応援コメント

§5-1-1・【朗報】国家債務1,200兆円の日本国民の実質負担額:「せいぜい一年に増税5万円。その半分でもOKなんじゃね?」の話し・・・2200年から振り返る、2020年の日本の姿」への応援コメント

  • 結局は、国民にそのツケは来ちゃうんですね。

    でも、そのツケは、戦後直後のような、世田谷の一軒家が買えた現金が、ラーメン一杯しか買えない、みたいなことはない。

    せいぜい、一か月一万円我慢する程度。外食三回我慢すればいい。その程度。

    それだけ、今の日本は強いんだ、ちょっと安心。

    作者からの返信

    ぬまちゃん様(^^)/
    本当にいつもありがとうございます…m(_ _)m
    ぬまちゃん様のように「確実に最期まで残ってくださることを期待できる親友」がいるおかげで安心して重要なレスをつけることができます。今回はまさにそういうレスです…m(_ _)m


     ※     ※     ※


    実は最近言われるようになった事(≒ワイにペケッターや此処で絡んでくる連中の内容)は「日本に借金なんてのはそんなに無いんじゃないのか?」という話です。これは要約すると2つありそうです。

    一つ目は伝統的に言われていることです。日本政府がどれほど国債を発行しても、国債の元本以上に国民資産M2があれば(最悪、元本はすべて返せるので)後は金利が暴騰しなければ国家破綻は防止できる。そして国債の金利は「市場で国債が売られることによって発生」する。しかし日銀は『(民間)市場の外』にある。その日銀に全国債の半分以上がある。よって(日銀が国債を売り飛ばさない限りは)金利が暴騰することはない。
    他方、国債は償還期限があり、日銀保有分の国債も政府からカネを支払ってもらえる。しかし日銀法53条によれば、日銀が多額の利益を出したときには最大株主である政府に利益を還元すると謳っている。よってたとえば500兆円分の日銀保有国債+金利分の支払いを日銀が受けたとしても、そのカネの殆どを政府に「還元」することによって事実上、借金はチャラにできる…という理屈です。

    いろいろと問題はあるかもしれませんが「多分、正解」です。此処までの話を振り返ると大日本帝国であれ2199年までの地球諸国および地球連邦政府であれ「民間に戦時国債を売却した」ことが経済破綻のきっかけです。民間という市場に(戦時)国債が溢れかえった為に大規模破綻に至ったということです。ならば逆に民間の「市場」から国債を吸い上げれば金利は暴騰しなくて済みます。よって国家破綻はしないという理屈です。
    とはいえ、「市場」から国債を中銀に吸い上げる操作(公開市場操作)を使うと、逆に「現金」は放出されるので(国債の買いオペ)その分、激しいインフレにはなります。しかしこのインフレによって結果として政府債務はやはり消えていくのです。これは戦後すぐの米国およびFRBがやった金融抑圧(金利を低金利に圧殺する≒金融緩和)という手段で、その結果、米国は戦後破綻を迎えずに済んだという事でした。

    現在の日本は、おそらくこのパターンです。日本の場合、激烈激しいバブル崩壊デフレがあったために「金融抑圧」をやって日本の民間市場に現金をばらまいても使われずにブタ積みされるか海外に流出しました。これは金利をあまりに圧殺しすぎて本当にゼロ金利・マイナス金利政策を続けたために「流動性の罠」と呼ばれる現象に陥ったから…と考えるとスンナリ行きます。日銀の金融緩和により本来なら日本も激しいインフレになってなきゃいけなかったのですが、バブル崩壊のときの損失があまりにも大きかったためにこの借金の返済に充当された…に等しくなったことからインフレにはならず(←実際には日本経済が所謂「バランスシート不況」に陥った)、同時に日銀が実施した激烈なゼロ・低金利政策のために「投資しても旨味はないし、現金をずーっと持ち続けていたほうがリスクもないし損もしない」のでカネが使われずに銀行(←この場合は日銀の当座預金の中に大半がある)かタンス預金の形で眠ってしまい、事実上「市場から消えてなくなった」になってしまったということです。本来の激烈インフレ分の多くが寝ているか、より金利の高い(≒収益の見込める)海外に流れたということです。
    おまけに当時の日本は激しい円高の時代でもあり、また周辺諸国はみな途上国ばかりでした。よって途上国の通貨の価値は円に比べて大変低く、そうした国からの輸入物品は安く同時に投資は「安い投資で大きく稼げる」日本円の狩場になっていたことも幸いしていました。

