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§5-1-3・なぜ韓国は必ず破滅するのか?(後編) ←政府の運営資本を外債に頼っているから」への応援コメント

  • まさに、国家は鉄なり、ですね。鉄は鉄でも、お金の鉄。
    そして、そのための強固な金融機関が大事と。その例が、日本であり、韓国である。ということかー。

    作者からの返信

    ぬまちゃん様…m(_ _)m
    いつもありがとうございます(^o^)

    韓国という国は戦後の産業化を目指す国家にとっての一つのメルクマール、もしくは現在の中規模産業国家のベンチマークとなる国家だと思っています。調べると様々な構造上の問題があり、しかしその問題は意外とシンプルで(我々日本人にとって)わかりやすいという貴重な資料国家です。

    韓国の構造は実に単純で、外債が大きすぎる事に問題のほぼ全てが集約される…という「だけ」の国家です。他に特に問題はありません。勿論、北朝鮮という「同じ民族でありながら分裂したまま」であり、しかも北側は極めて攻撃的かつ大変貧乏で、おそらく莫大な外債をこちらも抱えているでしょうから韓国が下手に半筒統一ということになれば自国の債務および経済苦境に加えて北朝鮮という破綻国家を処理しなくてはならないという地獄が待っています。

    ちな、このことは韓国人には広く認識されていて「一緒になりたくない」という理由の一つでもあります。ワイも韓国人たちからよく聞いた話でした。逆に言えば韓国の庶民一人ひとりは「かなりカネに関して現実的」で、決して愚かな連中ではないとも言えます(ただし「朝鮮人(=韓国人)は奴隷のように扱われても我慢するしかない民族」…と彼ら自身で考えているようです。その割には社会騒乱はかなり多い国とは言えるのですが…謎)。

    ワイの見立てでは外債が多すぎる…たったそれだけで5-6年に一度のハイペースで通貨スワップという「その場しのぎの借金(しかも外国のカネ)」でデフォルトを逃げ延びているだけに過ぎないリスクの大きい国家です。このメカニズムは単純です。韓国国内の金融力が弱いために、自国建て債権を国内で消化できない。また国力がそれほど強くもなく金融力も弱いので外国勢がウォン建て国債をあまり購入してくれない。そのため仕方なく外国で起債し、外貨建て債権の量を増やして資金需要とインフレ成長を促すしかない…というだけです。

    ここで一般論として認知されている2つのこと「インフレは経済成長をももたらす」と「貨幣の中立説」があります。前者はインフレになれば、産業国家は経済成長できるということであり、インフレとは通貨供給量が過多である「だけ」の状態なので「債権というカネ」を増やせば確かに国内にインフレが発生し、経済成長できます。実際、韓国はアジア通貨危機以後、このやり方で経済成長を軌道に乗せてきました。
    しかしもう一つの「貨幣の中立説」は、金融操作(≒金利操作など)で短期的に景気浮揚や失業率改善ができるかどうかは意見が分かれるものの、長期的に見れば「通貨供給量を増やせばインフレ。減らせばデフレ」ということだけは経験的に正しい…とされています。この場合、外債を建てるということは「その分、ガイジンにカネを持っていかれる」という事態に陥ります。

    たとえば日本の場合、常に1000兆円くらいの長期国債を抱えているのですが、国債を成分分解すると「自国建て国債=自国現金(円)+金利(←インフレ成長)」ということなので、日本の総現金M3が実に2100兆円もあり、この他に海外に約1000兆円くらいは流出しているという事実があります。つまり1000兆円の借金で3000兆円は生み出したのであり「そんなに悪い結果ではない」とも言えます。ただしインフレ率が低すぎるため、それだけ「過剰に現金が生み出された」のであって、日本で投資機会を失った1000兆円くらいのカネが海外に流出していったとも言えるわけですが…。しかし、自国建て国債の結果、カネは順調に溜まっていったと考えることは出来、同じように債権バブルで潤っていた(理財商品とかの高金利債務含む)中国が、推定で4000兆円近い人民元を14億人が保有するに至った事を考えれば、「自国建て債権を増やせば、経済成長だけでなく自国民にカネをばらまくことになる」という事実が見えてきます。また同じことは2023年の米国バイデン政権がやっていて、まさに財務長官J・イエレンの「高圧経済理論」がこの「カネ(=ドル債権)バラマキ」という、日本で言うところの1970年代の田中角栄以後の自民党のバラマキ(金融)財政政策と同じだったということなのです。自国建て債権を巻けば、国民にカネが行き渡る。これが「トリクルダウン」ということだったのです。後は一気に国債をばらまきすぎると、金利高騰で国家破綻する恐れが出てくるので、それだけ気をつければ良い…というだけのことでした。

    しかし外債は違います。前述のように「外国の通貨で起債する」ので、ウォンが貯まるのではなくドルなど別の国の通貨が増えるということです。ドルで借金したら、金利をつけてドルで返さねばならず、このためにウォンを売ってドルを買う(←結果として)を繰り返せばその分ウォンはなくなる…という単純な算段です。このため国民資産が思ったほど増えなくなり、長期的にはこの自国通貨不足からデフレ=経済成長の行き詰まりを生じるという事だったのです。勿論、債権を増やせば再び経済成長出来ますが、金利(=インフレ率)の効用は投資金額(債務の量)/既存債務総額+新規債務総額の量となるために、同額の債権を建てるだけだったら効率が徐々に下がっていく(分母がでかくなるので)という非効率性であり、ならばと大量の債権を立てれば今度は金利負担爆増で国家破綻しかける…というジレンマに陥るということです。日本のように多額の国債を中央銀行が購入する…という能力は韓国中銀はありません。なぜなら日本の場合、中央銀行が多額の自国建て債権(国債)を持っているだけでなく、これを国債整理基金特別会計という「事実上の国策投資ファンド」を経由して広く国内外に投資して金利収益を稼いでいる…みたいな「ルール違反」まがいの奥の手でも使わない限り、中銀のバランスシートが殺られるだけです(それでも実際には特に問題はないのかもしれませんが…)。
    よって八方塞がりになりやすいということであり、これは別に韓国に限った話ではなく、現在世界の大抵の国で見られている現象です。韓国はドラマチックに「10年持たずに自転車操業で逃げ切っている」という実例であり、これが日本人にとってはわかりやすかっただけ…という、ただそれだけのことです。スリランカの事など正直、気にかけている日本人は少数派なのですから…

    ということは韓国は今のままでは永久に豊かになれず、それどころか定期的に国家破綻を繰り返すアルゼンチンのような国家になりかねないという危険性があるのです。これは日韓関係や民族問題に直結します。韓国人一人ひとりが豊かになれなければ社会に対して不平不満がたまり、いくら我慢強い韓国人(朝鮮人)とはいえ反体制へと走るでしょう。これは左翼・右翼ともに「現体制への不満・批判」となり、韓国の現体制は米国および日本と同じ資本主義セクトということならば、反資本主義・容共という方向、もしくは反米反日を強く打ち出す民族主義や極端な思想をもつ保守系新興宗教などに韓国人心が流れていくことは容易に想像できます。現在、欧米でさえ右傾化(反移民などで)してる事とメカニズムは同じで「インフレなどの生活苦から反体制へとシフトする。その方向は右・左どちらかではなく『極端』…」という事です。

    韓国人の日本好きは「相当なもの」と思われ、今でも日本で流行ったものが10年後に韓国で流行る…というのも今なお生きている現実だと思われます。つまり「そんなに悪い奴らではない」ということなのですが、韓国人がいつまでも貧乏だと「慰安婦問題だろうが竹島問題だろうが、なんでもいいから反日」とか「在韓米軍死ねー!」的な反体制の言質に対して、「そりゃそーニダよ。生活が苦しいのば資本主義政権のせい。日本とアメリカと同じセクトにいるからニダよ…」と単純に考えたとしても「全く不思議ではありません」。特に共産主義は「貧乏を温床としている」のであり、もともと貧乏論からワケのわからない新興宗教のように信者を増やしていった「左翼ファシズム」なのです。しかしこれも貧乏が悪いのであり、ことさら韓国人が悪いとも言えません。日本においても極右・極左勢力が少しづつ勢力を伸ばしてきたことは(そんなに重要ではないですが)現実ではあり、世界的な流れでもあります。この流れを生んでいるのがグローバル化・貧富の格差上等の新自由主義的な経済のせい…というデマゴーグであり、これを信じる人たちのなんと多いことか…(絶望

    そもそもカネの話は常に国家間・民族間の争いのタネになるのです(てか、カネの問題は人間関係を悪化させる最大要因)。ならばどうすれば破綻せずにカネを国民に広く行き渡らせることができるか? 貧富の格差是正に務めなければ、結局は国家や社会が失われるのだから、どのような経済政策を実施すべきか?…をもっと真剣に考えねばならないということなのかもしれません。韓国という国を見ていると、混乱する世界の一旦が見えてきます。それでも激烈なテロ国家になったりする可能性がなさそうなのは唯一の救いなのかもしれませんが…。

    正直、国家はいずれ一度は破綻します。後はこの破綻をどれだけソフトランディングさせ、次の爆発的な経済成長につなげていけるか?…というだけなのです。一つのサンプルは1992年10月以後の英国のポンド危機とその後の急激な経済成長というモデルであり、逆に摸したくないのが韓国やアルゼンチン…ということだと思われます。この違いは「外債か否か?」ということだと思われます。よって外国人と国債の質・量を一度、徹底的に検討する必要があるかもしれませんね ←全ての国へ

  • いろいろ韓国ネタを見ましたが一番説得力があります 1/4よりウォン相場が楽しい状況です ありがとうございます

    作者からの返信

    panzerfukui様、はじめまして(^^)/
    ご来訪、ありがとうございます…m(_ _)m

    >ウォン相場
    あれ…(๑¯ω¯๑)?
    ホントだ? なんか酷く荒れてますね?? なんでだろ??

    正月あたりは世界的に市場参加者が少なく、国家もお休みとったりするので「荒らしやすい」環境が整うのは確かです。日本円も時々「瞬間沸騰」することもあるんですが、ワイ的にはこのウォン荒れの理由がわかりません(^o^;)。「判らない」理由ですが、いま本編でかなり必死になって中共の事を追いかけ回しているので韓国に対して大変おろそかになってるのが主な理由です(爆)。ウォン相場の荒れは一時的なものでしょうけど、そうでないのなら結構アカンな予兆になるかもしれません。少し気がかりなのは韓国の経済状況が劇的に悪化するorしてるのかもしれないという事で、年末年始のこのウォンの荒れ様が「危機の予兆」だとすると、いろいろと不気味さは感じますね。韓国がキナ臭くなってるのは確かで、出てくる話が暗いものばかりです。ワイは数値やデータ、金利の計算などを重視するだけでなく「街の肌感覚」を結構気にします。つまり「儲かりまっか(゚∀゚)?」に対しての反応です。韓国に関して奇妙なのは「今年、2022年は先行きが厳しい」とほぼ全ての韓国人が判断していることです。これはある意味ヘンな話で、全世界はいよいよ新コロに終熄の徴しが見えつつあり、経済的に反転攻勢の年になりそう(゚∀゚)!…という期待があるために「先行きが明るい(はず)」というのが普通の国の反応なのですが…( ・ั﹏・ั)?

