応援コメント

§5-1-9・国債は良い召使ではあるが、悪い主人でもある 〜§5-1の日中韓の財務状況を俯瞰して」への応援コメント

  • 結局は、まじめにコツコツやってきた信用にたる国家だと、世界が認めてくれている。あんど。世界中の資産を買いまくって影響力が半端ないから、国債がなんぼあろうが、日本が破綻することがない、てことでしょうかねえ。
    (あ、とうぜん、国債が円建てで国際社会への影響が少ないてのもありますが)
    ちなみに、日本を経済的に支配したい国とかあるんですかねえ。

    作者からの返信

    ぬまちゃん様…m(_ _)m
    いつもありがとうございます(^^)/

    >日本が破綻することがない
    いえ…
    実は非常にいいにくいことなのですが、日本が破綻することがない理由は「激烈なインフレが発生すれば、それで終わるから」です。これは外債をほとんど持っていない日本のような国で考えられる債務消滅の「現実的」な方法です。要するに額面10,000円の国債があった場合、もしこれから一年後に物価が二倍に跳ね上がったとします。吉野家の牛丼が一杯350円→800円くらいになった。家賃も倍、ガソリン代も倍、お米も電気代・ガス・水道代も倍。固定資産税も相当UP。あらゆる物価が倍くらいになったとします。この時に額面10.000円の国債の償還を受けても「大した儲けにならない」事がわかります。昔だったら10.000円で吉野家の牛丼が28杯くらい買えたのですが、いまではせいぜい12杯。いままでは毎日昼は吉牛だったのに、これからは2日に一回は空腹を我慢するしかなくなった…ということになります(爆

    物価高はそのくらい恐ろしいのですが、しかしよくよく考えてみれば「国債の価値が減った」とも言えます。こうやってべらぼうなインフレで国債を抹消していくのが、実は世界の歴史のメインストリームです。そう考えた場合、日本の場合は「激烈なインフレになれば国債なんてあっという間に減る」程度ということなのです。財務省の言う「調整インフレ」というやつです。
    この世の中は「モノ」と「カネ」です。カネは国債及び各種証券で紙幣も含みます。これ以外は全て「モノ」です。人間(の労働力)もモノです。ただし硬貨は金属というモノでありながら「カネ」になるのが例外です。そう考えるとモノの総和はカネ以外なのでGDPになります。これに対して国民資産(現金など)はM2と考えられます。そうやってみると現金はGDPの倍ほどあるので、少なくとも二倍の物価高が発生するかもしれないとは言えそうです。しかし実際には日本には遥かに巨額の現金資産があり、政府系の現金も含めると約2100兆円、また海外に実に1.000-兆円くらいのカネが流出していると言われていて、少なくとも350-400兆円くらいは現金および換金性の高い資産として世界中をうろついているようです。それらのカネを全部ひっくるめたとしたら、GDPの五倍くらいにはなるので実に500%の物価高が発生するかもしれない…ということです(爆

    もちろん、実際にはそうはならないのですが、しかし日本で一昔前の米国のような年率10%のインフレが3年も続けは債務は事実上、なくなるのではないでしょうか?(その間に国債を増発しなければ…ですが)。年率10%の場合、二年目は前年の10%のインフレ分の価格に更に10%…という複利計算になるので、実は数字以上に苦しい結果になるということです。

    つまりここ数年の米国などのような激烈なインフレが発生していれば、実質、今の「国の借金」は半分程度になっていただろうということです。他の国と同じです。我々の手取りも三倍に増えたでしょうけどラーメン一杯6000円の時代になっていたはずです。そういう「異常な」時代になってしまえば今の債務総額も「大したこと無い」になるということです。ただし「生活苦で地獄」なのですが…(TдT)

    こういう地獄を迎えればよい…実はそういいたいだけだったのです。このはるか後の話でそういう話をしています。ワイが想定しているのはいずれ(100年以内に)失策から日本円が大暴落し、その結果、1992年10月の英国ポンド危機のような「事実上の国内デフォルト」が発生してようやく債務が抹消されるのだろう…とは読んでいます。ただ、当時の英国がそうだったように半年後には元気に復活することでしょう。まるで、今まで便秘で苦しんでいたヒトがクソを一気にたれたら気分スッキリ・身体も軽くて超元気になった…的な感じですかね?(爆

    多分、そうなりますよ、いずれね…(^_^;)


    >日本を経済的に支配したい国
    ないと思いますよ。日本に勝てそうな国がほとんどないので…。特に米国と組んでいる場合には、です。なにしろ日本は過去3000年の間に米国にしか負けたことのない国家でしたので(爆)
    むしろ世界的には、日本は他国を支配したがる国…という認識の方があるのかもしれませんね。なにしろ強国なので…^^;

  • 日本は潰してはならない、地球の生命線であるのですね。これも私の妄想ですけど、日本を必要としている、異星人国家がある可能性がありますね。恐らく、かなりの高度なテクノロジーを持っているでしょう。