    これらの要因で日本は国家破綻を免れたと思われ、その意味では奇跡でもあったかもしれませんし、今なお強靱な国力・産業力をもっているからこそヘタれずに済んだともいえます。我々はバブル崩壊の時「高い位置」にいたので、それを取り崩して活用して生活できていたということですし、高い位置に要られるだけの基礎体力(ファンダメンタルズ)があったとも言えます。


     ※     ※     ※

    これとは別にもう一つの意見もあります。「国債整理基金で、日本国債を国内外の投資に活用し莫大な利益を得ているのだから日本は破綻しない(≒税金を取る必要はないだろ!)」的な意見です。

    こちらに関しては「ワイもまさにそう思う。でも『市場の信認』を得るためには増税するしかないと思うよ」というのがワイの意見です…m(_ _)m

    要するに日本の場合、「国債整理基金特別会計」という名前の「政府系金融機関」があり、これが民間銀行と同じように国債を元手に資産運用し、莫大な利益を出しているということです。日本で災害が発生したときに「カネがなくて増税すると騒いでいるのになぜか!?」何処からともなく特別臨時予算が湧いてくる「例のアレ」という謎のカラクリです。民間の銀行は国内外の国債を購入し、これを元手に投資などの元本として運用しています。国債の利払い(政府からの)+国債を元手にした投資の運用益で民間銀行が潤っているように、日本銀行という「民間銀行(←中銀は民間銀行)」も政府の借金たる国債を運用して莫大な利益を得ているという「だけ」のカラクリです(爆死

    特に問題はないのかもしれません…(๑¯ω¯๑)
    しかし、日銀と政府(+財務省)は事実上、一つの組織であり(日銀は財務省の命令で動くのだし…)そう考えると「政府の借金を政府が資産運用している」のは「なんか違うのでは?」とツッコまれそうです。なによりこの日本のカラクリだったら「いくら借金しても(金利が上がらなければ)借金なんかないのと同じだ」ということです。政府の借金は結局、資産になってその分(金利+投資の利益)たるインカムゲインがゲットできるのだし、元本(つまり国債)が大きければ大きいほど投資のカネもデカくなるのでインカムゲインもデカくなる。ならば「バンバン国債刷って公開市場操作で市場に現金ばらまいてインフレ成長起こした挙句、国債整理基金特別会計使って政府が金儲けして借金完済+多額のインカムゲインで国民を豊かにできるんじゃん…( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧」という話です。多分、できるでしょうし、今日もそうやって我々は生きています。

    しかしそれは世界の人たちは「多分知らない」んじゃないでしょうか?
    てか、こんなカラクリ、倫理違反だと騒ぎ立てる可能性もありますね…

    そういう場合、財政規律もへったくれもなくなるため、外銀(外国の金融機関)が「日本政府はあまり信用できない」という話になれば「金利プレミアム」を高めに設定してくるかもしれません。金利プレミアムこそ「真の金利」であり、ある国(もしくは社債など)の債権に対して「信用できないから、その分、担保金出せ!」とか「財政や将来性に不安があるから、アンタらの債権の金利に保証分上乗せしておくからな!(怒」みたいな余計な負担です。

    以前、日本がバブル崩壊を起こした時に日本の国家破綻が心配されていた時代があり、その時代によく言われていた「ジャパン・プレミアム」という「金利負担」のことです…m(_ _)m

    これ、結構バカにならない負担です。日本政府発行の国債の金利プレミアムが乗っかると、日本企業がやり取りする場合にこの負担相当分が費用経費に乗っかってくるだけでなく「日本円使ってる国の人だから…(足元じーっ)」と日系企業のカネの融通全てに更に負担がのしかかります。このため日本のすべての経済団体は「増税しろ!」というのです。それはPBが維持できないと日本のすべての企業が金利プレミアムによって負担増になるから「消費増税して(企業の負担を減らせ)」と言ってるのだとお考えください。単に国債を増発し、日本国債暴落=日本円暴落になっても「円安になるから輸出が増える。ラッキー」では済まないということです。

