「なぜ日本経済は絶対に破滅しないのか?」について宇宙戦艦ヤマトの世界観を使って、イヤになるほど説明する!
§7-1・どーして2202年では、ガト公と戦ってるのが日本人だらけなんですか? ←他のヤツらはとっくのとうに逃げたか死んだかして誰もいないからです
第七章 『地球連邦政府と大ガミラス帝星との間の相互協力及び安全保障条約』の内容と結果についての一考察
外国国債の意義ある使い方 〜2200年、人類は破滅的な国家債務と経済破綻をどのように数年で回復させたのか?
§7-1・どーして2202年では、ガト公と戦ってるのが日本人だらけなんですか? ←他のヤツらはとっくのとうに逃げたか死んだかして誰もいないからです
前章までの話で、日本が背負っているとされている『債務』が見えた。日本の債務は『国債』という『政府の債務』であり、これを購入した者にとっては『資産』なのだ。そして保有者の95%が日本人であった。よって日本国の中に滞留する『資産』だった。海外に『日本政府の債務』つまり本当の意味での債務というのは5%前後に過ぎない。外国人の購入割合が増えることは、あまり良くない。それは『外国人にとっての純資産』であり、政府にとってみれば外国へ流れていったカネ(←通貨=国債)or『外国への借金』だからだ。
一方、国債は日本経済を活性化させるドーピング剤だった。たしかに国債はGDPの二倍程度の大きさまで膨れ上がっている。これは割合から言えば世界最大だ。しかし同時に『借入金』であって、結果として国富の増加につながっていた。しかも『総資産=純資産+借入金』という理屈からして、借入金がデカくなったことにより日本国の総資産は増えた。挙げ句、ドーピング剤として国富の爆発的な増加をもたらしたので純資産の増加に寄与した。なので、国債の発行量が多いことは(特に国内で消費されているのであれば)むしろ『良いことだらけ』なのだ。なにしろ国民の資産が増えるのだから。
しかし、問題がないわけではなかった。政府の借金=国民の資産ではあっても、政府を選挙で選んでいるのは国民なのだ。だから政府の借金は同時に、国民に連帯保証人であることを強要する。ということは『国債=政府の借金=国民の資産=国家・国民が連帯保証人』ということになる。国民は債権者&連帯保証人のダブルポジションなのだ。
自分が連帯保証人になったなら、なるほど、借金が増えていくのは不安この上ない。だから、もしあまりに莫大な債務を抱えたのであれば『計画倒産』してみる・・・債務整理をするということも選択肢に入れてよいはずだ。どうせ自分が貸したカネなのだし、それが不渡り出したというのなら自分が債権放棄すればいいだけの話だ。そこで、もう一度、国債という『政府の債務』の有り様を、購入者との兼ね合いで考えてみる。すると・・・
※国債
政府の債務 = 国民の資産+日銀の資産+政府系金融機関の資産+外国人の資産(←日本の対外債務)
・・・となる。するとオカシナことに気がつく。国債を持っているという意味においては『国民』も『中銀』も『政府系金融機関』も同じということだ。なのになぜ国民ばかりが増税されなければならないのだろうか?? 連帯保証人制度は『持っているヤツから総取りする』という悪い制度だ。だから純資産で1.800-兆円も持ってる国民から税金の形で収奪すると考えたのだろう。しかし他のヤツらから取り上げても問題はないはずだ。国債に違いなどないからだ。
だったら中銀や政府系金融機関の国債をチャラにしたらよいではないか?
2001年にノーベル経済学賞とったスティグリッツも『ソレ(・∀・)イイ!!』って言ってたよ!
