こんにちは。2019/11/15にこの記事を読んでおります。
ブラウザの間違いでなければ、記事の途中に同じ記事が割り込んでいるように見えました。
もし当方のブラウザのみの問題でしたらご容赦ください。
作者からの返信
@efg1029様、超ありがとうございます…( ;∀;)
たしかに内容が重複しておりました。この項目は修正したページであり、その際に手違いから発生したものになります。
もともとこのコラムは全てテキストで平文打ちしてあるものをコピペの形でカクヨムに投稿しています。この時のコピペミスによるものです。大変失礼いたしました…m(_ _)m
ワイ、かっこわる〜…┌(_Д_┌ )┐
戦争は、悲惨さの面で語る人が多いですが、経済的に見て無意味である、という観点で攻めるのも大事ですね、たしかに。だからこそ、経済的に分が悪い国は戦争なんかやってちゃダメなんだと。ね。
作者からの返信
ぬまちゃん様、本当にいつもありがとうございます…m(_ _)m
ぬまちゃん様のおかげで此処に「重要補足」を書き足すことが可能になっております。残念なことにカクヨムのシステムは投稿者が退会してしまうと、ワイがつけた返信まで消滅してしまうため、結果として「どうしても残しておきたい内容」が次々と消滅する事態に陥って苦悩しています…(:_;)
ぬまちゃん様のように非常に長期に渡って安定して存在してくださる方のありがたさ・大切さを今更ながらに実感する日々です。本当に感謝しております。どうぞこれからも末永くよろしくお願いいたします…m(_ _)m
※ ※ ※
さて、この「戦争論」なのですが、ワイがいつも言ってるように「戦争は人類の経済的営みの一つに過ぎない」という、この鉄則から始めるべきと考えています。本当にこれが鉄則です。つまり「戦争は日常」だったのです。過去の歴史を紐解くと、大抵の侵略戦争は「富の略奪」がメインテーマです。これはギリシア・ローマ帝国の頃からモンゴル帝国〜大日本帝国まで全く同じです。よって「軍事力の強化が可能な程度の国力のある国が他国・他地域の経済取得物を略奪しにいく」事によって戦争が始まるのです。最初は殺戮と略奪などがメインだったものが、「生かしておけば、長期間、富を産出する」事に気づいて植民地戦争が始まったと考えるべきでしょう。よって植民地獲得戦争の本質は「資源と市場(=その地域住民)の確保」となり、この「カネの視点」なら他のあらゆる戦争論を論破できます。例えばワイらの大日本帝国がそうで、帝国の戦争は驚くほど「カネ」でした。日清戦争の目的は朝鮮半島・中国大陸およびその周辺地域の植民地化であり、この地域の資源と市場を確保すれば「それだけ帝国の国力を増強できる」という程度の事です。同時にフランス・プロイセン戦争によって、プロイセン(後のドイツ第二帝政)がフランス相手に多額の戦時賠償をゲットし、これをフランなどの外国通貨で支払わせたために、結果として「海外からドイツに多額の投資が舞い込んできたヽ(^o^)丿」になり、この富をベースとしてドイツ第二帝政は1900年代までの(主にビスマルク統治時代)急激な経済成長が可能になったのです(断言)。
ドイツ第二帝政の経済成長はドイツを統一し国力を増強・整理した事に加え、普仏戦争の時の多額の賠償金があったから
…ということに着目した大日本帝国が「不可能だとは思うけど、超大国の清国ぶっ叩けば多額の賠償金貰えるかも(うふっ♥)」の思惑が存在し、そのとおりになったので急激な近代化に成功。この「賠償金ゲット」という「おてがる」なやり方をもう一度やろうとして戦いまくったものの、露助の野郎がカネ払わなかったので戦時外債の負担から国内では増税→日比谷焼打事件(実は革命寸前の大暴動で、とても事件のレベルではなかったようです)という「借金国家」に転落して四苦八苦。この後、「他人の戦争」である第一次世界大戦でボロ儲けして一息つくものの、関東大震災と昭和恐慌で約5-6億円もの外債建てて再び四苦八苦(この時の租税収入はせいぜい25億円〜30億円くらい)。しかも1929年に世界大恐慌発生で世界経済崩壊。このため大規模な財政ファイナンスで国力増強を成し遂げるも激烈なインフレで国内は極右・極左が台頭し、結果として軍事色の強い発展途上国型の国家に成り下がって太平洋戦争→7800億円もの戦時債務(インフレにより実質は2000億程度。しかしこれは開戦劈頭時の想定GDPの8倍)の償還のため、戦後、預金税を含む激烈な課税で餓死者多数…という流れでした。