    韓国は見てきた通り、外債を中心とした債務の高金利によって高インフレ体質のある脆弱な国家です。彼らの場合、経済成長によってインフレが発生してるのではなく高金利によって生じる通貨膨張がもたらす半ば強引なインフレであり、このために民間に資本の蓄積ができません。このインフレ圧力のために通貨を持っていても目減りするだけなので(20年も経つと資産が4-5割も減る)、金持ちは不動産やGoldなどの現物資産へとインフレヘッジ行動を取る一方で、貧乏人は何ももてないままジリ貧になっていく…が韓国の図式です。韓国の映画などでも偉く貧乏を感じさせる内容がK文化などとして世界中で見られているようですが、この悲惨で明るくない内容は全て、この韓国の「外債などによるインフレ圧力の不幸な結果」ということでした。逆にこんなのが世界で流行っているというのならば、この世界が「インフレ率2-4%の異常な世界」の結果、貧困層が多数生まれ出たという不幸な星であることを物語ります。もう一つ言えば、この20年、日本はデフレだったことは「必ずしも悪いばかりではない」ということです。これに関してはいずれ徹底的に話をしますのでお楽しみに…m(_ _)m

    あと、通貨で荒れ始めた時には警戒すべきなのは言うまでもありません。韓国の場合、年始のいつもの「ガイジン相手のお年玉」相場なのか、それとも危機の始まりなのかは注目したほうがいいでしょうね。ワイ的に他に見ているのは債権のCDSの数値で、これは韓国は特に上がってもいないのでまだリスクの顕在化とは見ていません(つまりCDSの数値が急上昇していないので、韓国は危機になってないと判断していたということ)。為替だけ見ているとよく分からないので、CDSあたりの指標も合わせて見てみることをおすすめします(^^)/



    >説得力
    …大変ありがとうございます。本当に嬉しい言葉ですm(_ _)m
    もし本文に説得力があるとするならば、それは「国家はカネだけでみるべき」という、他人とは決定的に違う視点をもってこのコラムにあたっているから…というのが答えになります。嫌韓本の最大の問題点は「韓国が嫌いだからダメなところを上げてみた(^^)/」程度の浅薄な内容であることで、これは国家論や経済学に根ざしたものでもなく、国家の経営哲学でもなければ真実を言い当てているわけでもなく、現実を正確に解釈してるわけでもないのです。国家や文明に対する根本的で根源的な視点である「インフレ(=カネ)」というポイントと考察に欠けているままに韓国を語るから「つまらない」ということになるのです。インフレ(=カネ)という文明推進力に着目し、この視点をベースに歴史と現象を再検証する〜マルクス主義的歴史観というバカのオナニーみたいな小汚い白濁液垂れ流しの精神病的ニセ歴史観を徹底的に粉砕して糾弾し、現実の事象をインフレという「国家は通貨的現象に過ぎない」という正しい視点によって再認識しなおすという作業が必要ということです。他の人間(左右関係なしで)「韓国が破綻する」という話はあるのでしょうけど「なぜ?」の理屈が通らなかったり、「韓国の方が日本よりよい」に関しては「ならなんで韓国人はみんな貧乏くさいのか?」についての真摯な考察がないのは、バカなパヨクという基地外でなければ「インフレ」というこの世の真実に眼を全く向けていないから…ただそれだけの事なのです。勉強不足というしかなく、よって将来を予想したり言い当てたりすることが出来なくなるということです。パヨなど反日阿呆が日本を救うための提言が出来ないばかりか、「オタクらクソパヨが大好きな韓国」一国でさえ経済的苦境から助けることが出来ないのは「韓国人に対しても無礼」というただそれだけで、この解決能力の決定的な欠如は「インフレに対する考察不足」が全ての原因です。そしてインフレ(=金利と通貨。そしてこれらを管理するための市場と国債)への考察無しに論を語るべきではなく、インフレ論に関してはもはや国家や文明をこえた「通貨的力学現象」として(国家や人間を越えた)普遍性を考えるべきと思っています。この計量的な調査無くしては過去を正確に解釈出来ず、現在を分析できず、未来や将来を言い当てることも出来ません。そして予想がつかないということは「地図のない航路」であり、行きあたりばったり以下のリスクだらけの航海ということです。宇宙戦艦ヤマトとは違い、イスカンダルまでの航路が判らないというのでは本来、出かけるべきではないのです。国家は特にそうです。その国家という艦に乗っかっている以上、自分たちの艦が沈みかけている時に「この艦は実は潜水艦なのだからきっと大丈夫」みたいなトンマな寝言にしがみついていると溺死するしか結末はないのです。苦しい死しか残っていないということです。

    ちなみにワイの韓国の見方はシビアで「多分ダメ」で、しかもアルゼンチンのように100年で9回のデフォルト国家(→テクニカルデフォルト含む)に成り下がるのではないか?…です。よくよく調べてみると韓国は10年に一度のハイペースで通貨スワップを使っており、彼らの場合の通貨スワップはまさに「国家破綻しそうだからガイジンに泣きついてカネを借りる」という「無尽」そのものです。つまり準デフォルトということです。テクニカルデフォルトとあまり変わらないということで、体質の改善がないと厳しいのではないかと思われます。特に韓国は10年前は外債がまだ30兆円程度だったにも関らず、2021年の段階で60兆円以上と高金利債務が倍に膨れ上がっているという極めて危険な体質のままです。「安易にカネを借りるな」ということですが、特に外債はやっつけにくい性質の禁じ手なのですが、連中の政府、特に大統領府に入る人間たちにはこの単純な事実が判っていないようですね…( ・ั﹏・ั)?

    韓国編に関しては、この内容では全く不十分なので大幅に増補改正するつもりでいます。韓国が消えてなくなるかどうかはわかりません。実際、中国相手に6兆円規模もの圧倒的な量の通貨スワップを泣きついて結べば、普通に考えても国家破綻はしないのですが(6兆円は異常)、しかし通貨スワップは外債みたいなもので借金に借金を重ねていけばいずれコケるかもしれません。韓国に関しては「破綻はしないかもしれない」ですが、するかもしれないと念頭に置かねばならないほど異常で厳しい国家だということも心に留めおいて、不渡りや損失をできるだけ小さくするための工夫が必要だとは思います。他に手はないでしょうから…( ・ั﹏・ั)

    景気実感って、意外と重要ですからね。眼には見えないものではあっても、肌で感じるものなのでカネの流れは風の流れのようなものです。鈍感なヤツには肌を流れる風の冷たさがわからんのかもしれませんが…

  • 韓国は、非常に脆い面がある、下手をすれば、中国に飲み込まれますね。日本も同じ事が言えます。

    作者からの返信

    @yamato290様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    >中国
    実はこの「韓国編」、このコラムでは大変人気のあるパートなんですが、これは数年前の日韓関係が悪化した時に誰かが此処を紹介してくれて、それで一気に読まれるようになった「朝鮮特需」という好運に恵まれただけのパートでした。
    本来は、この後に続く中国編および「なぜ中国はいつも一番最初に景気回復するのか?」「どこからそんなカネが湧いて出るのか?」の謎を解くための「オマケパート」に過ぎないです。前菜程度の内容でした。事実、全く同じ内容をUPしているノベルアッププラスでは最も読まれないのがこの韓国編です(爆死

    ノベルアッププラスはカクヨムに比べて(新興勢力かつ母体がHJであるために)まだ無名なだけでなく、参加者が総じて若く10代〜20代層がより多い事。そして女性の参加者が他に比べて多い(らしい)事が理由のようです。そうは言っても「なぜ〜ヤマト」はノベプラの評論カテでは常に年間・トータルでの一位作品であり、投稿後この二年の間、一位から一度も陥落したことはありません(今後はわからないのですが…)。ということは、全然読まれていないのではなく、「韓国編は読まない」というだけのことと判断するしかないでしょう。事実、ノベプラの韓国パートを紹介する内容はエゴサでは出てきません…(^_^;)

    彼らは電通などが捏造した韓流に全く興味がないばかりか韓国そのものにも興味がないようです(拒否反応というよりも、そもそも興味がない)。現代日本の若年層の真の姿がこれなのかもしれず、やや保守化していると考えられている若年層主体のノベプラでは、やはり「日本」を取り扱うネタが常によく読まれ、また金融と財政の問題を取り扱っている(しかも世界的な問題点を追求している)話数がPVを稼いでいます。彼らの興味は日本であり、また異世界での「個人」の活躍であることは21世紀の成熟した市民社会の一つの当然の姿を反映しているのかもしれません。逆にいえばやはりカクヨムは特殊なweb小説サイトで、なろうとは全く違うベクトルを持っている「玄人志向」な大人のサイトなのかも知れません。

    そこで現在、ノベプラで先行配信した「中国編」を再整備の上、出来るだけ早い時期にこちらでもUPしようと考えています。内容は、かつてのミシシッピバブル以後、最大規模の官製債権バブルによる「疑似財政ファイナンス」という、極めて異質な存在が中共である事を証明しようとする内容になります。結構、話数を重ねています。ということは、このコラムにおける韓国と中国の話数の比率こそが「中国>韓国」の証であり、本当に中国に我らが飲み込まれるか否かを考える重要な内容を書き残しておこうと思っているからです。

    …つまり、この韓国編は「偉大だが愚かで、強大だがペテンのような中共」のための単なる捨て話数に限りなく近いということです。ドメル将軍に対するゲール副官のような立ち位置が韓国ですかね( ・᷄д・᷅ )?
    でも、2199ではゲールはそれなりに有能でもあったのですが…(ワイはゲール、嫌いではない。上官にはしたくないですが…)


    P.S.
    下の方の、他の方への自分の書いたレスを改めて見直してみました。特に2019年は新コロなんていうのが発生するとは微塵も思っていなかった時期であり、いまから見てみると「将来を知らないという事がなんと幸せなことか…(しみじみ」と何か「ほのぼの」とさえするような内容でした。まだまだノンキでいられたのです、当時は…。

    まさか400万人以上が一年足らずで死ぬ時代がくるとは夢にも思いませんでした。今後、韓国のような国は米国金利の上昇によるレパトリによって、まさに1997年のアジア通貨危機のように木端微塵になる危険性もあります。しかし、韓国や他の途上国のために米国や先進国が破滅するというわけもいかないという厳しい状況に陥った場合、経済においても犠牲が出るのは覚悟せねばならない時がくるかもしれません。いつの世紀も20年代は激動期でした。21世紀もそうなるかもしれません。その後で核戦争という第三次世界大戦が勃発しても、このコラムがどこかに生き残っていて、生き残った人類の誰かが読んでくれたら…とは思います。

    もはや誰も生き残っていないかも知れませんが…( ・᷄д・᷅ )

  • いつもいつもご教授ありがとうございます!
    いやしかし、お隣の国とはいえ、本当に恐ろしいことですね・・
    経済というのは、なんと言いましょうか、やはり法則性を見出だすのは難しいことなのでしょうか?最良の選択、せめてもの比較的ましな政策というものは、その時点では判断ができないものなのでしょうか?政策によりこんな地獄に陥るなんて、ちょっと鬱になりそうです・・
    あ、素人の阿保な質問で恐縮なのですが、経済とは誰もがそれなりに潤い、お金が回っていくことが肝要なのでは?と思うのですが、どうなのでしょうか?貧富の差が開くことは、経済世界的にはマイナスなのでは?と思ったり。
    それにしても、経済依存が高まれば戦争は起こらなくなる?と期待していたこともありましたが、しかし、昨今の米中を見ていると、残念ながらそうとも言えなそうで・・。経済や国際政治というものは、なんと難しく不可解だろう、とぼんやりしてしまいます。
    これからも、勉強させて頂きます!

