ありえるかも知れない最悪な未来、を回避する選択というのは、時として衆愚の感情を逆撫でしてしまうのですよね。ヤマッテではどのようにして世論を統一できたのか、それが気になるところです。
ただ、日本人に限るのなら、統計的にではありますが、意識的・無意識的にとても高い判断力がある、と思っているので、ぶつくさ言う層はあっても影響力が少なくすんだのではないか、と考えてはいます。
現代における平均的な国民の判断状況もまた「アメリカの奴隷になるか、中国の家畜になるか」「自民党に搾取されるか、野党に殺されるか」という選択の結果ではないか、と思っています。
作者からの返信
尻鳥様、いつもありがとうございますm(_ _)m
僕が思うに、ヤマッテの世界では「世論統一出来た試しは無い」だと確信しています。なので対異星人戦闘に突入した、という結末です。特に2199の場合、なんとなくですが「以前からコッソリとガミ公と極秘交渉していた→決裂→ムラサメ先制攻撃」みたいな流れさえあったような構成になっていますから、よりリアルかな?と思えています。まあ、愚か過ぎるので絶滅寸前まで追い詰められるのはとうぜんでしょうね・・・(´;ω;`)
また日本人ですが、国民意識の統一性は災害などの国家・国民的大災害が多いことと天皇制という一つのシンボルが効果的に機能しているからだと思います。前者は分裂と対立が破滅を導くことを、後者は日本人のあるべき姿のわかりやすい一例として存在し、同時にヒエラルキーを構成しているということから、結果、統一性の高い社会が構築できたのだろうと思いますが、にしても日本は例外だと思います。天皇と平民だらけの国という意識を全員が共有しているというのは世界的に見ても単純化されすぎていますから。1/30-/40が外国人or外国籍由来の人達という事実を前にしても、結局、我々は単一民族or同じ日本人という考え方が出来るのは他国ではありえないでしょうね。
日本人とて意見はそれなりに多様性があるのですが、国難に近い状況の時には、まずは一つの統一した意見を提示する・・・というのは、個々人の中で右から左まで多くの回答を事前に準備していて、それを状況に合わせて柔軟に引き出せる能力に長けた文化が日本文化なのだろうと思います。間違えていたら、あとで修正すれば良いという柔軟さも持ち合わせているようです。なので統一性が維持されているのかな?と。
人々の分裂は社会の破滅をもたらすので、2199年には本当に日本人以外は死に絶えていてもおかしくないかも? と最近は思うようにもなりました。
なので現代的な国民の平均は「アメリカはいよいよヤバいんじゃないのか?中国はヤバイだろう」「自民は嫌いだが野党より多分マシ」というのが日本人の統一したコンセンサスだと思います。これに合わせて時期折々の選択をするのでしょうね
日本は凄いですね。
作者からの返信
@yamato290様、いつもありがとうございます…m(_ _)m
日本のこのやり方が正しいのかどうかは「正直不明」です。しかし裏返せば「米国中心の世界秩序の維持」に明確な支持を出しているという事でもあります。米国が消滅したら、日本円もまた紙くずとなり、その結果、日本も落ちぶれるからです。そう考えると2190年代に、米国がガミラスと戦って敗けた時に、ドル暴落→日本円大暴落の可能性はありましたね。ただ、2199版では沖田提督が第二次火星沖会戦でガミ公を追い払っているので、これを機に日本円が爆上がりした可能性が大です。おそらくこうして日本は2199年以後、地球人のなかでは最強国家として君臨することになったのかもしれません。戦争での勝利はこういう「甘い果実」を落としてくれるものです。
…とはいえ、遊星爆弾でボコボコになり、その後、激しいインフレが発生したであろうことは確実なので、「仮初めの勝利」もしくは「あまり意味はなかった」と考えるのが普通なんですけどね(爆