大日本帝国は常に「カネのために戦争」を繰り返した挙句、失敗したという事でした。この間に台湾・朝鮮半島および満州国と中国大陸の一部を獲得するのですが、このときに朝鮮半島・台湾に対しては大規模な軍事侵攻はしておらず、主に条約によって併合したというのは重要です。ワイが思うに、現在の日本人は「朝鮮人は無能」と内々思っているのですが、大日本帝国の頃は違うのではなかったか?…と考えています。というのも我々の朝鮮人の記憶は直近の「簡単に日本に併合された弱い連中」なのですが、大日本帝国の頃の朝鮮人の記憶は「直近の」文禄・慶長の役の頃の激しい抵抗の記憶で、「朝鮮全土で反日民衆暴動が起きたら半島を植民地化することは出来ない」という分析があり、実際、江華島事件のような例外的な戦闘を除くと大規模な対朝鮮人制圧戦は展開していません。これは日清・日露戦争の激烈な戦闘が存在していたこととは対称的で「朝鮮人を怒らせるな」的な意図を持っていたのではないかと推察しています。特に大日本帝国は国力増強=カネのために資源と市場を必要としており、その第一目標は満蒙地域であった事(要するに中国全土の植民地化を狙っていた…欧米列強のように)から考えると「玄関口」として朝鮮は安定して長期に確保する必要があり、そのために朝鮮人の大規模・長期間に渡る反日民衆暴動は絶対に避けないとアカンという判断は極めて理論的で適切だったことでしょう。逆に、その後の対中国戦を考えるとこの「(植民地対象の)民意の離反を防止する」事に失敗した事が帝国の消滅につながる一大事だった…と考えねばなりません。実際、個々の戦闘においては1944年という太平洋海域における帝国海軍の不甲斐ない連敗ぶりで凋落の一途を辿っていたのにくらべ、帝国陸軍は大陸打通作戦を七ヶ月にも渡って展開し、都合2600kmもの進撃を可能にするだけの国力があったということを忘れるべきではないのです。帝国はそのくらい強力であり、この当時の欧米諸国によって支援され強化された国民党軍および中国共産党軍を相手してなお勝ちきったという事から考えると「戦闘においてはいまだ健在であったものの、政治としては植民地化に失敗した」という事例であり、これは「戦争によって物事を解決することは実は難しい」という事を示しています。しかしこれも戦争が国民経済の「日常の一つ」に過ぎないという当然の事から考えれば、軍事行動は所詮、国家経営の選択肢の一つ(武力的外交)に過ぎないため、戦争に頼るべきではないという結論になります。
これは「戦争をやる・やらないを国民経済というカネの視点から考えるべき」というよい事例です。
大日本帝国は明確な失敗例です…m(_ _)m
現在ではこの植民地化に代わって多国籍貿易へと進化しました。宗主国が植民地化し、自腹を切って多額の投資し、軍事力で当該領域の安全の確保をせねばならないというコスト高の問題をクリアする優れた解決法でした。要するに「お前たちが自分で勝手にカネ稼げるようにしろ。カネと技術は貸してやる。あとで熨斗つけて返せ」という程度のもので、自国化する代わりに「独立」を担保し、市場と資源は「自由化」によって確保するという高効率な多国間関係です。この低コスト・高効率さから現在の主流になっていて、ワイが時々ロールモデルとして登場させる仮説の一つ「バラッサ・サミュエルソン効果」のことでもあります(ただしバラッサ・サミュエルソン効果は成立しない場合もあるのでご注意を…m(_ _)m)。
※ ※ ※
…と、ここまで話を進めて改めて思うのは「プーチンの異常性」です…ಠ_ಠ;
ロシアは資源大国であり、人口もそこそこあり、通商制度においても資本主義っぽくなっていました。特に「元は共産主義国」という縛りから脱しつつあるという意味で重要でした。共産主義者は資本主義の進化の後で共産主義に移行すると唱えていたのですが、この社会進化論は同時に白人至上主義のような人種差別を肯定する内容を含んでいて、1950年代の構造主義の台頭により「社会は多様性があるだけで、進化とは無縁」という事がフィールドワークで証明されたことで共産主義自体が否定されました。また「一党独裁」という明らかに異常な間違いを是としている共産主義からの脱却が可能になりつつあったロシアで中産階級(≒ブルジョワ特権階級)が成長しつつあった事からも判るように、封建的独裁専制国家から原始的な資本主義化へと進んでいたわけで、なら資本主義のカネの理屈で動くのが当然だったわけです。つまり多国籍貿易です。その恩恵を受けていた事は厳然たる事実でもありました。しかし何故か今回、多国籍全面経済制裁を食らう自滅的な戦争を始めたということです。ロシアは資源に恵まれ(←カネかけて侵略戦争する理由がない)、市場は海外に大きく存在し(←植民地化の必要がない)、後は国内産業の育成にどう取り組むか…だけの事であり、しかも旧ソ連から引き継いだ核兵器を保有していることから他国が侵略してくるリスクはほぼないという優位性のある国家でした。なのでカネで考えた場合、ロシアは戦争する理由が全くない恵まれた国家であり、今後さらなる国内成長が期待できる国家でした。これは、ハゲがなぜウクライナ戦争を始めたのか合理的な解釈が出来ないだけでなく、本来の「戦争の構造」たる「戦争はカネのため」という人類の生得的な構造から逸脱した「脳内妄想の戦争」なのではないかとワイが疑い始めているということです。