    作者からの返信

    韓国は大変分かりやすい破綻国家です。韓国の立ち位置は「世界経済のカナリア」です。これは世界経済の景気動向に極端に左右されやすい産業国家で、同時に金融力が弱く、国力が常に脆弱です。経済戦略と言ってもサムスン一社しかなく、しかも戦略は政府の多額の支援によるキャッチアップ戦略と、景気動向に敏感な半導体によるニッチ戦略…それは他の国が本格的に景気回復に至る前に「先走り」的に売上を伸ばしていく、いわば『先がけ』によって売上を作っていくという「半導体モノカルチャー」的な国家産業構造です。

    これだと産業の裾野が狭く、また強引な安値販売に(政策的に)こだわり続けるために、為替レートにおけるウォンの上下幅の自由度が失くなり、同時に外債によって強いインフレ圧力に晒されるという問題が顕在化しやすいのです。特に多額の外債を建てるのは危険で、ウォン安を容認しづらくなる(負担がより大きくなるため)反面、製品輸出の必要性もあるためにウォン高にブレることも難しくなっています。金融の自動調整力を無くしていることで国民には無用の困窮を強いることになります。自国通貨高の時には物価安定という恩恵と金融資本の蓄積というメリットがあり、逆に自国通貨安の場合は(物価高はあっても)製品輸出競争力の強化・観光業などへの恩恵、対外資産の価値の上昇などの恩恵の面もあるのですが、この良い面が尽く潰されているのです。

    韓国の貧困は根本的には国内市場の小ささと民間金融力の脆弱性に由来するものであり、一般に言われてるような「技術と資本を頼る日本に対して反日してるから」…という程度の浅薄な理由などではなく、もっと遥かに絶望的な状況〜「多額の外債負担と、それによって発生する高インフレによって民間に資本力の蓄積余力がない」事による韓国国内市場の脆弱性と劣化に起因するものです。もはや救いがないように思います。韓国はインフレのコントロールの仕方を根本的に間違えているのであり、いまのままでは民需の強化は無理でしょう。つまりアルゼンチンのように100年で9回ものデフォルト(テクニカルデフォルト含む)を繰り返すような国家になりかねないということです。ちな、「世界経済のカナリア」というのは、少し前はアルゼンチンに付いていた名誉称号です(爆

    韓国に関して言えば、決定的な致命傷は「強権的大統領制を採用している」ことの弊害です。主に北朝鮮との戦争を想定しての独裁的大統領制を採用してるのですが、こういう制度を採用する国家は大抵は「貧富の階級格差」か「左右の政治対立」によって二大政党化しやすいのです。しかも大統領権限があまりに強く、同時にこれを掣肘しようとする議会権限も強かったりするので、結果、早々に政府がレイムダック化しやすいのです。よく「新婚生活は100日まで」という言い方になるのはこのためです。

    なにより致命的なのは、強権的大統領が恣意的に官僚機構に介入し続けるために、官僚が中長期の国家運営を(政治的に)安定して行えないということです。日本の場合、政治家は所詮、お飾りのようなもので実際に日本国を運営しているのは官僚です。政府による介入はポピュリズムに陥る危険があるのに対し、官僚は終身雇用で安定して仕事に打ち込める…とされているからです。

    典型的なのが「特別会計」で、各省庁が独自で会計経理をしています。わかりやすく言えば「各省庁が独立法人を持って、カネの運営をしている」ということです。典型的なのが国債整理基金特別会計で、財務省の中にある特会です。ここが多額の国債を運用し、国からおよそ23兆円程度の「財政投入」を受けつつ毎年約200兆円規模の歳出入を行い、60年で全国債を返済するという計画のもと、結果、毎年20兆円くらいの余剰金(貯金)を作っています。これは即使えるカネではないのですが、国債の安定的な運用と破綻を阻止するための経営母体であり、これがあるために未だに日本は破綻しないとも考えることが出来ます。多くの人がこの特会の意義を軽視しているのが不思議です。

    なにしろ特会は国会での承認を受ける必要がなく、また政府や景気動向に左右されること無く多額の資金を運営することでポピュリズムに振り回されることのない「独自会計」なので、中身が大変分かりにくいという事も理由かもしれません。しかし、こうした「誰にも知られない官僚の強さ」が日本を支えているのも事実で、前述の通り、「いちいち国会に運営実績を報告する必要がない」という超然とした存在であることが、ある意味強みになることがあります。これは大統領制の国ではなかなか難しいものです。
    例外は米国で、FRBなど強い独立性がありますが、もともと米国大統領は「お飾り」であり、そもそもが「多数の州の寄り集まった合衆国」という、たとえていうならば「地球連邦政府と日本国との関係」みたいなものだったからです。アンドロメダの運用は地球防衛軍が行う「連邦軍防衛艦隊」であり、宇宙戦艦ヤマトはこれとは別の「日本国の自衛隊所属の艦艇(=州軍)」のようなものだと言えば分かりやすいかもです。米国はもともとこんな国だったので、大統領権限が強くなっていくのは20世紀になってから…特にWW2以後といえ、いまなお各州の自治力は強大ですし、各省庁もいまなおそれなりに強い独自性を発揮しています。本来国家は官僚によって運営され、その時々の政府は官僚の潜在的な能力と限界を見極めた上で、「やれる最低限のことだけ、やれ!」的なのがよいと思われます。ちな、日本の政府予算は100兆円程度ですが、この「国会外の予算」たる特別会計の歳出は300-400兆円にもなります。日本独自の取り組みも多く、今後、世界の参考になるかもしれません。

    唯一の気がかりな点は「これで貧困を解決できるのか?」です。少なくとも韓国の場合は失敗しているといえるので(今後、破綻したら確定)強権的大統領制度は採用すべきではないでしょう。単なるポピュリズムで国が滅びます。また貧富の格差が開くことは「よくない」事で、「お金は寂しがり屋さんなので、お金持ちのところに集まる」と言われるように、みんなが豊かになればますます皆が豊かになるという性質のものです。社会福祉や累進課税の基本は「最低限の生活水準を維持し、余力を消費や投資に向ける」ための政策だということを、全国民が認識することから始めるべきかもしれませんね…(๑¯ω¯๑)

  • 本当に勉強になりました。
    「償還、韓国」で検索してここのページに辿りつきました。
    韓国経済をわかりやすく説明していただいた素晴らしい内容で、一気に読ませていただきました。
    娘にもすすめたいと思います。

    作者からの返信

    @moujhonjhon様、ご来訪ありがとうございました。感謝申し上げます
    …m(_ _)m

    ここ半年ほどの間に、日韓関係が急激に悪化したために、本来、この後に続く「日本のように債務整理して爆発的に成長した優等生・独裁国家中国」に対してのアンチテーゼにすぎなかった(内容も軽んじていた)韓国編が爆発的に伸びました。いわゆる『朝鮮特需』です。

    @moujhonjhon様のようにGoogleで「韓国経済 破滅」と調べて此処にこられる方が爆増されています。感謝すべきことと考えております。そしてこれまでの韓国破綻論と内容がかなり違うのは、「韓国が破綻するか否かではなく、債務で破綻する国家の例としての韓国」という取り上げ方だからだろうと考えています。なので悪い数字ばかりが並んでいます。事実もしくは現実の可能性のある『カネ(と債務)の流れ』を追いかけ回しているからなのですし、こうあるべきと強く考えているからなのです。

    一つの国家が生きるか死ぬかの理由を突き詰めて考えれば、カネが尽きるか否かの問題に収斂する(戦争も戦時債務や国力という経済力の絶滅戦)のですから、たとえば韓国なり中国なり日本なりを考える時には『債務』から考えるべきなのです。そして国家の債務に関しては一つの鉄則があります。

    成長率(≒インフレ率)<国債の金利 ←この状態はマズい

    これは運転資金に1000円借りて、年金利が10%だった時、一年後には1,100円を返さねばなりません。なので、少なくとも100円分以上の稼ぎは出さないと返せない…みたいなものだとお考えください。勿論、実際には全然違うのですが、要は国債の金利以下の成長率しかなければ債務に潰されるという単純な事実です。国家の場合はこれを避けるために大増税が必要になります。

    ではこれで韓国を見てみると、成長率は年平均で2.4-2.7%くらいとされている一方で、韓国国債の金利はこれをやや下回る程度。しかし韓国国債の半分を占めている外債の金利は最低でも3%、最も高いものは5%ほどにもなるとされ、これから考えると(本来は全ての中長期債務の市場金利を発行量を勘案しながら計算する必要があるのですが)どうも平均3%の後半か、下手をすると4%に達するのではないかと疑われます。すると当然のように韓国の場合、『成長率<国債の金利』になり、究極、破綻するということになる…ということです。韓国はこれをどうするつもりなのでしょうか? 外債の割合を減らすとか、経済成長のための金融産業体質の改善とか、現状を一気に変更するべきというのが高瀬からの韓国政財界への『提言』になります。

    そしてもう一つ。韓国が対外デフォルトするのは、さすがにいくらなんでも困る…というのも、他の類似コラムとの相違点かもしれません。
    なるほど、多くの日本人が韓国人の事が嫌いかもしれませんので、破滅すれば愉快に思うかもしれません。また日本に対しての抜きがたい劣等感から反日ネトウヨの集団に成り下がってるのだから、高瀬も綺麗事など言わずにとっととデフォルトしろ…と言わせたいのかもしれません。

    しかし、本当に心配すべきなのは反日云々ではなく、万が一にも再び韓国が破滅すれば、韓国から莫大な不渡り手形が飛んでくるだけでなく、貸し混んでいた金融商品や投資などが吹っ飛んでしまう…ということの方だと思うのです。つまり商取引のある日本の民間企業が『債務』をかぶることになる…という、とんでもない大迷惑な結果を招いても良いのか? ということなのです。僕が思うに最悪、5-6兆円の対韓損失が出るのではないでしょうか?