    このためワイも財政拡張派でありながらも「国債を増発し続けるのならば税金を上げるしか無い」という意見です。その意味では「残念」に思うかもしれませんが、ワイは増税ではなく経済成長による税収入の自然増を狙うべき…という意見であり、その意味では「国内市場をこれ以上冷え込ませる庶民増税は極力やめるべき」派です。

    ワイが見たところ日本経済はまだ十分な余力があり、多額のカネがブタ積みされていることからも「将来はインフレが期待できる」と考えています。ということはそのインフレで経済成長が可能な強い国家だと想定でき、順調な経済成長によって国力増強と庶民の資産増強に加え、政府債務の実質的な減額を期待すべきと考えているのです。

    ワイが思う「国債整理基金特別会計」の最大の欠点は「国債の金利が上がると元本割れする」ということです。これは「インフレになれば国債(借金)の価値が激減する」という真実の裏返しです。日本国債の金利が上がればその分、価値は減っているので、国債特会のように日本国債を元手(元本)として運用する場合、「そもそも元本の価値が下がっている」という「もったいない」事態になるからです。逆に言えば日本が長期のデフレのままの方が政府・財務省・日銀にとっては「都合が良かった」のかもしれません。国債整理基金特別会計は日本破綻防止の切り札ですが、しかし政府が死なない代わりに我々民間がデフレで死んだ…という事だったのです(爆死

     ※     ※     ※
     
    それがワイの結論です…m(_ _)m
    要するに「FRBのようにやれ!」です。国債整理基金特別会計のような魔法を使わずに、FRBのように「雇用(失業率=景気)とインフレ(金利=国家破綻防止)」に注力しとけ…です。

    日本はあまりに強力で魅力的な異世界の魔法使いであり、しかも最強クラスです。c.v.は松岡禎丞というキャラなんですが、バランスシートというデスノートに書き込むようなもので最期、インフレによって命を取られるかもしれない…というリスクをもっと考えたほうがいいと思うんですけどね ←政府・日銀・財務省の皆さんへ

  • やはり、日本は異質の国なのですね。今後、日本の進むべき進路は、社会主義みたいにならざるを得ないかも知れないですね。

    作者からの返信

    @yamato290様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    >日本の進むべき進路
    …正直な話、このコラムの重要な結論の一つです。僕も@yamato290様がお考えのように「社会主義的資本主義国家」に変容するのではないかと考えているのです。
    一つのモデルケースとして「巨大なノルウェー」に化けるのではないかということです。ノルウェーは石油資源に頼る所の大きな小国です。それなりの技術はあるのですが、相対的に弱小国です。そのため彼らは賢明な事に「ノルウェー政府年金基金」を半世紀も前に設立し、ノルウェー国民から徴収した年金を元手に全世界で投資を行い、莫大な利益を得ています。いまや規模はノルウェーのGDPの数倍にも及び、ノルウェーの福祉国家化の原資にもなっています。そして日本のGPIFはこのノルウェーの先例に習ったのではないかとさえ思えるほどです。

    現在、日本は多額の国債を抱えるようになりました。その結果、国家破綻を防ぐために金利の操作を行い(国債の金利を上げないようにすれば国家破綻は防げるので)かなりの程度、成功しています。反面、金利がゼロに近いために経済成長率もまた極めて低く、今後とも経済成長は望めないデフレ国家のままになるのではないかと思われます。