    作者からの返信

    @yamato290様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    ごく普通に考えると、宇宙戦艦ヤマトの世界観というのは幕末の日本のようであり、ガミラスという外圧に対して日本という雄藩(薩長土肥)が対決する物語…と考えると、意外とすんなりします。2199ではこの辺も勘案したのか「芹沢虎徹」という実に魅力のあるおっさんが出てきます(爆死

    此奴の存在のおかけで、ヤマトの世界は意外な方向に転がす事が可能です。たとえば2199ではガミ公来寇の前に第二次内惑星戦争というのが勃発し、この戦争での英雄として沖田十三がいるという設定ですが、この時、ガミ公と日本が極秘理に接触。ガミの技術供与をうけて人類同士の戦争において日本は主導的な役割を果たした。この後、開国を迫ったガミ公と何かの行き違いから大規模交戦状態に陥った。その時のキーパーソンの一人として芹沢がいた…みたいな(爆

    歴史を紐解くと、いきなり侵略者がやってきて…というのは稀です。大抵は小規模な接触があり、交渉と折衝があった後、彼我の能力差を見極めた上で戦闘状態に陥るというのが人類の交戦のパターンです。ホモ・サピエンス以外の動物は大抵、交戦状態に陥るのは「喰う・食われる」の関係においてです。確かに捕食者は全ての動物を狙うのではなく、ある特定の草食獣を好んで狙う選好性はあります。ライオンとシマウマのように、です。

    しかし人類は、まずは相手と接触し交渉を求める傾向が非常に強い動物です。これは「喰うに困らない資源を保有している」がかなり大きな理由になります。いきなり食い殺すシチュになりにくいということで、自分の生命を危険に晒す戦闘状態に(不十分な装備のまま)突入するリスクを避けたいのかも知れません。次に「カネ」が支配する生き物だから…というのも真実でしょう。喰うに困っていないのならば、未知の文明との接触の主眼は「経済的利得」で、相手と通商取引ができるか否かという事に収斂すると思われます。

    よってガミラスと人類も最初の接触は極秘交渉から始まり、某かの通商さえあったかも知れません。たとえば日本側もしくは人類側に武器や技術の供与(無償供与を含む)をガミラスが行った。その後、勝者となった日本もしくは主要国同盟に対してガミラスは正式な通商を求めた。しかし日米修好通商条約のような、地球側に不平等で片務的な契約内容だったので、もめて戦争になった…は十分ありえる話です。実際、こんな感じだったのかもしれません→2192年時。

    イスカンダルのスターシア曰く「地球人だって(イスカンダル人やガミラス人と同じ)人間です。生きる権利があります」と喝破しているので、多分、人類とガミラスは同じ種族なんでしょう。ガミ公がヤマトの捕虜になった時、生態的な検分を行ったら肌の色を除けば人類と組成はほぼ同一だったということもありましたから。たま姉、巨乳だったですし…(爆死

    構造主義的なアプローチをとれば、ガミ公と人類が全く同じ種族ならば、全く同じ思考構造を持っていると断言できます。なら、ヤマトの世界観は過去の出来事と同じ事が宇宙規模で起こっているだけに過ぎないのです。

    それがこのコラムを書き進めることのできる理屈でもあるのですが…(^o^;)

    でも、このへんの極秘話、見てみたいものですね(^m^)


  • 編集済

    すとんっと落ちるようなご解説、ありがとうございます!

    「民業での高金利負担を、低金利の国家の債務に付け替えた」

    なるほどですね。非常に分かりやすいです。
    しかし、一言で「金融政策」といっても、金融とはすなわち国家そのものであり、国家をどのように育成してきたのか、これから育成していくのか、ということを抜きにしては語れないんだ、ということが漸くにして見えてきた気がします。

    それにしましても。
    「借金は罪だ!」→「国債は国の借金だ」→「罪だ!」という感覚が、骨の髄まで染みこまされている感じがします・・

    是非、学生のうちから高瀬先生の本書を読ませてあげたい!
    経済を知ったうえで、国の将来を共に考えたい!
    と思いますね!

    ・・教科書認定、お受けになるべきでは?

    また勉強させて頂きますっ!!ありがとうございました。

    作者からの返信

    呪文堂様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    先生と呼ばれるような大人物ではありません。単なるチンピラみたいな者です(爆)
    ただ、2020年現在のFRBなどの動きを見ていると、国債だけでなく地方債(州債や地方自治体の債券)、ある程度の信頼のおける社債(BBB+格で5年未満の物…つまり「ジャンク」でない資産価値のある社債)なども買い取るつもりのようですから、20年以上も前に日本がやっていた(もしくは結果としてやることになった)事を、いまから始めるつもりなのかもしれません。そして結果は「上手く行く」ことでしょう。なにしろ日本は破綻していないのですから…(爆)

    ただし日本においては国債の管理の仕方が「異常」です。これは財務省内にある国債整理基金特別会計について解説すべきと思います。そのため、この後の話を大幅に変更するつもりでいます(2020年6月現在)。もう暫くお待ちください。

    どうぞ、これからも末永くよろしくお願いいたします…m(_ _)m