    なにしろ第二銀行(韓国の街金)はSBIや在日系、オリックスなどが市場の半分を占めていて、ここが(所詮街金なので)高金利で韓国人にカネを貸しているようです。この辺は吹っ飛ぶ可能性があるのではないでしょうか? 他にも韓国への設備技術投資からの知財収入もウォン爆安なら利益になりませんし、そもそも事業撤収というコストもかかるでしょう。貿易黒字も激減するのは言うまでもありません。つまり国家デフォルトは最悪の反日行為ということです。特に日本は中小企業が低コストの韓国とのつながりが深いために、少額の損失でも被害は甚大です。これが広範囲に及ぶと想定され、現場企業のダメージはかなりの物になると思います。これは日本国の債務ではなく、私企業の債務なのです。そして企業の債務は結局、倒産と失業しかありません。国債と違って税金で賄うことの出来る債務ではないからです。

    韓国に対して強く言わねばならないのは「自滅は他人にも迷惑」ということです。彼らが親日になるのが一番コストとリスクが少なくて結構なのでしょうが、そうでないのならせめて商取引相手に大損をさせるべきではないと思うのです。こちらにも生活がかかっているからです。この最低限の要求水準を満たせないのならば、残念ながら、時局が好転するのを安全地帯で待つ〜いわゆる『退避韓国』しかなくなると思います。

    国家を見る時に(韓国を)好き嫌いで見る…という人は沢山います。しかし国家の見方は『債務』を見るべきで、これは通貨と国債とインフレ率の問題だということです。これらから見ることもなく、好き嫌いとかサムソンがどうのこうの…では何も見えてこないと思うのです。個人的には韓国の現状は更に悪く、最悪、本当にここ一年半の間にデフォルトの可能性がある…とさえ見ていますが、そこに行く前に連中が状況改善のための効果的で速効性のある対策を立てるべきでしょう。そもそも失敗すれば、破滅的な大打撃をうけるのは韓国人なのですから、左右対立からデモ合戦などしている場合ではないと思うのですが…(¬ω¬)?


  • 編集済

    これほど精緻で、感情を排して時事だけを端的に整理されていて驚きました。在野にも志士がいるというのは本当ですね。高橋洋一先生は最近韓国経済には若干ポジティブに軌道修正されています。原因はCDSが低いからということですが、この点はどのように考察されているのか気になります。デリバティブでの取引が金融工学の一端を担っておりこのようにゆがみがあれば、CDSは上がるはずです。この点で私はまだ危機は先だと思っております。このままデフレ化>スタグフレーション>デフォルトと考えておりましたが、勉強させて頂き、スタグフレーションに近い気がしてきました。または突如デフォルトですが、国内に余剰がある資産がない以上デフレ化すらできないのだと思いました。これ以上インフレになるとやはり破綻しかないのでやはり避けようがないですね。

    個人的には原子力を抑止したのは韓国の致命的な失策だったと思います。何といっても安いですし外貨も使わなくてすみます。

    ご高説はどこかで出版されるまたは、有料化できる気もします。声がかかりませんか?

    作者からの返信

    @a472519983様、ご一読頂きまして本当にありがとうございます…m(_ _)m

    感謝申し上げます。他の項目ではかなり軽口を叩いているのですが、この韓国編に至っては殆どその余裕がありませんでした。それほど「ロクでもないデータばかり」という状況だったからです。なにより厄介なのは10年に一回のペースでスワップ騒ぎ(≒デフォルト)という、およそ考えられない状況に至る事は、さすがに取引相手としてマズいと考えるべきなのです。この深刻さをどうにかして伝達し、幸運なことに日韓関係が悪化している現在、これを口実に韓国から資本を一旦引き抜いて様子を見るという『避難韓国』を奨めているとお考えください。国際関係にしろ世界経済にしろ、状況は好転することもあるでしょう。韓国に戻るのはその時で全然遅くないのです。問題なのは今、連中が生き残れるか怪しくなってきた…ということです。韓国がデフォルトを起こした時、彼らとの取引で苦しんだ経験のある身としては「どうしようもないから、自分だけ逃げる」という選択肢しか残らないことを良く知っています。そのくらい悲惨ということですが、お若い皆さんには判らないのでしょうね…。わかったときは終わった時なんですが…

    さて、僕と高橋先生とはほぼ99%、同じ意見です。アベノミクス支持者であり金融財政拡張派であり、国債で国家が破綻することは無いと考え、また国債は無限大に増発することも出来るという意味でほぼ一緒です。唯一の違いがあります。彼は楽天的で、僕はやや悲観的です。唯一の違いは、高橋先生は「だから国家は破綻しない」という意見ですが、僕は「それでも、する」です。その理由が「債務」です。

    僕が国家を見る時、その国の「経済成長(インフレ率)と国債の金利との関係」を重視しているということです。
    『成長インフレ率 > 国債の金利』でなければ、いずれは債務が成長率に追いつき、返済に必要な『黒字(≒国民資産の余力)』を食いつぶすと考えているからです。これは日銀理論でもありますし、世界の常識だとは思います。これが全てではなく、むしろ民間債務を深刻に考えるべきなんですが、しかし軽視されすぎていると不安視しています。
    そして成長インフレ率と国債の金利との関係は「成長インフレには周期性があり、インフレ率が国債金利を常に上回るという状況は望むべくもない」です。この事が最も重要と考えているのです。これで韓国を見てみます。

    韓国の直近の経済成長率はおよそ2.0%から1.0%の間。しかも下落傾向にあります。
    他方、韓国国債の金利は1.75%-2%未満。しかし外債は最低でも3%。ということは累積すれば4%後半くらいであっても不思議ではないほど『悪い』。そして外債は韓国国債の約半分の50兆円前後。
    ならばこの国は「成長インフレ < 国債金利」の状態であり、それどころか数年前の2.7%でさえ、状況によっては「インフレ < 国債金利」であったのではないか?とさえ思えるほど『凄く悪い』と考えているのです。

    国債の発行には外国債券が必要で、これを担保に増発するのが普通です。また自国国債の発行によって資金供給するという意味では国債のトータルでの金利の高さは金融インフレの原因になるはずです。高ければインフレ圧力になるはずということです。にも関らず成長が止まるというデフレってる場合、やはりスタグフレーションの可能性が出てきます。特に韓国のように経済力の多くを外国の景気に依存する弱い国内市場の国の場合、このパターンに陥りやすいのです。韓国内はインフレ圧力が強く、海外のデフレ基調に引きずられて失速する…という場合、逃げ場がなくなることも特徴です。むしろよく今日も生き残ってるなぁ…と、そのタフさに感心するほどです。

    デリのCDSの件ですが、僕は他の国の状況が今の所良くないために、相対的に韓国が良くなってるように見える…程度だと思っています。9月は第三四半期の終わりなので決算が近づくため、金利が高い発展途上国に資金が一旦、流れたりとか、欧州がマイナス金利・米国が超低金利(←当然、こんなのアカン)なのが理由なのではないでしょうか? 米国長期金利の低下を受けてリバランスの売りが出て、このカネの流れがリスクオフへと流れていった。株式では成長株売り→割安株買いの流れが一時的にあったようです。つまり、この流れではないのでしょうか? 本当に一時的なリスクオフの動きののように思います。間違えていたらごめんなさいですが…。

    なにしろ2019年の状況は「本当に異常」です。こんな相場、見たこと無いという人ばかりなのではないのでしょうか? 何が起こるか判りません。多分、良いことはなにも起こらないでしょう。普通に考えれば、あと一回、世界景気は一旦急上昇し、その後、リーマン級の大不況がくる…というパターンですし、それも来年の今頃から再来年の春先と、結構近いように思います。外れてくれれば嬉しいのですが…。

    この上げ潮に韓国も乗れるでしょう。外的要因の影響を受けやすい国ですから。それで一息つけるかもしれませんし、不意にFRBが金利をあげて、それが原因で韓国即死…という意外と淡泊な死に方をするかもしれません。ただし肝心なことは「韓国からは資本はいつでも引き抜ける」し、なにより「韓国の根本的な諸問題は何一つ解決していない」ということです。ならばリスクは消えません。逆に高橋先生の話を聞いて「ひどく楽韓的だな…」と感じました。意外と韓国のことを評価しているのかもしれません。僕はネガティブです。前回破綻した時も、韓国は左派政権だったことを覚えていますので…m(_ _)m

    韓国は調べると現代国家の問題が見えてきます。大変優れた教材だとは思います。とはいえ、解決方法は見当たら無いのですが…(๑・᷄ὢ・᷅ ๑)

    あと書籍化等の話はないですね(爆)
    カクヨムというのは単純に作品につく☆の数で決まるのかもしれません。その意味ではこの作品は決して☆が多い方ではありませんからね(^o^;
    ただPVは40万近くあるので閲覧自体はかなりの数があるとは思っています。コラムにおいてはそれなりの評価を頂いているので、まずは満足すべき結果かな?…とは思っているのですが
    …m(_ _)m

  • とても分かりやすく、淡々と客観的な事象で説明する筆者の文が好きです。

    作者からの返信

    @nokemono様、ありがとうございます…m(_ _)m

    要するに『極めて深刻』という裏返しです。他のパートでは結構ネタ転がしのような書き方もしていますが、ここは違います。「気でも狂れてんのか?」という程の悲惨な状況です。特に悪いのは「貧乏人の不動産バブル」で多額の債務を多数の人間が抱え込むという連鎖倒産しやすいバブルであり、通常、このバブルのせいで景気の谷が三回はくるという程、状況は悪化しやすいのです。

    日本のバブルは、それまで貧乏人だった中下層階級が直接、可処分所得が増えたことによる『成金バブル』でした。このため破綻した後も余力が残り、また円高デフレであったことから金融資産の目減りがかなり抑え込まれました。死なずにすんだのかもしれません。

    韓国はこの逆です。このままだとウォン暴落と激しいインフレが民間債務に加わってくるはずで、たしかに債務の価値は暴落して(ある意味、楽になる)ものの、その後は足りない資金(特に金融機関)を超大規模増税によって穴埋するくらいしか方法はなく、さりとて韓国はサムスンくらいしか対外黒字が出せる企業(この国は特に利益率が低いのが問題)がないので、経済復興の資本蓄積能力が非常に脆弱かつ偏りがあるままです。当然、インフレによって国民経済は破滅し、ここに重税をかけることはどうなるかは第三章でお話したとおりです。極端に厳しいということです。

    またこの場合、黒字がなければ国家資本の増強の『担保分』にあたる資金が枯渇し、失速します。国債増発による国力増強には『利払い分』くらいの黒字が必要ですが、全GDPの20%前後をサムソン一社に頼る(税収入は歳入の実に17%をこの一社だけで受け持っている)…しかも自動車のような国内産業の裾の広さではなく主に半導体という分野で、また何故か輸出競争力で日本やドイツの半分以下(韓国経済誌報道)という、よく意味のわからない状況になっています。つまり国力の源泉である民間活力の裾野が異常に狭く、キラーコンテンツがほぼなく、高付加価値製品と低価格品との間で摩滅する一方、本来ならば金融投資などによって上げられるはずのイールド取得分が、長年のインフレによってそもそもの元資金が枯渇し、韓国国内民間銀行がこれまた極めて脆弱で劣化している…の泥沼に落ちたままで、この状態でデフォルト起こせば、下手をすればアルゼンチンのように20年に一回のペースで破綻しまくる(なぜなら現在の債務を完済できないため、国内の金融力が落ちたままで民間市場への資金供給力を失うというスタンプフレーションに限りなく近い地獄)可能性さえあります。

    中国の場合、極めて強力な産業基盤があるので(とはいえ半分はゾンビ企業らしいのですが)多額の債務を背負っていても「借金ぶっ潰せば元通りアル!」の可能性はかなりあります。全産業の規模が大きく幅広く、債務によって活力が失われているのならば『債務をどんな手段を使っても』チャラにすれば生き返ることは可能ですし、世界の歴史はそういう歴史でした。しかし韓国はサムソン一社が税収入の17%を引き受けるという、およそ世界史的にみても珍しいほどの異常な国家ですので、これだけ国民産業力が脆弱だと破綻したら、もう終わりなんじゃないでしょうかね?(´-ω-`)?