    左翼系経済学者のトマ・ピケティによれば「金利>成長率」の国は貧富の格差が大きくなりやすいのだそうです。なら金利も成長率も低い日本では貧富の格差はあまり広がらず、逆に「金利と成長率には密接な関係がある」という事実から、今後とも経済成長は望めない…とするのならば、個人は豊かにならず、企業は国内投資を低金利のためにためらい、企業が稼いだカネは対外投資に流れ、それが爆益をもたらしていく…という今の流れが続くとすれば、企業に対する統制力の強い日本の場合、結果として政府日銀が揺籃から墓場まで面倒を見る…の流れになる可能性が出てきました。特に日本は超大規模自然災害が多く、逆に憲法九条の制約から世界規模の紛争に介入する可能性が低い国です。日本国内で発生する重大な危機に備えねばならない状況が続くのだとしたら、潤沢な資金を国家が保有することの方が、金持ちを増やすことよりもより重要と考えてもおかしくはありません(本来は個々人が全員、超豊かになって危機に個別に対処する方がコストもリスクも低いはずなんですが…)。

    そのため、究極、企業から法人・所得税を取り上げる政府が国民に手厚い社会保障を提供する「日本国株式会社(≒投資ファンド)とその社員(社畜)」という社会主義的資本主義国家になるのかも知れません。

    それが幸せなのかどうかはともかくとして…ではありますが( ・᷄д・᷅ )??

  • この項のご説明はすんなり頭に入ってきた気がします。

    「なんとなく不安」になるのではなく、問題を分解・整理して「理解」することは大事ですね。
    あとでもう一度読み返すように致します。

    作者からの返信

    @efg1029様、ありがとうございます…m(_ _)m

    実はここの内容は『さわり』に過ぎません。本当に重要なことは、もっと後にしたほうがよいという判断と、そのためには別章が複数必要になるほど多岐に渡り、しかも説明すべき事が沢山あるので、まずは「雰囲気だけでも」の話です。ただし、それでも一つだけ言っておかねばならないのは「戦前とは債務の仕方が違う」ということです。これは大変重要なことです。

    日本は多額の戦時債務を抱えたという話はすでにしました。これの契機は昭和七年の高橋是清財政に起因します。この前年、満州国を建国した大日本帝国は満州国の治安及び新規開発費用の捻出が必要になりました。反面、時代は1929年の世界大恐慌の真っ最中で、税収は落ち込み、国家に予算などありませんでした。そこで高橋たちは「十分に慎重に計算した後で」国債を日銀に直接引き受けさせるというやり方を採用します。
    無論、これが戦後ハイパーインフレの原因になったと(僕を含めて)騒いでいますが、実は「違います」。当時の日銀の資料を丹念に読むと、「かなりうまく行っていた」という驚きの肯定評価をしているのです。これは「アベガー」とか「日本崩壊ガー」みたいなパヨクの寝言の真逆であるばかりか、皆から毛ぎらいされているMMT(…は僕もかなり激しく叩いていますが)を支持する人たちが言っている事が「正しい」ということでもあります。つまり僕に関して言えば「判っていて、なおパヨやMMTを叩いている」という「タチの悪い」人種だとお考えください…m(_ _)m

    昭和七年時のやり方はこうです。帝国国債を日銀が引き受ける。このカネを赤字国債として直接、政策に補填する(満州国の警備費用が当初の明目)。そして日銀が引き受けた国債はシンジケート団(特定の金融機関のあつまり)を通じて日本国民に売却する…という感じのやり方です。
    此処で重要なのは「国民に国債を押し付けた」ということです。国民にとっては資産…ということですが、何よりもこれは「国民からカネを回収する、一種の税金」と考えることが可能ということです。そうです。この時の「中銀が国債を直接引き受ける」という事は、国民(金融機関や民間企業、はては本当に国民など)に半ば強引に押し付けた国債という名の「税金」に限りなく近い働きをしたのです。政府が新税を導入する代わりに、国債という名の借用証書を中銀が受け取り、これを国民に売り飛ばしてカネを手に入れていたという仕組みです。勿論、帝国国債には利子がついていたので、更なる増税によって利払いが必要にはなりました。しかしこの仕組みは「国民資産を国債という手段を通じて政府が回収する手段だった」と言うことです。これならば国民資産が尽きるまで「税金」の収奪が可能と言うことです。事実、日中戦争の間くらいまではかなりうまく行っていたのです。太平洋戦争で破綻したのは、戦争に負けて帝国政府が消滅したことによるデフォルトであって(=債務者が夜逃げした)、途中でカネが尽きたわけではないのです。