2018年の日本は景気浮揚策のための大規模金融緩和によって、中銀がGDPの100%以上の国債を抱えることになった。しかしこのためか、他の国と違い外国人の保有割合が極めて少なくて済んだのも事実なのだ。
これは『普段から国債増発によって金融機関の資本力を増強し、また国債の増発による国内の景気刺激策の結果、国民が莫大な富を持つようになった』からのことだった。大きく借りて、もっと大きく経済成長したのだ。よって、大量の国債を国内で消費する余力を持てた。そのために無理に金利を上げる必要もなかった。高金利にしなければ国債を買ってもらえないというわけではなかったからだ。これが他の国とは決定的に違う強みだった。
前述のように『日本人=債権者&連帯保証人』という複雑な関係だ。つまり国債を消滅させることは借金を消滅させるだけでなく、自分たちの資産を目減りさせることでもあるし、債務整理とは要するにそういうことだ。誰かが損をする。また日本国民が『連帯保証人』であるというのなら、債務整理が終われば借金の心配が激減するということでもある。ここでもう一度、国民の資産を考えてみる。すると・・・
※国民総資産 =(国民+日銀+政府系金融機関+政府)✕動産・不動産・対外資産 ・・・のはずだ。大まかに言えば。
この中には国民、日銀、政府系金融機関の持つ国債という資産も含まれる。これを一部、『無かったことにする』だけの話しだ。ほぼ全ての国債の保有者である日本人が、国債をどうするかをガイジンにガタガタ言われること無く自分たちで決めればよいだけの話しに過ぎないのだ。ただし、そのために国民が増税で負担するくらいなら、まず先に国が率先してやったら良い。たとえば中銀保有の資産であるGDP100%分の国債という資産を抹消すればよい。誰の資産を削っても構わないはずだからだ・・・
※ ※ ※
これが長々と書いてきた結論だった。国債は日本国を豊かにするドーピング剤だ。
そして豊かになった国内で国債を消費しまくり、最後はみんなで「なかったことにしよう」と言っただけのことだ。
それも中央銀行や政府系金融機関といった、国民以外の資産(=国債)から抹消しようぜヽ(^o^)丿 ・・・と。
これは錬金術だ。そして日本人は錬金術師だ。魔法使いなのだ。
自らに魔法をかけ、自らがチート能力を身に着けた無敵魔法戦士だ。この強大な魔力をもっているからこそ巨大地震や大津波、火山噴火などの強大な敵と戦い続けることが出来る。我々は他の国のような劣弱者とはワケが違う。日本人は国債を使って強靭化を図らねば死滅する。常に脅威に
なにしろ自分の身の丈の倍もの魔力を自分にかけた。とんだペテン師であり、ある意味、すば抜けて勇敢で頭が良い。まさに勇者にふさわしい。
あとは生真面目になりすぎず、『ヤリヌケ』するずる賢さを持てればよいだけのことだ。ずる賢いとは『ズルい』のではない。ずば抜けて『賢い』ということだ・・・。
たとえば東日本大震災の被害は莫大で20兆円を遥かに超える。ということは、もし国債によるドーピングが無かったならばこの災害を受け止めるだけの国富がそもそも育成出来ていなかった。巨大地震のない国なら国債は必要ないかもしれない。20兆の損害と一万人以上の死、そしてその数倍の人間の生活が破壊された。しかし日本の総国力は10.000-兆円相当(一京円)ある。この国力があって始めて全滅を免れているのだ。
忘れてはならない。地球環境を保護するために『経済成長無き』持続的な成長政策など、採り始めた段階で日本人は死滅する。成長し続けなければ自然災害によって死滅するのだ。それほどの損害を受けるのだし、損害を克服するだけの経済力が常に必要だ。それも何度やられても生き残るほど必要なのだ。
そもそも巨大地震や大津波、破局噴火するような大地に対し、なんの感謝の気持ちを抱いて保護してやらねばならないのだろうか? むしろ地球環境に請求書を突きつけてやるのが正解だ。日本をカッターナイフで切り取って波動エンジンをくっつけて、イスカンダルまで飛んでいったほうがマシなのだ。なにしろ我ら日本人は古代守と同族だ。すでにイスカンダル・スターシアとは親戚なのだ。贅沢は言わない。水の惑星に、わずか38万平方キロほど海水浴させてほしいだけの話だ。クジラなんぞ保護する必要もなく、行き掛けの駄賃に食いつぶして残りを燻製にして持っていったほうがマシだ。ガミラスがやたらと他の可住惑星へと力づくで移住したがっていたように、だ。
22世紀末でもそうだった。国債による国力増強策によって国土強靱化を図っていたから
しかも2150年代の経済破綻とその後の債務整理事業を通じて、再び強力な国家へと復活していた。強靱な国家体質から、その強靭化のための負債を引き抜けたのだから単純により強靱になっただけのことだった。しかし可能だったら、自らの意思と知恵で『計画倒産』するべきだったのは言うまでもない。そのほうがより効率よく強靱になっただろう。日本は国債という債務で死にかけたが、本来は死にかけることさえ有り得なかったのだから。
これも世界中の人達から「生真面目で秩序正しい」と言われたいがために、『借金踏み倒し』というズルが出来なかった『見栄っ張り』の悪癖のせいだ。海外から『日本はすごい』・『品行方正なフェアでクリーンな国』とただ単に言われたいがためだけに、『政府の借金の連帯保証人』たる国民が「自分の借金ナシにしよう」と言えなかった痩せ我慢のせいで死にかけたのだ。ジロジロ好奇の目で見ている外国人など、国債の5%の保有者に過ぎず、しかも多くが中国人だ。向こうもこっちも「死んだらいいよ」といがみ合ってたはずなのに、だ・・・。無駄な我慢はバカ過ぎると言っただけのことだった。