    僕は在日でも朝鮮系でもないので興味深く見ていますが、かの国の人間だったら発狂するか逃げ出すかしてるでしょうね。でも何故こんなふうになってるのかの理由が判りません。韓国は日本の植民地だったのですから、日本そのまんまのパクリ国家でおかしくないのに日本のような強さが全くありません。中国は日本をパクって日本のようにGDPで世界第二位にのし上がったのですから、本来は韓国もこのくらい出来て当然なんですがね?あの国だけ日中とは全く違う異質で異常な国家です。よって解決策を出すことは僕には出来ません。謎が多すぎるので…(´-ω-`)?

  • 李承晩が南北に割った挙句に最貧国に落とした韓国を立て直すとなると、構造的な問題があると知っても同じ手段しか取れないと思います。
    内戦中で軍事費を維持しつつ最貧国から脱するとなると何をどうしろという話です。日本は戦時国債の踏み倒しと生き残った人材、インフラ、国防費を米国に負担させる事で復興に注力出来ましたが、韓国の場合は人材は李承晩が粛清、インフラは朝鮮戦争で粉砕と折角あった基盤を破壊すると馬鹿とすら言えない朝鮮な事をやり自滅しています。今の韓国の脆弱性は大体李承晩の所為だと思います。
    韓国分断の父の負債整理が高木さん(朴正熙)以降の課題ですが、それが出来なかったから今の韓国になっているのではないでしょうか。

    作者からの返信

    @yomudakeyo様、ご来訪ありがとうございました。感謝です。

    さて、韓国ですが、もっと単純に『国家国民の知性が著しく欠如してる』…これだけなんじゃないでしょうか? 全責任が高木さんにあるというのは「ロシアが貧乏なのはロマノフ皇帝が財産を残してくれなかったから…」的な、あまりにも現在の韓国人が仕事しなさすぎ…というものです。

    戦後の日本だって死者だけで300万人・喪失家屋25%・生産設備の35%・船舶は80%以上も失い、債務総額は政府歳出の72倍。しかも韓国のように外国からカネを貰ったわけでも無く独力で成長軌道に載せた挙句、賠償金までちゃんと払っている訳で、我らの方が遥かに厳しかったと思いますし、別の例を上げれば、この後の二話数で取り上げた中国がそうで、文化大革命で3000万人が死亡。あらゆる産業が粛清され、石器時代スレスレまで文明が衰退したところから、金融に関しては日本から学び、技術に関しては日本だけでなく世界から会得し、しかも植民地だった屈辱をサックリ忘れて、外国企業に自国市場を開放するという「だったら何で植民地開放戦争したの?」的な偉大な決断の末、40年後は世界最強の独裁国家にまでのし上がった訳で、これら日本や中国の知性に比べれば「Youは一体何したの?」としか言えないと思います。連中は、たまげる程、頭が悪いという唯それだけのことです。10年に一回のペースでデフォルト騒ぎを起こすというのは、自滅というにはあまりにハイリスクすぎるとも思いますし、日中が出来た事が何故韓国で出来ないのかの理由が全く分からないのです。そもそも韓国人が自ら脳内筋力を鍛え、汗を掻くべきことであり、やらなければデフォって即死というだけのことです。

    多分、最近此処にきた方はGoogleなどで韓国破綻と検索して、下の方に出てきたこのコラムを見て初めてカクヨムというのを知り、読んでみて「ネトウヨやパヨクのコラムとは何かが違う」と感じたからこそ、わざわざアカウントまで作ってくれたのだろうと思います。ということは、高瀬のこの韓国編を見て、

    「ヒュー、見ろよ! ヤツの脳筋を! まるでハガネみてぇだ!
     こいつはやるかもしれねぇ…(驚嘆)」

    …みたいに思えてるんじゃないですか?
    そして大嫌いな韓国とはいうものの、「韓国デフォルトしろ」…と言うのはやはり無礼というもの。なので「韓国を救う手段はあるのでしょうか?」「構造的な問題を解決する方法はあるのでしょうか?」と尋ねてみようかな…みたいな気持ちがあるのかもしれません。どう考えても韓国を助ける方法なんてなさそうだけど、ヤツならば何かとんでもない凄いアイディアみたいなのを出してくるんじゃないだろうか?…みたいな。あるというのなら、韓国をタダで助けてやることになるのだから、余計な事を吹き込まないと良いけどな。でもヤツの話だけでも聞いてみようかな、みたいな。でもね…


    「10年に一回デフォルト騒ぎ起こすヤツ、
     助ける方法なんてあるわけねーよ (  ̄ー ̄)y-~~」

    「俺にだって出来ることと出来ないことがあるぜよ (  ̄ー ̄)y-~~」

    「韓国人は、俺じゃなく神様にすがったらいいよ。お布施代、高いってよ(投げやり」


    …だけですよ(爆死)。無理でしょ、こんな国?!
    アルゼンチンだって100年に五回なのに??

    お金の泉からスターシアが出てきて、「貴方は韓国中央銀行の総裁と、ガミラス・ガトランティス・ボラー連邦戦・暗黒星団帝国戦でボロボロになる地球連邦中央銀行総裁と、どちらを選びますか(ニッコリ)」と言われたら、

    (´-ω-`)「じゃ、地球連銀総裁で」 ←一択。

    あっちの方がまだ救いようがあるんですよ。第七章で述べたような、ガミラス国債を使って自国通貨の信頼と供給量を増やしていく…みたいな方法が。しかし韓国においてはもはやどうしていいかは誰にもわからないんじゃないでしょうか? 国家の金融体力をつける…これだけですが、そのための整備組織は自分たちが日本から学んだり、世界から知恵を借りるしかないと思うのです。しかし彼らのやり方は正直、他のどの国とも似ていないので僕は理解不能です。韓国人ではないので気楽ですが、連中を立て直す方法は判りません。

    さしあたり韓国に関して言えば、パクちゃんの親父の負債整理より、欲を掻いてGDPの100%を遥かに超える程に溜め込んだ家計債務という名の韓国版サブプライムローンの負債整理することの方が先で、これが出来なかったら今の韓国のままでしょう…このぐらいです。しかし、韓国程度の小規模な国家がGDPの数倍もの官民債務(Max400%以上と推定)を抱えたという事例も聞いたことがなく、むしろ彼らのやり方を興味深く観察させてもらいたいというのが本音なんですけどね…。でも同じやりたかを繰り返せば、やはり10年ごとに「スワップしろニダ」以外の選択肢はないような気がするんですが??
    どうなるんでしょうね(´-ω-`)?


  • 編集済

    高瀬様
    事実に向き合い、鋭い洞察力で解説され、それに納得し、同感致します。
    私は、別目線で、海外での「日本の底力」について、考えてみたいと思います。
    私も、20年程、東南アジア各国で工場立ち上げ等で、「日本」を客観的に海外から見つめてきました。
    結論から言いますと、「日本」は、東南アジア各国で「特別」だと言われます。
    その特別とは、先輩方が築いてきた「信頼」でした。
    具体的な話の一つとして、シンガポールの歴史を研究している方が、「韓国政府が言っている従軍慰安婦問題は、シンガポールにおいては、全く違う」と言わたことから、始めます。
    私は当時、その関連の歴史に疎く、彼に、深夜まで細かく解説して頂いたのを、今でも鮮明に覚えています。
    彼曰く、欧米植民地化のシンガポールは、格差が広がり、多くの人々が極貧生活を強いられて来ましたが、日本軍の統治が始まると、全てが劇的に変わりました。インフラ、学校、病院、司法機関等々が整備され、一つの例ですが、風俗業も性病や混血児等の問題で荒廃していた状況が、日本統治下で、「すべてが、変わった」と言っていました。
    従軍慰安婦問題に出てくる、風俗業者も許可制になり、女性従事者の給与、休養日、性病検査など、厳しく管理されるようになった。例えば、日本の若い兵隊が、コンドームを持参しなければ、士官へ通報する制度もあったようです。
    女性従事者の給与も破格で、ある程度貯金ができると、日本の船で韓国に「やや強制的に返された」と言うことでした。
    「すべての人を人として初めて扱ってくれた」と、当時の日本軍の規律の話を、彼は熱く語り、「日本に興味を持った一つの要因です」と、言っていました。
    日本への「信頼」は、その頃から、多くの人々で共有されたと、彼は分析しています。
    これらの事実は、膨大な風俗業者の日記台帳に、きめ細かく記載され、今も保存され、「当時を考察する貴重な資料の一つです」と、彼は言っていました。
    私の素朴な疑問「韓国政府が言う、女性従事者が性奴隷のような扱い・・・に関しては?」
    彼は、笑いながら、「当時、女性従事者は、今で言うアイドル的な存在でした。休みになると、皆着飾って、街を闊歩していたと、記載されています」また、「女性従事者の家族への送金も確実に実施され、一攫千金を狙って、親戚縁者の応募者が殺到し、風俗業者が苦慮していたことが、その日記台帳からも伺えます」もし、「性奴隷のような扱い」をされていたら、「親戚縁者を呼びたいと思いますか?」
    彼は最後に「日本は、謙虚すぎる」との言葉に、私は、返す言葉がありませんでした。でも、私は、先輩方の残した功績に感謝し、「信頼」という海外では特別なキーワードとなる重要な「要素」を肌で感じ、不快感は、まったくありませんでした。
    インドネシアでも次のような出来事がありました。土地買収で、地方政府と土地所有者団体の間で問題が発生した時、私は、JAICAの担当者と、土地所有者団体のまとめ役の家へ何度もお伺いした時のことを、思い出します。初めのころは、門田払い同然でしたが、たまたま、まとめ役のお爺さん(多分)が、私たちを家に上がらせ、日本の話をし始めました。詳細は省きますが、家には、あふれんばかりの人々が集まり、大論争になったことを、今でも覚えています。結論的には、JAICAが示した将来計画を「信じるか?信じないか?」と二者択一となり、彼らの出した結論は、「地方政府は、信じないが、日本人のお前らを、信じることにした」と言われ、その夜は、酒盛りとなり、私は、酔いつぶれて記憶が合いまいになってしまったことを、今では、懐かしい思い出の一つとなっています。これは、スラバヤの新工業団地の話です。
    当時、「賄賂」が一般的に横行する時代でしたが、「信頼は、金以上に働く」ことを、現場で強く感じた出来事でした。
    中国が、「金の力」で、インドネシア高速鉄道を受注したことは、記憶に新しい、日本にとっては、悔しい出来事がありましたが、同時期に始まった、ジャカルタの地下鉄開発事業は、日本の鉄道業界各部門のエキスパートが投入された「日本の最新技術プロジェクト」が、工事を完成させ、予定通り運行が始まりました。開業当時は、日本の影が薄かったのですが、今では、研修を終えたインドネシア人が運用の任務にあたり、それまでの、計画、工事、メンテナンス、顧客サービス、人材育成等、全てにおいて、日本への多くの称賛の声が、SNS上で聞かれるようになってきました。
    再度、「日本は、謙虚すぎる」と言われそうですが・・・
    私は、現場担当者とよく話をします。以前、韓国企業に勤めていた彼とのエピソードですが、彼は、「この会社(日本企業)は、前の会社(韓国企業)より給料は少し安いが、この会社が気にっている」と。また、「来月にグループリーダへの試験にトライルします。上司(日本人)は、毎日仕事が終わってから、実技の練習に付き合ってくれますし、私の妻や子供も呼んで、実技の練習を見学させてくれるアイデアも出してもらいました。前の会社(韓国企業)では、考えられない事です。グループリーダに受かると、日本へ行けます!」彼の輝いた目が、とても印象的でした。
    これは、本当に「小さな、小さな」出来事ですが、日本の企業が海外で自然に行っている「信頼構築」の話です。
    これが、海外で日本を支える、ある意味、「力の一つ」かもしれません。
    「日本では、電話だけで物を発注できるのか?」
    何十、何百回も、同じような質問を受けました。
    この「信頼」が、「日本の底力」だと思いますし、「国力は、信頼の上に構築される」と、私は信じています。

