「なぜ日本経済は絶対に破滅しないのか?」について宇宙戦艦ヤマトの世界観を使って、イヤになるほど説明する!
§6-12・「国家破産する前に計画倒産しようずヽ(^o^)丿」を顔文字を多用して説明する(後編) ←ガミ公「おい、スティグリッツ、日本にレモンの汁かけといてやったぞ」
§6-12・「国家破産する前に計画倒産しようずヽ(^o^)丿」を顔文字を多用して説明する(後編) ←ガミ公「おい、スティグリッツ、日本にレモンの汁かけといてやったぞ」
○それでも『借金減らしたい』とするのなら・・・?
そしてガミラス人は何を考えたか ( ・ั﹏・ั)??
そうは言ってもGDP200%もの国債の発行量はあまりにも多すぎて、将来、返済できるか不安だ・・・(T_T)
・・・多分、これが日本人の抱いている不安の全てでしょう。ただし、70話以上もかけて述べてきたように、現在の日本の状況を考えると国債が対GDP比200%あること自体で戦後の日本のような悲惨な破滅状態になるということは考えにくいのです。そうではなく・・・
(# ゚Д゚)!「国債のせいで税金増えるのヤダ!」
ヽ(`Д´)ノ「国債のせいで自分の資産が目減りするのはゴメンだ!」
ʕ•ٹ•ʔ「ペット代表として、飼い主に変わって負担増はお断りします」
・・・多分、こんな感じでしょう。
ならば、「国債という国民の富を消滅させる」負担増という形で、「国債という政府債務を消しにかかる」こと・・・つまり『国家の計画倒産』を真剣に考えるべき時期に来ているのではないでしょうか?
国債は国民の富を増やすのに必須。だから全ての先進国で実施するしか無い。だが、その負担で死にかけるのは御免こうむる。しかし放置すれば、いずれは破局する・・・というのならば、いずれどこかで国債を計画的に消滅させるしかないのです。
一例がガミラス帝国が地球西暦2100年代中期に行った債務整理のようなやり方です。これはガミラスが『極めて特殊な状態』であったから出来たとも言えるのでしょう。つまり帝国中央銀行および半官半民の帝国国策金融機関が、自国国債の半分以上をゲットしていて、しかも超低金利という『異常』な状況だったということだからです。しかし・・・
国債(→政府の借金)=国民の資産(←民間人+政府以外の民間・国家の資産) ・・・つまり政府以外の国民・企業、そして『国』でさえも国民資産の側にあるのです。なら、この『国』の分の国民資産を放棄する形で債務整理したらよいというだけの話。
国債を消滅させることで国民は損をしますが、それが中央銀行などの『国』の損失だったら、少なくともその後、国家が成長することで穴埋は出来るし、しかも『国民の富』を減らしたのだから、帳簿的にも収支はあっているということです。債務整理でちゃんと大損した・・・と言えるわけです。
そうは言っても中央銀行は好きなだけ自国通貨を発行出来、国債は自国通貨建て、負担となる金利も超低金利。しかも国家に対して責任を持つという意味においては政府と一味同心の関係にあるのだから、中銀に国債が蓄積した段階で『無かった』ことと同義に出来るということです。満更、詐欺というわけでもないのです。
経済成長のためにまず国債を市場にばらまいてインフレを起こし、その後で国債を中銀が時間をかけて回収する。その間に国家は成長し、国民の富は増える。そして中銀にたまった国債をシュレッダーにかければ、国債という『資産』流通のタイムラグを利用して経済成長し、資産=債務である国債を回収することで『無かったことにする』つまり『市場から消す』というだけのことです。計画倒産の一例です。
逆に、国債の負担増から全面デフォルト起こしたならば、その国の国債がデフォルトという形で市場から消えたというだけのことです。なら結果は同じことです。
ただし全面デフォルトの場合、国債=通貨なので、国債暴落により国富も暴落します。人々の預貯金の価値が減じ、海外からの輸入物品は爆高になります。原油などの資源高になり、物価が高騰します。これは『通貨の価値が下がった』=『国富が暴落した』ということです。実際には不況型の物価高インフレの発生です。同時に国債の債務を返済するためには国富から穴埋するしかないというだけです。実際には増税です。
国家の計画倒産とは、同じ事をこれほど酷い形にしなければよいだけのことで、破局をさけるためにも『ぷち・デフォルト⸜(*ˊᗜˋ*)⸝」は考えられて然るべき・・・ということです。
ガミラスの場合、中銀に莫大な量の帝国国債を溜め込んでしまったというのならば、中銀はカネを刷れるので、溜め込んだ『借金』分の国債と同等の通貨を中銀が刷りまくって供給したという形にすればよいのです。そして実際にやった操作が第73話に相当する内容で、中銀が溜め込んだ分の国債と同等の額の莫大なカネをバラまいたことにし、結果、インフレが起こって経済成長した・・・ということにして、数百年後に(額面の価値が成長インフレで大下落した特別手形を回収するという形で)インフレ発生分の通貨供給量(=中銀が抹消した国債分)を回収した・・・というタイムラグを利用した債務削減方法です。
連中のやったことは簡単で、政府が発行した国債を、政府みたいなモンの中銀が回収した。だからこの段階ですでに国債は『消滅した』のと同じ。本来はこれで御仕舞いなんですが、第11話の理屈から『国債の利払い=中銀の
別の言い方をすれば、仮に中銀が特別手形という未回収のカネを持っていたとしても、カネを刷るのは中銀『だけ』なので、
ガミ公「足りなきゃ自分で刷って補填するからいいよ(  ̄ー ̄)y-~~」
&その時に発生するであろう、最悪500兆ガミラスマルク分の激烈なインフレも、
ガミ公「んじゃ、100年くらいに