そもそも債務整理は債権者が「OK (๑•̀ㅂ•́)و✧」と言えばよいだけのことで、日本国民は債権者だ。我々の国債という資産を抹消するだけのことだ。なので無意味で使途不明な増税などすべきではない。増税は国家の経済成長を阻害するだけだ。そもそも増税して国力を増強した国はない。国力増強は国債がもたらすことはすでに実証として述べまくったつもりだ。しかし国債の発行量が多すぎるというのなら、増税ではなく、もっとシンプルに『チャラにしたら良い』だけのことなのだ。同じ時期、ガミラスがコッソリやっていたように、だ・・・。
※ ※ ※
対GDP比200%を超える程の莫大な国債を発行する勇気があったおかけで日本は生き延びた。しかもこれを超低金利かつ国内で消費するという知恵で可能にした。この結果、日本は強靱な国家のままガミラス戦役を迎えることが出来た。他の国にはこんな勇気はなかった。よってボロった。
他の国も対GDP比200%の低金利国債を発行する技術を持っていればよかっただけのことだった。
そして、イザというときに、皆で一斉に中銀なり政府系金融機関なりの国債を、全地球人規模の同意の元に『無かったこと』にしておけば、なお良かった。増税で国力を増強させることなど有り得ない。国力増強は国債増発によって起こる通貨的現象だからだ。
これらを冷静に勘案した結果、イスカンダル・スターシアは日本を選択した。妹さんのイスカンダル・ユリーシアは日本に来たのだし、BBY-01ヤマトは日本製だった。コスモクリーナーDなるコスモリバースシステムも多分、日本にある。なので時間断層も日本にあっておかしくない。そして2200年代以後、日本が対異星人戦の矢面に立たされたとしても全く不思議ではなかった。
他の連中は逃げ出したか、後ろに回っているか、さもなければとっとと死んでいたからだ。貧乏くじは日本人に引かせれば良い・・・と、内々考えていたのかもしれない。
ガミラスは意外と弱かった。
かつて国家債務を抱えていた彼らは、帝国中央銀行が抱えていた国債を証券化し、100年以上寝かせて価値が自然減損してから償却することにした。上手いやり方だった。
ガミラスは日本に似ていた。ただし彼らはより利口で、インフレーションこそが高度技術文明の母であり、インフレが宇宙の真理であることを知っていた。なので、最後はどうあがいても国債の増発によって死にかけることも判っていた。なにより自らの生存により貪欲だった。全てを判っていたのだから、生き残るために政府債務の抹消(←国民資産である国債の抹消)に取り掛かる勇気と知恵があり、その先に、懲りること無くさらなる国債の増発で、もう一度更なる国力の増強を行うべきという優れた戦略眼も持っていた。
ガミラス人もまた自らの二倍の魔力を自分にかけて桁外れに強力になった。この時、魔法の使用料たる国債の負債つまり『(政府の)借金』の支払いに関しては『
経済成長インフレが必要となった時、より手っ取り早く確実な手段として対外侵略を活性化させた。国内外で経済力を増強するため、なりふり構わぬ行動に出始めたのだ。これは間違いだった。
長く続いた激しい対外戦争が国富を超える負担となり、国力を劣化させた。そのためテロン人のような劣等人種に帝都バレラスを踏み荒らされる醜態を晒し、その後、テロン人と平和友好条約を結ばざるを得ないミジメな有り様に転げ落ちていた。BBY-01ヤマトの旅程は、決して幸運だったワケではない。長年の戦争でガミラスが勝手に弱っていたから可能だったのだ。ヤマトにとっては『
こう考えると、やはり戦争は悪いことなのだ。見ている分には楽しいが、自分が参加するべきではない格闘技のようなものだ。国力を超える規模になれば、もはや勝利は有り得ない。勝っても負けても国債が莫大な負担として残るだけになってしまう。国力増進には使われない『悪い国債』だ。これは大衆迎合主義的政府のバラマキ型支出によく似ている。『無意味な散財』だ。可能なら避けたい。しかしどうも情勢がアヤシイ・・・(;¬ _ ¬)
アンドロメダの方向から、なんか白いのが尾を引いてコッチに飛んできてんだよね・・・ (;一ω一) ジィー?
よって2202年もまた厄介な年になりそうな、嫌な予感がするのだ。
残念なことに我々日本人には、テロン人の仲間の中にもガミラスにも、力強いお友達というのはいなさそうだった。よってまたまた喧嘩の矢面に立たされそうな悪い予感しかしない。相手が弱い事を祈るのが先決だが、そんな残念な我らはさしあたり生き延びるために知恵を絞るしか無い。
その知恵とは、国債と国富、国家と戦争との関係ということになるだろう。いままでの話しが主に国内の状況の説明であったとしたら、これからしばらくは国際的な視点も含めて、さらに一緒に論を進めていこうと思う。
我々も気をつけねばならないのだ。日本人とガミラス人は、結果としてよく似ている。なら我らも自らの方向性を見定めなければ『破滅』という未来があることを、スターシアの
生き残るにふさわしいか否か? 文明社会はインフレによってもたらされ、結果として発生する莫大な国債をどう処理する種族なのか? 戦争か、平和か? 共有か、専有か?
全宇宙の中で、高度な文明社会を築くことの出来た生命体は全て通貨的現象に支配されているという宇宙の真理を、誰よりも最初に
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