    作者からの返信

    @ykitadj様、ご来訪ありがとうございます…m(_ _)m

    お恥ずかしい話になりますが、長いことメディアにいたことがあり、その時に明らかに「偏向報道」「捏造」という現場に出くわすことがありました。「やめるべき」という意見することがありましたが、通ることはありませんでした。左翼マスメディア、もしくは『パヨク』と呼ばれるクズ共のやり方とお考えください。

    極めて深刻なこの事態はまた同時に、メディアが自分達の意見を押し通し、反駁に対してはメディアの数と『言論の自由』を盾に排除するという『ファシズム』そのものであり、また左翼メディアこそが『真の民主主義の敵』という事であったとお考えください。そして、この憂慮すべきメディアの左翼ファシズム化に対し、言論に関わる者として如何なるアプローチで対処すべきかの回答例がこのコラムになります。

    すなわち、データの収集と解析手法の明示、過去と現状の分析と事実との照らし合わせ、間違いの修正とより正しい解釈と研鑚、そして将来の可能性への提言という実証主義的なアプローチをもって日本と世界の人たちに貢献すべき…という内容でした。それが当コラムになります。

    よって思うに、必要な方法として、データを収集し、現実との比較によって何を言ってるのかを考えてみて、現実を説明できる事と「実際に経験した」という、個人が足で稼いだ真実が必要なのだろうと思います。ですので@ykitadj様の経験は有意義であり、この時代に『自己責任(←メディアに関わるものならば最も重要な事)』において記述し、後世に残すようにすべきだと思うのです。ウソや捏造にかき消される前に…です。

    Web小説はおよそ45万作品程あるとされていますが、経済系のコラムは他には殆ど無く、あっても100話50万字を超えるものは他にありません(今後増強予定。現在は当初予定の1/4程度。総話数は500話前後を予定)。長いこと埋もれていた当作品ですが、最近になって少しづつではありますが読者の方が増えてきた事に厚く感謝しております。
    このことは、とりもなおさず筆者が、もはや一人ではないということだと信じたく思います。全人類を覆い尽くそうとするリベラル・ファシズムに、一個人・一自由人として志ある人たちとの連帯を模索し続ける途中で出てきた内容がこのコラムになります。信頼を取り戻すために、高瀬個人に何が出来るかの記録でもあります。

    このコラムは広まることはないかもしれませんが、可能なら長く残したいと思うようにもなっており、万が一のことを考えてクローンを他社に残す作業にも入っております。まずは一読いただきましたことに心より感謝するとともに、自らへの自戒を込めての作業を続けたいと考えています。

    本当にありがとうございました…m(_ _)m

  • 何となく検索で飛んできましたところ、非常に為になる読み物でたいへん楽しく読ませていただきました。

    韓国は、顔真っ赤にして全方位に喧嘩売ってる場合じゃない感が益々強くなりましたがw

    輸出管理をどうやって乗り越えたら良いのか、貴殿の意見を新作として読みたいと思いました

    作者からの返信

    ココロモチ様、はじめまして(^ω^)

    さて、早速ですが、2019年の韓国の状況についていえば「最悪、もう一度国家デフォルトを起こす」…この可能性が出てきました。今回の状況は『悪い』です。現在の韓国の状況を調べると驚くほど国内経済が劣化してることに気づきます。

    ・民間企業がGDPの100%前後の債務を抱えていること(←ここ検証中)

    ・個人がサブプライムローンタイプの不動産バブル型債務をGDP100%前後抱えている事

    ・韓国中央銀行は40兆円という、GDPに対して過剰な準備預金高を持つ反面、信頼できるドル保有率は9兆円程度しかなく、円も1兆円前後、金も1兆円相当しかないために「使い物にならない外債」を70%以上もかかえているのではないのか?という疑念に加え、通貨安定化証券という『債務』を18兆円も抱えている→中央銀行が債務超過に陥っている危険性がある

    ・所得構造が異常で低所得層と高所得層に二つに分断され、中間層が薄く、インフレ型経済体質のために金融資産の増加が見込めない。また民間市中銀行の質量ともに不十分で経済成長を支えられないだけでなく、韓国国債の担い手としての働きが非常に弱い

    ・このため外債に頼りがちで、海外の大口機関投資家の餌食になりやすい。

    …という、ごく普通の発展途上国のようになっています。そのため「輸出管理をどう乗り越えるか?」に関して言えば「無理なのでは?」が回答になります。

    類例を挙げると、中国による対日レアアース禁輸措置がありました。この時、日本は他国への政治的な働きかけ(WTO提訴→事実上の勝利)、リサイクル、代替品の輸入、代替製品の新規開発などで乗り切りましたが、この時の日本の状況をカネの面で考えると「それなりに円高で景気がよく、デフレではあったが民間企業の債務比率は世界平均以下の健全体質に戻っていた」という、デフレ最後期のかなり体質改善が進んだ時期でした。そして日本は主に他国からの輸入とリサイクルで乗り切ったのですが、このための投資余力が十分にありました。当然、代替品開発費用もコスパだけでなく、投資として旨味があるために開発が進んだのです。

    つまり「経済的に余力があった」ために「勝ち残った」のであって、単に技術だのなんだのではなかったということです。総力において、この『局地戦』を戦い抜く国家経済力が十分にあることが大前提として必要なのです。

    んで、韓国は? …ですが、「ないんじゃないですか?」です。だとすると厳しい局面も考えねばなりません。
    一つおもしろい指標があって、ウォンの下落のタイミングです。日本による対韓輸出規制は、韓国の唯一の稼ぎどころでもある半導体の超心臓部をピンポイントで撃ち抜く劇的で致命傷になりかねないものだったのは確かだと思います。しかし、日本政府の対韓制裁発動時、ウォンは特に動くことはありませんでした。下落を始めたのは8月の前後で、この時、韓国文政権が対日強硬策に舵を切り、内外に対日戦宣言かと思わせるようなコメントを連発しはじめた頃に合わせてウォンは急激に下落。一円=12ウォンまで急落しました。同時にKospiの株価も「韓国版ブラックマンデー」と言われるほど大暴落しています。

    たしかに同時期、米国による対中国関税の大幅強化と為替操作国指定などがあり、全世界的な株価下落はあったのですが、韓国だけが踏みとどまれずに激烈に降下したことを考えると「投資家が文政権の政権運営能力を見限り始めた」と考える方が正解のように思います。つまり市場が文に不信任を突きつけたのです。市場は「日本やアメリカ、中国とうまくやれ」「国内の経済状況を一刻も早く改善しろ」という二点から文を見ていて、日本と最後に揉め始めたのを確認して「やっぱもうだめだな…」と判断したのかもしれません。

    そして管理通貨制度は『政府への信頼』によって成り立っているので、このままだと『国家破綻』→政府への決定的な不信任の結果orトルコのような破滅型独裁体制への移行…のどちらかしかないかもしれません。

    立て直す方法がないわけではないでしょうが、それは長くなりますので割愛します。ただ、文は上手く立ち振る舞わないと本当に二度目のデフォルトの可能性があることは認識すべきでしょうし、しかも残り時間は少なく、状況は日に日に悪化しているという事も深刻に考えるべきでしょう。韓国の味方は日本のパヨクや左派系在日くらいしかおらず、最も大切な『カネ』など持っていない貧乏人ばかりです。カネを恵んでくれそうな『大口多国籍金融投資家』は韓国よりも強大でテクニカルな専門家であり、なにより韓国の味方ではありません。彼らは顧客の味方であり、韓国はカネの面でも技術の面でも勝てる相手でもないのです。韓国にとって現実は絶望的でしかないように思えているのです。

    また日本人である我々にとっても幸いとは言い難いかもしれません。愚かなことに連中に5-6兆円相当の投資(これは対韓国黒字額ではない)があるとされ、韓国デフォルトの時には、まず真っ先に焦げ付くカネです。この金額が全損扱いになった場合、これ以上の経済的損失は実に東日本大震災くらいしかないのです。日本も大損害を受けます。そのことを安倍首相が知っているかどうかはわかりません。もしかしたら「文を牢獄におくるためだけ」に制裁を加えているだけかもしれませんが、もし僕が安倍政権の顧問であったなら…

    「韓国で保守系親日政権が樹立するように『運動』すべき。そして親日政権であることが確信できたら(後で裏切る可能性が高くても)直ぐに緊急スワップで韓国デフォルトを救済すべき」とは助言します。連中が破産したら、不渡手形がこっちにばらまかれるからです。こちらの損は避けたいのです。逆に言えば『避難韓国』は出したつもりですので、逃げられる企業は、まずは一度、撤退が正解だと思います。民間人は日韓関係のことなど考える必要はなく、自分たちの日々の生活の保全を第一に考えるべきは当然のことなのですから…


  • 編集済

    高瀬様

    初めまして。
    貴重なご講義、ありがとうございました。
    私は経済に疎く、物の理解の悪い者ですが
    高瀬様の順序立てた丁寧な文章は分かりやすく、
    高瀬様の期待されている10%くらいは理解できたのではないかと思います。

    何よりもまず興味を引いたのは通貨という視点から国を見る、
    という点です。
    私は従来、韓国が発展しきれない理由はその土地、つまり
    「朝鮮半島に韓国があるから」と考えておりました。
    なぜなら朝鮮半島の周囲は中国、ロシア、日本(及びアメリカ)という
    大国に囲まれ、しかもその中心に位置し、重要拠点となる半島であるという、
    まるでマフィアのシマ争いの中心部にいるような最悪の場所に
    位置しているからです。
    世界地図を見てもこれ程までに立地の悪い国はシリアか朝鮮半島くらいしか
    見えません。
    よって、朝鮮半島においては周辺各国の思惑が働き、
    例えば政府要所に他国の働きがあって傀儡的にコントロールされていたり、
    要所の資本が他国とズブズブ乗っ取り状態であったり等、
    どんなに頑張っても発展できない運命にあるものと思っていました。

