊れたらそのまま捨てればよく、この際も「投資分に見合う回収が出来たか?」だけの存在です。つまりロボは「消費者になりにくい」のです。

    ロボが飲んだり喰ったり遊んだり、時に壊れてくれたりすれば、ロボ用の飲食店やインバウント収入が期待でき、壊れたら技術屋に仕事が生まれて、ここに資本と消費の関係が成立するのですが、ロボは自分の自由意志を持たず、また「生きていたい」という意志に伴う出費を自発的に行いません。これが市場に組み込みにくい最大の理由で、挙句、意外と壊れにくいのでメンテ費用が安くすむか、高ければ他の代替品にとって替わられる事が多く、「単なる道具」の域を出ないのです。

    人間とロボットの関係は「主人と奴隷」の関係に過ぎません。かつての奴隷制度の場合、奴隷だった人間が飯を喰ったり、最低限の衣・住環境を整備する必要があった事や、奴隷が反乱起こすとかの問題もありデメリットとコストがかかるだけでなく、それ以上にキリスト教的人道主義と「普通の市民」に戻すことで「消費に参加することのできる自由市民」になることのメリットの方が大きかったということです。
    奴隷の時には労働意欲に欠け、生産(供給)においても効率性や革新性があったかは疑わしく、主人の側も日々のコストがバカにならなくなったということです。特に奴隷が自由市民になったことで生じる「消費市場の拡大」は大きく、かつて奴隷制を持っていた米国が、辞めたら世界最大の消費市場として君臨しているという歴史的事実は揺るがないと考えます。これがいまでも米国の季節農業労務者(←労働賃金が凄く安い。中南米などの人間を搾取しているとさえ言えるほど)が低賃金で働かされているものの、同時に多数の消費市場を構築出来ることから成立している環境だというべきです。出稼ぎだったとしても、発展途上国に莫大な外貨収入をもたらし、これが国力増進とGDPの伸暢をもたらすことはフィリピン・ベトナムの例から見ても明らかです。

    国家は経済であり、経済は需給の問題であり、この円滑化に通貨(含む国債)が必要です。なら需給の中に入り込むことの出来ない存在は「人格がない」というべきかもしれません。ロボは単に「供給サイドの効率性を高める」だけの存在であり、消費者にならない事が問題です。国力すなわちGDPの約6-8割は国内市場なので(←先進国は)、この国内市場の隆盛に貢献しないロボは「客でないならタダ働きするか、出ていけ!」程度の存在にすぎなかったのです。

    こう考えるとゼムリア人がガトランティス人を作ったのは納得です。連中は「戦うために作られた人」で、なるほど倫理的に問題があり、また文学やポリコレ的には格好の人材とは言えるでしょう。しかし「ただの軍人」とも言えるわけで、日々、飯を喰ったりパチを打って遊んだり、病気になったり死にかけたりしたら医療を受けたり戦ったり…だったら、食い物屋からパチ屋、風俗や医療関係者(特に薬やヘルスケア関連)・軍事系企業の株価は上がるでしょうし、ここに投資するファンドなども増えるでしょう。ガト公は「戦う」のが仕事なので、ちゃんと仕事してくれる「労働者」です。特に「死者を生き返らせる技術さえある(at 2202)」ならば…

    ガト公「ワイら、戦争してあげてもよろしくってよ(๑•ω-๑)♥」

    …結構、ウキウキだったかもしれません。略奪暴行全然OKだったら、対外戦争する意欲も湧いてくるというもの(爆死)。本来、戦争は「略奪」という名の仕事なので、需給から言えば供給サイドに貢献する「生産的活動(≒富が増える)」とも言えるわけです。

    てか、ガト公をバンバン製造するというのは、現代的に言うならば「軍人やってくれたら、ワイの国に帰化させてあけるYO-」と殆ど違いがありません(爆
    一部の識者に言わせると、日本の衰退は人口減によるところが大きく、移民を受け入れて市場を拡大すれば良い…という意見のまさにガトランティス版といえるわけです。人造人間か否かはこの際どうでもよく、「需給を生み出す人」であればよかったというだけのことです。

    そもそもロボは主体的な存在ではありません。そのため「自分のやりたい事がない」だけでなく「死にたくない」とも考えません。これらは、後から人などがプログラミングするか、さもなければもっとドラスティックに「ロボによる生存競争環境を構築する」→つまり生物が過去45億年かけて辿った進化の過程を「ロボに勝手にやらせる」事で、もしかしたらロボが意志を獲得するかもしれません。ただし僕はこの考え方に否定的です。

    もともとRNAが自己複製するという機能を有していたようで、この過程で「二本のRNA索に一旦分割し、再結合する」ことで異物の侵入と複製を排除する…から生物の雌雄が始まり、この過程でビークルとしての生物に進化。これが脳および神経反応体を持つことで生物同士の生存競争に対応し、この進化の果てに文明が出来て経済活動を構築する「社会」にまで進化する…だったら、この過程をロボが辿れるかどうかだと思います。

    ゼムリア人もコンピューターシミュレーション等で「疑似生命体としてのロボ」を作ろうと頑張ったのかもしれませんが、ロボに自然淘汰と環境適応をためしたものの、上手く行かなかったのでより簡単な「ワイらのコピー作ったろ」的になったのかもしれません。カネにあざとい連中ならば、ロボだらけになったとしても国力の増進には役に立たないと判るからです。

    つまり「喰わなアカン! 遊ばにゃアカン!」…という自堕落のススメです(爆

    この結論から考えれば「ロボット文明は存在しない」と断言できると思います。
    あとは、ヤマトの新編でロボット帝国とヤマトの諸君が戦争を始めないことを切に祈ります(爆死

  • ゴーン警備員さんが、従業員のクビを切っても心が一切痛まない、という優れた能力を持っているように……
    ベーカムも、与える方と与えられる方の両方のお花畑のお馬鹿さんに、夢を見さしてくれる、という優れたメリットがあるわけですねぇ。チーン。

    作者からの返信

    尻鳥様、いつもありがとうございます(≧∀≦)

    >ゴーン警備員
    wwwwww。今年の年末の『ガキ』に出てきそうですね。

    >ベーカム
    最大の問題点は『心身に傷を負っている社会的弱者に公的扶助を与えるべき』という社会保障のセーフティネットが崩壊することだと思っています。僕は幸いにも身体が頑丈ですが、生まれ持って障害のある人は沢山いて、やはりかなり大変(特に金銭的に)なんですよ。これは救わないと。それもできるだけ低コストで。つまり現在の日本の福祉制度および健康医療保険制度は『制度の劣化』が問題であって、辞めてよいわけではなく、限界があるのなら優先順位をつけるのはやむなし…という理屈です。
    身体の頑丈なニートが、心に障害があるなら、まあこれは仕方ないので救わねばならないとは思います。つまりニートでも働きやすい場所とか、彼らの趣味がカネになる(←税収入の自然増への期待)とかの何かの方法が必要ですが、より深刻なダメージのある人たち(腎臓透析が必要な人とか)に、まずは優先的に資本を回したほうがよいとは思っています。どう考えてもベーカムがこれに貢献するとは思えないので強く否定してみましたm(_ _)m

    まあ、増税という手段もあるのでしょうけど、正直、できるだけ避けたい訳でもありまして(汗