    そこで、あまり雑過ぎるので参考にさえならないかもしれませんが、それでも面白い話をしようかと思います。
    このコラムで戦後、預金税をかけて焼け出された国民から情け容赦無く税金を取り立て、結果、全国民資産の1/10ものカネを集めたという話をしました。その額は大体900億円程度。そして帝国債務は額面総額なら約7,800億円。戦時インフレなどがあり、この額は大体実額で2,000-億円程度にまで下がったということでしたが、帝国債務の額面でみた時の総額が約7,800-億円に対し、国民総資産は(インフレ率などを考えないならば)大体9,000-億円くらいなのかも? ということは昭和二十年8月の帝国は、ほぼ全国民資産を戦争に投入していた(9/10くらい)と言えるのかもね…と。なので昭和二十一年は、仮に上陸してきた米軍を撃退したとしても予算が尽きて敗北…となっていたのかもしれません。逆に言えば「国民に負担をばらまけば、すなわち全国民資産を吸い上げることが出来るということ」ということです。
    これならば、国債は国民にとっては資産であっただけでなく、政府にとっては新税でもあるわけです。実はMMTを支持する人たちは、この事実を知っているのかもしれません。

    ただし重大な問題があります。債務が増加し続けるという問題です。国債は政府の借金なので、増税によって債権者に返さねばならないのですが、債権者は国民です。また通貨膨張インフレによって通貨の価値が下落もします。よって結局は悪性のインフレと、額面割れした国債の束が残るという結果には代わりありません。これが僕をしてMMTに強行に反対する理由の一つでもあります。ただし、「国民資産を税金のように吸い上げる」効果があるということは本当です。

    これに対し現在は逆で「日銀がGDP以上の国債を保有している」ということです。これは金融緩和等の結果なのですが、国民にばらまいていません。逆です。ここでおかしなことに気づいたと思います。お金を発行するのに国債が必要で、(利子を考えなれば)国債総額と通貨の総額は同じ。その国債が通貨を発行する中央銀行に戻ったということは「カネが戻った」と言うこと。そしてそのまま『死蔵』させておくとしたら、タンス預金みたいなもので「それはもう失くなったのと同じ」…と(爆)
    これです( ̄ー ̄)ニヤリ
    究極の解決法がこれだったのです。

    なぜ帝国の頃にこれが出来なかったのかと言うと、帝国の頃は金本位制が厳然として生きていたからであり、中央銀行が国債を引き受けた後、大量に抱え込んだ場合には確かに資産を保有したことになるのですが、通貨は(名目上は。そして基本的な概念として)額面相当の金(地金)と交換できることにしていたからです。通貨を発行する時には金もしくは金に相当する資産の裏打ちが必要で、中銀がカネを刷りまくるためには金硬脈でも見つけてくる必要があったからです。よって中銀が国債を引き受けた段階で、国富が「水で薄めたスープ」のような状態になりインフレが発生する危険があったため、これを避ける目的で国民に売り飛ばして現ナマを確保していた…と思えば良いと思います。事実、戦後直後の日銀の資産を見てみると、実は殆ど債務がなかったということのようです。国債を持っていなかったからでしょう。そして現在は管理通貨制度であり、日本においては「100兆円少々の米ドルを担保に」国民の全生産力をバックボーンとして円を刷り倒しているのであり(=国債)、ならばこの担保金の米ドルにさえ手を付けなければ、中銀が刷ったカネが国債という別の形の通貨(実は国債も紙幣も特殊手形の一種)で戻ってきただけなのだから、そのまま破って捨てちまえ…という話です。
    信じられないでしょうが、多分、うまくいきます(爆)
    あとは国債の利払い分を国民から税金の形で補填することと、会計上の処理の仕方のみです。国債は、なんなら永久に中銀が国債を持ち続けていても良いのです。インフレで損することになりますが、ETFなどで儲けが出ていたらそれで補填して最期は特損処理すればよいだけのことです。

    考えてみれば日本のGDPと同額の国債を中銀が死蔵させていたのなら、世界にばら撒かれた円は大体300-350兆円程度。これでは金利が上がるはずもなく、インフレが発生するわけもないのです。つまり今の低成長の原因です。これをスティグリッツらが言ってるだけのことです。このコラムも「スティグリッツの言った通りのことをやろうぜ」程度の内容だったのです。

    長々すみませんでした。まずはこんな感じですかね?