「豊かになりたい」〜喰うに困らずに生きていきたい…というのが生物の遺伝子に組み込まれた行動だとすると、植民地獲得戦争のような従来の「カネ」のための戦争はこの「遺伝子の延長された表現型」と言えると思います。逆に言えば地球上の全ての生物が進化を遂げた結果、戦争を始めたとしても特に不思議ではなく、地球人とガミラス星人は遺伝的に違いはない(…本編参照)ということからしてもガミラスが侵略戦争始めたのは「特に不思議ではない」ということです。むしろ自然です(爆)。旧作においては滅亡しかけていたガミラスの生存のため…という究極の「豊かさ(←死んだら豊かな生活おくれない)」のため、2199ではどうやら植民地獲得戦争の結果の対外侵略とその破綻という展開で「実に合理的で、ありえる」内容でしたが、プーチンの始めた対「ウクライナのネオナチ戦争」は、一部のパヨ公とウヨ系陰謀論者を除けばあまりに非合理的で「イミフ」です。これはホモ・サピエンスを規定する「遺伝子の構造」ではなく、ホモどもの進化の過程で(勝手に)育ってきた「脳」による「思考」の結果によってもたらされた不「自然(=遺伝子に支配された構造)」な展開…と考えるべきでしょう。「脳(≒思考)の暴走」というべきかも知れません。
生物として「生存する」という根源的な欲求の結果の殺戮および支配構造とは違う、「形而上学的な勘違い」を原因とする戦争…という異様な構造の顕現の可能性です。このような「カネで考えがつかない」戦争は過去にも有ったのか?はわかりません。現場にいたわけではないので詳細を知りようがないのです。たとえばドイツ東方植民やレコンギスタのような宗教色の強い戦争は「形而上学的な勘違い戦争」と言えるのかも知れません。しかしそうは言ってもその後の展開を調べてみると、植民した後で産業復興を目論んでいたり等のカネ絡みの話も多く、単純な信仰のための侵攻というわけでもなさそうです。そう考えれば多くの宗教戦争〜「神と信仰」という形而上学的な存在のための命がけの戦争…も実は「カネのための方便」と考えたほうが良いのかも知れません。要は「カネと妄想」とのバランスの違いだけなのかもしれず、このバランスがどちらにどれだけ傾いていたか?…こそが重要なのですが、ワイは日本人であり、また1000年くらい後に生まれた世代ですので「その場の雰囲気」を感じ取ることが出来ないためにこれ以上の論議を進めるつもりはありません。しかしプーチンの戦争はワイと同時代的に進行している事象で、それなりに事実を探求できる情報環境もあります。よって右派・左派などの政治屋による「歴史の汚染」が進む前にプーチンの思考構造を解明したいとは思うのです。この場合、カネの合理性には乏しいウクライナ紛争を始めた根源的な理由の解明です。
今回のウクライナ紛争を究極、カネの損得勘定から始めたのか、それとも本気で「ウクライナのネオナチガー」から始めたのかということの解明です。プーチンにとってウクライナのNATO加盟もしくはEU加盟がロシアの権益の重大な侵害〜たとえばクリミア半島およびセバストポリ港の失陥という事態を招き、これがロシア経済の致命傷になりうると判断したとか、ウクライナ征服の真の目的が、外国によるロシアの国益(この場合、ウクライナは元々はロシア人と同一…という類いの勘違いも含んでいたかもしれませんが)を切り崩そうとしている…という「カネ」の心配から端を発したのか?(←これなら納得できる)。しかし万が一にも、そうした国益やカネの事など全く考えもせず、本当にウクライナのネオナチというのが存在していて、この排除はカネやロシア経済などの問題よりも遙かに重大な「国の命運を賭けるべき『聖なる信念だけ』の戦争」と捉え、まさにロシアを破滅させても戦い抜く…というプーチン一人の妄想の結果の大戦争だったら「異常」というしかないわけです。要するに「ロシアの国益 vs ウクライナのネオナチガー▲○■※¶〠」のどちらのバランスのほうがより大きいのか?…という重大な問題です。