    そんな私にとり、高瀬様の通貨という視点は新しく、
    思わず読み耽ってしまいました。
    本当にありがとうございます。

    -----
    本日2019年8月6日ですが、4日前の8月2日に日本が韓国を
    ホワイトリストから除外、また別件として米中貿易摩擦の影響からか
    ドルウォン為替が1ドル1200ウォンを超えました。2016年末振りです。
    このままドル高ウォン安が続き、仮にハイパーインフレ状態になり
    経済破綻したら韓国はどうなってしまうのだろう、どのように破綻状態から
    回復するのか、という疑問を持ち、過去ハイパーインフレからの
    経済破綻を経験したロシアやジンバブエの記事を漁っているうちに
    高瀬様の文章と出会いました(記事の内容と漁っていた目的は
    違いますが読み込んでしまいました)。
    カクヨムさんの存在も初めて知り、まずは文章のお礼を申し上げたくて
    とりあえずユーザー登録し、メッセージを書いているところです。
    サイト利用方法等でご無礼等ございましたら、申し訳ありません。


    ------お返事( 2019年8月6日 02:46)をいただいて-------

    高瀬様

    お返事いただき、ありがとうございます。
    返信時間を拝見しますと遅い時間にも関わらず
    ご丁寧にご指導いただき、感謝いたします。

    昨今の韓国情勢の顕著化から読者数が増えたとのこと、
    私も正にその読者の一人ですが、納得です。
    正直申し上げて、高瀬様の文章量は長く、
    画面横のスクロールバーを見ると辟易としてしまいましたが
    内容は実に面白く、時間が経つのを忘れて読んで
    しまいました。


    >韓国が発展しきれない理由
    周囲が大国であるが故に発展できなかったと
    思っていましたが真逆だったのですね。
    おっしゃる通り、周囲が大国であるからこそ
    大きなチャンスがあり、各国を相手に上手く
    立ち回る度胸と知能があれば大きく発展できると
    いうのは目から鱗でした。
    自身の無知を恥じます。


    >2019年の韓国
    高瀬様に限らず、他のサイトでも「今回の韓国は国家破綻
    するのではないか」という声が聞こえます。
    私が気になることは「今回の韓国における国家破綻とは
    具体的にどのような状況を指しているのか」、そして
    「国家破綻から回復するにはどのようなプロセスが
    必要なのか」です。

    ド素人の私が考えるに、具体的な国家破綻とは
    ハイパーインフレ
    →外貨準備高ショート、市場破壊及び治安悪化
    →材料不足による二次産業の停止、給与無意味化による
     警察組織・軍隊組織の機能停止
    →無政府状態
    →北朝鮮(の軍事侵略?)による、なし崩し朝鮮統一
    →再度経済悪化
    →一次産業国家へ
    と考えていますが、これは飛躍しすぎなのでしょうか。
    これが高瀬様のご返信にある「アフリカの第三世界」
    なのでしょうか。

    もし国家破綻した場合、地政学的に要所である
    朝鮮半島に対し、東アジア諸国は将来的にどのような
    対応をすべきなのでしょうか。
    放置?あるいは資本を入れて復活させる?
    天然資源のない土地なので手を貸しても物質的な旨味がない、
    復活させてもどうせ同じことを繰り返すので意味がない。
    逆にこれをチャンスに傀儡化を目的として復活させる?


    私は知人に韓国人が数人いる程度の一般的な日本人です。
    彼らにこの情報を効果的に伝えられるか難しいですが、
    喚起程度はできるかもしれません。


    高瀬様ほど深い知見をお持ちの方あれば、
    私の文章をご覧になっただけで、私がいかに知識のない
    人間かをご理解いただけるかと思います。
    このような人間が気軽にお話しさせていただくこと自体
    大変失礼なことと存じますが、にも関わらず大切な
    お時間をいただいてご丁寧なご指導をいただき、
    重ねてお礼申し上げます。

    作者からの返信

    @m7261192101様、はじめまして( ゚∀゚)o彡゜
    ご一読頂きまして感謝申し上げます。この『韓国編』はつい最近まで殆ど読まれない内容でした。昨今の韓国の軋轢から「韓国って何やってんの?」が顕在化したここ数ヶ月で爆発的にPVが伸びました。いわゆる『朝鮮特需』です。ありがたいことに、これを読むためだけにカクヨムに登録してくださったという方までいらっしゃるくらいです。感謝です。さてそこで…

    >韓国が発展しきれない理由
    真逆です。「自分たちの存在を通貨的に考えることが出来ないから」 ←一択

    というのも日本(GDP世界三位)、中国(同二位)、ロシア(超大国+資源大国)、アメリカ(GDP一位)という超大国に囲まれているという超優良立地条件を『全く活かしていない』からです。これらの国の国債を大量に保有し、同時に多額の金銭を貸しつければ、どの国も韓国に手が出せなくなります。スイスのように、です。しかも自然災害は少なく、歴史的にも交易の要衝であった(からこそ周辺諸国に侵略され続けた)事を考えれば、周辺諸国からの産業やインフラ誘致も可能で、そのカネを元手に、周辺のマフィア擬いの国家相手に証券債権保険業務を賢くやってのければ、韓国人は「全員がニート」でも生きていけるだけの莫大な金満国になっておかしくないのです。

    エネルギー資源は、太陽を除けばいずれ枯渇しますが、金融大国は基本的には朽ち果てることはありません。カネのない世界は存在しえないからです。なので全く以って「貧乏なのが不思議??」です。なぜシンガポールのようになれないのか、本当に謎です…



    >2019年の韓国
    今日における高瀬の判断からすると「韓国は再び大規模国家破綻する可能性がある」…です。今まで多くの人たちが単に韓国朝鮮人が嫌いだから「韓国滅びろ!破綻しろ!」と言っていましたが、今回は違います。現実にその危険性が出てきたのです。そして、98年当時よりも現在の韓国は『遥かに悪い。極めて悪い』状況です。ヘタをすると本当に今回ばかりはダメかもしれません。


    そこでもう少しだけ調べてみてから、新たに予言めいた『韓国破滅の可能性』を記述しておくほうがよいと思うようになりました。後で『歴史を捏造されない』ために、現在の状況をできるだけ詳述して、起こりうる韓国の破綻とそれに伴う日本の大損害についてと、回避する方法について記録として残しておこうと思うようになったのです。

    実際に韓国が破滅するか否かはわかりません。しかし今回は「国家破綻しても不思議ではないほど悪い」とは思います。極めて深刻です。しかも「復活できるか判らない」程の債務を、今度は民間人が抱え込んでいます。日本のバブル期を遥かに上回る規模です。こういう国はヘタをするとアフリカの第三世界のようになるか、中南米でよく見られる『圧倒的な貧富の格差社会』か、アルゼンチンのような100年で五回も六回もデフォルトを起こす脆弱な社会に成り下がるかの危険性があり、予断を許しません。

    もし貴方が韓国人か在日、もしくは彼らに親しい人物であったなら「極めて深刻」である旨を伝え、安っぽいメンツにこだわらず、今までの政策の全てを放棄して速やかに債務整理と増税、そして金融への公的援助と産業の民主化・多様化によって国家自体を立て直すべきとお伝えください。

    しかし、それも可能かどうかは微妙です。今回は此処に訪れてくれた方以外には「わけがわからない」まま終局を迎える…という悲惨な顛末も覚悟すべきかもしれません。我々日本人が勝利者になるのか? それとも多額の不渡りを韓国から食らって大地震と同じかそれ以上の損害が出る『敗者』になるのかは、正直、僕にはわかりません。しかし希望はもたないほうが良いでしょう。
    『債務』という病は、放置しておいて自然治癒する類いの病いではありませんので…m(_ _)m

    今後ともぜひとも宜しくお願い致します。
    日本と人類の役に立つことを共に考えていけたらと思っています…m(_ _)m



    ------お返事のレスにつきまして( 2019年8月7日 02:46)-------
    正直、いろいろと長々読ませてしまって申し訳ありませんでした。まずはこの二話に関しては内容を圧縮しようと思います。駄文も多いように思いましたので。

    さらに皆さんからのご意見を頂き、「どうも新しく数話、韓国破滅の危険性について」を書き起こしたほうがよいと思うに至りました。そのときに、こちらの問題についても詳述したいと思います。

    何度もいうように、韓国は『おまけ』に過ぎませんでした。大切な話数はこの後の『中国』の方であり、対比として韓国を出したにすぎない…が始めでした。

    しかし数年たって状況が激変しましたので、韓国に対しては責任をもって発言すべきと思うようになりました。韓国に対しても、数話で終わらせていい国家ではなかったということです。
    よって、また日を改めて新規に作成することに致しました。その時まで少々お待ちください…m(_ _)m

  • お前、天才だなw

    作者からの返信

    これはこれは…m(_ _)m
    お褒め頂き恐悦至極。しかし、これは所詮『過去の事』に過ぎません。この時の韓国の辿った道は、現代的な国家ならどの国も通るプロセスで、管理のミスによる破綻です。要するに韓国大統領府がバカ過ぎたから破綻したに過ぎません。回避の方法は幾らでもあったので(要は大増税)。
    この97-98年の韓国破綻は単純で、韓国国内の景気悪化と米国の好景気に支えられた米国債金利高により、韓国から資本が回避されたことに端を発するもので、正直、「よくあることで、大したレベルの話ではない」と思っています。より深刻なのは2019年時の韓国の経済状況の方です。

    現在、韓国経済を精査中です。しかし驚くほど圧倒的に財務内容が悪いことに気づきました。

    ・不動産バブルによりGDP比100%以上の債務を民間人個人が抱え込んだ。この債務の形態は貧乏人の投機目的というサブプライムローン型のものが多く、また後年になって金利が爆増する金利変動型ローンが多いということ

    ・同様に、民間企業の借入額が大きく、こちらもどうやらGDP比100%に達するという異常な状況であること(日本は同比50-55%。かなり低い方)。またこちらも金利が高く負担が大きく、しかもどのくらいの簿外債務&含み損(破綻した時に債務に化けるリスキーな案件)がどのくらいあるのか不明瞭なこと

    ・韓国中央銀行が債務超過に陥っている危険性。韓国中銀の外貨準備高を詳細に検討してみると、総額40兆円(対GDP比の割合は各国平均より10%以上も多い)にも関らず、最も信頼のおける米ドル資産が9兆円しかなく、同様に日本円も1兆円足らず…であることを考えると、3/4前後は「価値の低い債権」であって信頼性に乏しい反面、既に韓国中銀は「金融安定化証券」とかいう借金(→為替介入時に必要な資本)が18兆円近くあるため、計算上、債務超過に陥っているのではないか?というリスクがあるということです。韓国が時々、急激にウォン安になる理由が今ひとつ不明ですが、原因の一つの可能性があるということです。