  • 未だかつて短期間でこれほど頭が良くなった錯覚に囚われたことはない。錯覚であると忘れてしまいそうなくらいです。
    某動画サイトようつべで、不思議な主張を動画にしている人を論破してきます(性格最悪)。勿論ジョークです。
    楽観にしても悲観にしても、偏りすぎると良いことはない。冷静に分析していくことが何よりなんですね。(当たり前のことを再認識)

    作者からの返信

    爆撃project様、いつもありがとうございます。超あざますです(`・ω・´)ゞ

    実のところ、爆撃project様が頭が良いのであって僕はあまり関係はないです。というのも、内容に関して言えば『実は普通』なのであって、ただ単にまとめただけに過ぎないからです。これらの内容を高瀬一人で考え出したのであれば僕は真の天才ですが、コピペ+α程度では自慢も出来ませんね。

    よくよく考えてみれば、世間で言われていること全てが「アホの勘違い」なのかもしれません。ごく普通にデータを追跡していけば、ごく普通の内容しか出てこないわけです。このコラムのように…です。

    より重要なのは、いままでモヤモヤしていたものが、他人の文章を読んでスパッと繋がったというのならば、普段から高い認識力があったという証左のようなものです。アホは全く理解出来ませんし、しようともしないからです。此処に来て「目覚めた──ヽ('∀')ノ──!!」感を持ってる方が多いかもしれません。ですが、それは「もともと皆さんの中にあった。ただまとまってなかった」というだけのことです。

    冷静な分析とは、落っこちているものを拾うだけの作業に似ていると、作業しながら実感しました。玉石混淆の中からダイヤだけを拾いにかかるという作業ですが(石ころ拾ってもカネにならない)、結局、爆撃project様のようにダイヤの市場価値を判っている人たちがいてのこのコラムだったというわけです。その意味でも、なるほど、公平で開かれた市場と自由な参加者が必要という資本主義の必要性が認識できたなぁ…と実感しております(´・ω・`)

  • ばーべきゅーのおにくは豪州産か否か。
    にほんのしゃっきんってリゾート地(きゃんぷじょう)についてからようやくきがつくていどだったのですね。
    わかりやすいたとえをありがとうございます。
    どうりでそのむかしくにじゅうがりぞーとりぞーととおおさわぎしたわけですね。
    これならば仮に悲劇的予想が成就されてくにがつぶれても廃墟探訪するよちくらいはありそうです。
    善哉、善哉。   (狐

    作者からの返信

    アレも今にして思えば無駄金でしたね…(  ̄ー ̄)y-~~
    外国人にでも高値で売りつけておけばよかったのではないかと愚考する次第でありまして…

    >しゃっきん
    もっと早く気づくべきだったんでしょうけど(爆
    ただ、気づいてはいるものの『ずる賢く始末できる性質の』しゃっきんであることも事実で、これには気づいていないようです。現在のように、日銀が500兆円も抱えているのなら、国債をそのまま破って捨ててもいいんじゃないでしょうか?(すっとぼけ
    その分、カネ足りなくなるという意見に対しては「だったら輪転機回してカネ刷ったらええやん(  ̄ー ̄)y-~~」程度の話です。

    実際にはもっとテクニカルな手段も必要ですが、なんとなく経済学者や政治家連中も「国の管轄できるゴミ箱にまとめちまえばいい」ということには気づいているようです。世界の全ての国が債務で自滅しそうなので、多分、何か大きな手を打ってくるのではないか? …と思わなくもないのですけどね

  • 少し見えてきたような気がします。
    要するに「もっと大人になる」ということなのかも知れない。

    作者からの返信

    ( ̄ー ̄)ニヤリ・・・

    こんな程度の『借金』なんて、100年かけて返済すればいいんですよ(コッソリ)

    ちなみに実際にどうやるか? の方法論については拙文・第73話をご覧くださいm(_ _)m