・・・そんな程度です。実際にもしテロン人が債務不履行を避けるために『国家の計画倒産』をするとしたら、もっと単純で乱暴なやり方でさえあるだろうと思われます。普通に考えられるのは、『そのまま放置』です。ベネズエラやアルゼンチンのような国がそうです。でも彼らは今日も元気にサッカー大国なので、そのまま放置しても生きていけるのかもしれません。ダメな計画倒産のやり方です。貧乏人が増えすぎるので。
そこでよく言われているのが、政府が紙幣を発行して国債を買い取るという形です。この政府紙幣を中銀が回収するというやり方ですが、上手く行くかは分かりません。普通に考えれば、利子がついてない国債を押し付けられるのと同じなので、せめて増税して利子分くらいは損失補填してくれ・・・だとは思います。
あとは国債を証券化して、そのまま証券市場で販売するというやり方です。ある一つの国家を企業に見立て、この企業の株式を購入するというやり方です。これだと国の利益が出た時だけ配当金を出せばよいのですが、売れるかどうかはその国の国力に寄ります。日本や中国、欧米のような『債務はデカいが実力もデカい』という国は、結構、この手段が使えそうです。
とはいえ、普通に考えると、なんのヒネリもなく『増税』という、まことに不愉快な選択肢を政府や財務省などが安易に採りそうです。イヤです。
とはいえ第46話で述べたように、現在のGDPくらいの国債を全部借金と考えてコレを償還するとしても、まあ、一人あたり一年間に5万円程度の増税で済むわけで、だったら例えば消費税8%→10%に引き上げる際に『この増税分は500兆円分の国債の償還に使う』と明記した方が、むしろ良いでしょう。それで「ああ、日本は本気で借金へらすのね」という政府の明確な意思表示と、その結果として債務が減ったことになるからです。これは精神衛生上も好ましく、日本人に「借金返済できるんだし、もう大丈夫そうだから、カネ使おうかな?」の好景気を招き寄せる理由にもなるからです。借金という心配のタネが消えてなくなるからです。
でもやっぱ、イヤですね。工夫が無いのがイヤですね。
そこでこの『国家の計画倒産』ですよ。。。( ˘ω˘)ノ
※ ※ ※
この国家の計画倒産というのは、結構現実味を帯びている話しです。該当話数第19-20話のFTのマーティン・ウルフや、何度か出てきたスティグリッツなどがそうで、内々、「誰かがやらねーかな?」と考えているということです。2017年3月14日のBloomberg配信のニュースで『スティグリッツ教授、政府・日銀保有国債の無効化主張』という内容もそうで、実は『ガミラスのやったこと』がコレです。。。m(_ _)m
エーリク大公によるデスラー戦法なる債務削減政策は(←時々、こんな勝手なことやっていいんだろうか? と我ながら悩むことはある)スティグリッツが言っていたことを書き起こしてみた・・・に過ぎない内容だったのです。ノーベル経済学賞受賞者の言う事なら、ある程度、信じることもできるでしょ?
ただしスティグリッツは『今日からある程度の量の国債、無効にしました。ばいびー(^_^)/~』という、かなり乱暴なやり方なので、あまりエレガントでない。たとえ国債は借金ではなく、仮に借金だとしても国内で消費されているのならば自国通貨暴落を招かなくても済むはずでも、もっともらしい帳簿のつじつま合わせもすべきだろう、とひと工夫入れてみただけです。つまりすぐに実行可能な債務削減の手段です。
ただし、こんな荒業は100年に一回程度にしてくれないと、怖くて国債買えなくなっちゃうからね・・・というだけのことですm(_ _)m
※ ※ ※
判っていることはたったひとつだけ。全ての国は必ず国債という(政府の)借金漬けの状態になるのは必然で、これを経済成長によるインフレで解消するか、さもなければ何らかの形での債務整理作業が必要というだけのことです。ここで重要なのは『日本は絶対に破綻しない』と言いたいのではありません。基本的にはヘタ打たなければ破滅することはないのですが・・・。それでも真意は、
『G7の先進国の連中だけは、みんなで悪どくズル抜けしようぜ!(≧∇≦)/』
・・・そう言いたいのです。十分な余力のある国債基軸通貨グループという旧帝国主義的宗主国家群は、「要はワガママ勝手に何でも出来る」←強いから。。。ということです。ならつまり、
日本は破産しない ← × 間違い
計画倒産しようず ← ○ 大正解
ヾ(*>∀<)ノ゙キャハハッ
・゚・(ノ∀`)σ・゚・。いーっひっひっひっひ!
(*゚∀゚)ァハハハノヽノヽノヽ / \ / \ / \ / \
。゚( ゚^∀^゚)゚。ギャハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
ブハハハハハハハハハハハハハハ(≧∇≦)ハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!
※ ※ ※
現代的で強力な国家はむざむざと国家破産する必要などありません。
ということは、2200年、ガミラス戦役で国家破綻した地球でさえも、実は『ズル抜け』する方法があったはず、ということです。そしてその方法が『地球=ガミラス平和条約』ということです。国家経済が破綻した地球と、長年続いた戦争で疲弊したガミラス帝国という『弱者連合』が手を組む理由があり、それは双方にとってメリットになるはず・・・という、腹黒い目論みがあって同盟を組むことになったということです。
地球にとっては経済復興と技術の購入、ガミラスにとっては銀河系方面での軍事的圧力負担の軽減と地球資本の利用というWin-Winの関係です。次章からはこのガミラス・地球平和友好条約を通じて、2200年以降の歴史的展開について、主に金融面からのアプローチを試みようと思いますm(_ _)m
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