    つまり現在の韓国は既に資産的には尽きていて、未来の資産を前借りする形で生きているだけなのではないか?ということです。そして韓国は10年に一度のハイペースで国家破綻騒ぎを起こしています。これも大変わかりやすく、韓国経済が、GDPに対する輸出入総額比約100%という『世界経済に依存しすぎ』で、国内市場が極めて脆弱である事が主因です。日米は同比23-25%程度、中国も国内経済力と金融資本力の整備によって30%前後にまで減ってきています。ということは、10年に一度のペースで世界経済は大規模破綻を繰り返している、この波長に合わせて韓国もまた破綻騒ぎを起こす脆弱な国家経済体制のまま…ということでもあります。主に国内金融力の脆弱性と劣化からくる弱さで、一朝一夕に改善できる問題でもないのです。

    ということは、資産が尽きていて将来世代の経済成長を当て込んでの『前借り』経済に陥っている状況で、今後、2020年にはリーマン級に匹敵するような極めて大規模なリセッションが予想される現状においては、既に韓国の命脈は尽きている…という判断をすべきではないのか?というのが、かの国の現状認識です。すなわち『退避韓国』ということです。もし韓国が再び国家破綻を起こすとしたら、そう遠くない時期かもしれないと言うことと、その前に一度、このコラムでも予想記事を書いておくべきか悩んでいるということです。

    ただし、上記の状態での破綻は並み大抵の苦労では終わらないはずです。前回は単なる「為替」の破綻で実のところ、回避することも可能でした。当時の韓国にはまだその余力があったたからです。しかし今は違います。多額の民間債務を抱えるとどうなるか?…は我々日本をしても20年ものデフレを招いたほどで、『民間債務超過→投資力不足→経済成長鈍化』という『日本化』と呼ばれる深刻な状況に陥ります。現在のヨーロッパが既にそうなりかけています。そして、このままでいけばリーマンショック時と同じように、ヨーロッパから再び金融不安が発生し、ヨーロッパは『日本化』するでしょう。韓国はこの前後に崩壊する可能性が出てきました。今回は本当に破綻するかもしれませんね。

    僕としては韓国の事をよく知っていて、旧知の仲のようなものなので、十分に調べて予想し、結果を検証したいと思っています。なかなかこういう機会に恵まれることはないので…m(_ _)m

  • 誤字らしきものがあったので、ご報告いたします。
    >景気不要策への支持
    コレは景気浮揚策ではないでしょうか?

    作者からの返信

    ありがとうございます^^;
    修正いたしました。なにしろ誤字脱字の全てをタイポする事が出来なくて…^^;

    結城様、いつもありがとうございます。韓国の件ですが、僕は満更知らない連中ではない(というより、とてもよく知っている)ので韓国については結構語ることも出来ると思っていました。その結果なのですが、正直、最近調べ直していて「やっぱかなりヤバイ」と思うようになっています。

    連中、過去10年近くに渡ってサブプライムローンのような不動産バブル(家計債務と誤魔化していますが)を抱えています。よく続いているなぁというのが実感ですが、それ以上に韓国ピンチの時の取崩用のカネである外貨準備高が事実上、『無い』らしいことに気づきました(@_@;) いま整理している最中です。この件に関しては91話あたりで書いたほうがよいかもしれないとさえ思えています。現在、韓国は左派政権が運営していますが、この時には大抵、経済的に苦境に陥っています。つまり再び大規模破綻の可能性があるということで、実は日本にとっても大迷惑な事です。困った人たちです →韓国

  • 私もまた韓国に対してはネガティブな感想を持っているので、もし破綻したら「ざまぁ」という気持ちが起きないとはいえませんね。そのときの(私個人の)損害が銀行手数料があがる程度で済むのなら。
    でもその一方で、妻のかつての同僚や、私の主治医は感じのいい韓国人なので、あの人たちが辛い思いをするかと思うと心が痛みますね。
    つまり私の嫌いなのは韓国であって、すべての韓国人ではないのだけど、それを言うなら、すべての日本人は嫌いじゃなくても日本国は好きじゃない、ということと同義なのですな。

    作者からの返信

    尻鳥様、いつもありがとうございます⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

    日本人で韓国が好きというのは、もういないかもしれませんね。ただ僕は在日でもなければ南北朝鮮人でもないので、特に思い入れもありません。なので僕個人は『中立』なのですが、それはここで述べているように『カネに関して全然ダメ』なので、最初から見放したから・・・が一番正しい僕の立場です。この辺は、実は僕は物凄くシビアで冷酷です。良し悪しや好き嫌いなどではなく『無価値』というカテゴリーです。
     中国の場合、大規模破綻しても産業力・金融力があるので再生は可能です。世界を道連れにしますが・・・
     でもそれは『能力はある』ということでたとえ反日であろうが敵だろうがこれはこれで『評価する( ゚∀゚ )』ですが、韓国はこれが全くありませんでした・・・(-_-;) 評価のポイントがゼロでした。もっといえば『こりゃダメだ(_ _;)』でした。『カネにダラシないヤツにマトモなヤツはいない』が自論なので、マトモな韓国人はいないというのが結論です。良し悪しではなく『沈みかけた船』なので逃げ出した。それも、濡れる前にとっとと・・・ということです。彼らが反日なのは単純に貧乏だからです。ただし日本にくらべて悪い意味で民主的であり、階級・学歴・地域・男女・世代間の格差と相違が絶望的に大きいのも特徴で、良くない環境にいる連中です。国としての器が悪いのです。それは国債と通貨の流通方法が悪いということに尽きるわけです。これを改善できないのなら、僕にとっては無価値な存在です。
     左翼にとっては韓国人は必要なのでしょう。韓国人を愛しているからではなく、自分の左翼妄想を補強する材料としては、の非人道的な理由からですが。心配なのは民族紛争にならないように配慮だけしてくれ・・・程度のことです。テロはいかなる形でも、国家や民族、地域社会を崩壊させる危険要因になるので賛成できませんね。でも、投げ出しているという意味においては僕も皆さんと同じということですし、日本人として気になるわが祖国・日本が実際問題として、世界で嫌われているわけでもないので、あまり心配もしていませんね(^_^;) ただしそれも国債の流通のさせ方が良かったからと、変動相場制・管理通貨制度・自由貿易という国家の器が良かったからに他ならないのですけどね( ̄∀ ̄)

  • 今は日銀が2%のインフレターゲットを目処にしているのではなかったですか?

    それとインフレ創造、という言葉との違いは何でしょうか?こころざし的な?


    作者からの返信

    上原様、長い文章でしたが、ご一読いただきましてありがとうございます/(^o^)

    日本のインフレターゲットについてですが、韓国との決定的な違いがあります。日本は『大規模な金融緩和』による『人為的な』インフレの創出です。『カネの総量増えた!』→『インフレになった!』・・・の感じです。
     これに対し韓国は、大規模な金融緩和を行うだけの国内金融業が存在していないので日本や中国のような数十兆円単位での金融緩和が出来ません。なので彼らのインフレ創出策は主に政策金利を高めに設定することで、貸出金利をあげて物価高→賃金上昇→成長インフレを誘引するというやり方です。
     つまり『元ガネ』があるかないかの違いで、ココが決定的な違いです。

     ただし韓国のやり方が破滅する理由は『金利を高めに設定するだけではインフレだけが昂進する』という状況になるからです。現在の韓国です。最低賃金は日本より高いですが、物価も日本より全てが遥かに高い・・・という地獄です。これではバイトは生きていけないし、韓国のコンビニはバイトも雇えません。経済の成長元たる金融資本の強化と国民の現ナマ・不動産などの資本の蓄積が進まないのです。
     本来ならまず先に数十年かけてジックリと『強力な金融機関の創出』を行い、彼らが国債を引き受けるの形で国力の増進を図る。その後で金融緩和によるインフレ成長策をとる・・・が、現在のところ世界の主流です。よって韓国のインフレターゲット策は失敗です。もう成功することは永久にありませんm(_ _)m
     
     次に日銀のインフレターゲットについてですが、ぶっちゃけ、大失敗だと思っています。
     そもそも高瀬は「日銀の2%インフレ」は『テキトーな数字』だと思っています。大規模金融緩和をすれば市場にカネが濫れるのでインフレは起きます。この時、一応の数字設定をしたのだろうと思います。ただ数字自体は意味があり、1%以下では低すぎて成長インフレに乗らないと判断したのでしょうし、また2%のインフレ率は10年でGDPを1.5-2倍にし、同時に国債の価値を1-2割程減らします。つまりその分、国債増発が更に可能で国富の増大と経済力増強に回せるということです。逆に3%以上になると物価高などの悪影響が強くなりすぎると判断したので、さしあたり2%をメドに・・・のような気がしてなりません。つまり『フレー!!(っ`・ω・´)っフレー!! 』という掛け声的なものに過ぎない、と・・・。

     よって「2%のインフレターゲット、どうした?」ですが、完全に失敗ですm(_ _)m
     もともと日本ほど強靭な金融力のある国はインフレという『惡の華』に対する体力が強いのです。大量にバラ撒いたカネですが、銀行・證券・債券・民間・個人がそれぞれ吸収する力があるので、思ったほどのインフレが起きなかったということです。逆にいえば、インフレは『やっぱり良くない』事なので、インフレを撲滅しようと国力を増強し、金融力を高め・・・という長年の国家の努力の結果、やっぱインフレが起きにくいという事態に陥っているのです(爆死) これは日本や欧州がそうです。インフレという病気に対し、自然治癒力が高いということです。ある意味、良いことです。

     なので、日銀が「2%のインフレ設定」と言い出したこと自体が『失敗』ですm(_ _)m そんなの言う必要はないです。設定したところで出来ません。成長インフレが必要なので起こす。インフレになると物価も上がるが所得も増える・・・程度にしておいた方が良かったでしょう。日本のインフレターゲットは「設定目標」であって、本来の目的ではありません。なので執るべきでもないのです。ところがコレに執っている所が大問題でして・・・(爆死

    「ならなんでアメリカだけ年3%に近いインフレ成長してるの?」ですが、まさに金融機関がGDPの約30-35%を牽引しています。彼らの成長がインフレを加速させ、経済成長をもたらす原資を市場に放出しているだけでなく、アメリカが絶えず経済成長していて、結果、この三十年あまりでGDPが『五倍(@_@)?!』も伸びた主原動力なのです。日欧は米国ほどの強力な金融力がないということです。逆に言うと、英国はいまでも程々強い金融力があるので、1992年のポンド危機以降も成長を続けているということです。実際、英国は経常収支も財政も赤字ですが(死)、それでも生きているという国です。実はそれほど不思議ではなく、いずれアメリカや日本もそうなると言われていますしね。つまり日本で年2%のインフレを実施したいのであれば、株式や債券等に対する大規模な規制緩和とインカムゲインへの大減税が必要ということです。カネの流れの『蛇口』を新しいものに換えて、しかも緩める必要があるということです。これがない以上、もう日本では2%インフレは起きません。日銀の失策です。

      ※     ※     ※

     あと、韓国において一時期言われていた『インフレ創造』ですが、ぶっちゃけて思うのですが、『経済的な論拠ゼロ』の『掛け声』だったと思います。
    「フレー!!(っ`・ω・´)っフレー!! 」とか「Fighting」という、連中がよく使う言葉遊びみたいなものです。内容はゼロでしたから。実現も不可能です、彼らの経済体制では。こころざし的でさえなく、政治的プロパガンダという程度です。まあ、日銀のことを考えると、韓国人だけバカ扱いするのはムリかもしれませんが・・・