「ウク・ネオ(略」というプーチンの戯言が、実はロシアのカネの問題(=国力の増減に関する問題)を軍事力で解決するための「方便」として使ったのかどうか??…という事は重要かと思います。だとすれば「まだマシ」という事です。要するにウクライナを征服して植民地化するという事と「≒」だからです。しかしそうではなく、本気でまず「ロシアの精神を破壊するガー▲○■※¶〠」みたいなイミフな理屈から戦争始めたという場合には極めて深刻な事態と捉えるべきと思うのです。「狂った独裁者を止める手段がない」という、これまた人類の根源に関わる問題になるからです。ホモ・サピエンスは所詮、「他人の顔色をうかがうチンパンジー」と言われる存在で、要するにチンパンジーです(爆)。なのでチンパンジーの遺伝子を強く受け継いでいるため、ボスの命令に従うという「支配=被支配の階層化」を構築する遺伝的構造を持っていると思われます。この結果、ボス(独裁者)のイミフで理不尽な命令に「何故か従う」というロシア人の存在はホモサピエンスの遺伝的構造といえるわけで、コレ自体は特に不思議でもないと思われます。
問題なのは、人間の文明という視点から考えた時、「カネの視点」という遺伝的構造が反映されず、「チンパンジーの社会構造」という遺伝的構造は反映された社会=未知の独裁国家が21世紀になって出現しつつあるのではないか…という異次元の恐怖の方です。
ワイが思うのは新興宗教(オウム真理教)のようなテロは、信者がカネのことよりも信仰を重視しているという意味で、この構造が「既に存在していた」危険な実例だと考えています。ただし教祖の麻原がブサイクな俗物でカネと女に執着していたことは判ってるので「独裁者のカネ(≒私利私欲。信者は単に騙されたバカ)」の問題で片付けることは可能かと思います。もう一つ異様な形態に進化発展していったナチスの例もありますが、むしろ人種論に彩られた新興宗教の様相を呈していたと考えるべきで(白と黒のナチスの配色はイエズス会のパクリ)、この場合なら思想上の理由でユダヤ人の抹殺を図った理由は分かります。とはいえナチスも東方植民というゲルマン民族のカネ(=富)の問題には言及していたのであり、他の帝国主義的国家と「カネ or 脳内妄想」との比率を考えた場合、ナチスはより「カネ < 人種論(脳内妄想)」の傾向が強かっただけ…ということも出来ます。またナチスの場合には1929年の未曾有の世界大恐慌のためドイツも経済破綻し、この激しいインフレと経済不安(=カネの問題)が極右・極左の台頭を容易にしたという特殊要因=インフレボーナスがあった事も見逃せません。
このポイントで見たときに、2022年のロシアは経済破綻もしておらず(少なくとも連邦財政は黒字で健全)、新コロで120万人が死んだと言われているものの大規模な政情不安なども発生していませんでした。資源が豊富で国内市場も開拓の余地があり、未来には希望が有ったように思います。確かに凄まじい貧富の格差が存在していましたが、これは150年前の米国などとほぼ似たような問題であり、ということは150年かければかなり改善するか、それなりに経済成長して貧富の格差なりに個々人が「より豊かな生活」を享受できたと思われます。よって前途は決して暗いものではなく、しかもウクライナは腐敗国家でEUへの加盟は現実問題として不可能であり、国家は分裂気味で当時のゼレンスキー大統領の支持率は2割を割り込むほどでした。国防力は脅威とは言えず、NATOに接近して行ったのも元々、プーチンがクリミアを不法占拠したことが大きな要因であり「自業自得」といえなくもない程です。よって本来、「ロシアがアングロサクソンのネオナチに追い詰められ、ロシア文明ごと抹殺されそうになっている」という理屈が全く通らないのです。なのでこの「詭弁」がウクライナにおけるロシアの経済的権益の確保のための「綺麗事」ならともかく、本気でこんな訳の判らない事言い出していたとすれば「狂人の戯言で世界が核戦争始めた…(呆然」という、恐るべき結末で人類が破滅するという事も「ありえる」という事になるのです(涙
ただプーチンが「ウクライナの親アメリカ・アングロサクソンのネオナチガー」みたいな、全く矛盾だらけのイミフなタワゴトを事あるごとに連呼しているのを聞くにつれ、ワイ的には「妄想で戦争始めたのではないか?」という恐怖が募ります。全く合理的でなく、将来の希望が見えなくなるからです。勿論、「カネ > 独裁者の脳内妄想」のほうがよいというわけではないのですが(所詮、戦争なので)、ロシアとプーチンが理解不能な新興宗教の集団妄想に取り憑かれてるとしたら、これは相当深刻だなぁ…と。
カネで考えず、政治や民族・宗教だけで考えると結局、破滅するということです。カネにこだわるのはみっともないことではありますが、合理的なことでもあります。特に共産主義という「カネの存在を否定する」狂人が出てきてからというもの、全体主義がはびこるようになったと感じるのはワイだけなんでしょうかね…(๑¯ω¯๑)?