応援コメント

§4-1-2・絶望と貧困に喘いだ2199年を生き延びた世界の辿った運命(その2)・預金税と通貨切り下げ。地球統一通貨の導入とインフレと・・・」への応援コメント

  • かねはちから、ですね!

    通貨が全世界で統一されて、その統一通貨を管理する中央銀行が出来れば、その中央銀行の総裁を任命する行政機関が世界を支配するんですね。

    作者からの返信

    ぬまちゃん様、いつもありがとうございます…m(_ _)m
    皆さんがコメントを寄せてくれるために本文の重要な補足が可能となり、また時事の変化を記録として残すことも可能になっております。本年もよろしくお願いいたします。

    実はこの話、結構重要な伏線で「2200年以後の地球連邦政府とはEUとECBの関係に似ている」ということをワイが感じ取っていて、その結果は「破滅する」ということをいずれ詳述しようとしているのです(爆)。つまりワイは「EUは必ず破綻する」と断言しているということです。地球連邦政府は23世紀中に破滅するらしいのですが(水の星に飲まれて溺死するようです)、その前に通貨の管理能力を失い破綻するだろうと想定しています。

    一つの国家を維持するのに本当に必要なものは「中央銀行」です。特に現代のような管理通貨制度の場合、国家の総国力を担保に自国通貨を生成するのですが、この管理をするのが中銀です。よって中銀が生き残ってるのなら「辛うじて破綻国家のまま」で「未開文明国家」にまで零落れることはないのです。典型的な例が1970-80年代のレバノンで、激しい内戦状態に陥ったのですが中央銀行と電話だけは生き残ったと言われています。結果、レバノンは解体することもなく、一応今でも生きています。ということは中央銀行の形が国家の形を決める要因の一つです。その視点でEUとECBを見てみると「大変奇妙」なことに気づきます。

    日本の場合、日本政府と日銀、米国の場合はより複雑で米国連邦政府とFRBになっています。元々の米国は国立銀行制度という制度を持っていたのですが破綻しました。米国を複数の領域にわけ、その領域を管轄する銀行管理制度を整備していたのですが、より強力で一元的な金融政策を実施するために1913年に現在のFRBという制度に組織改編します。このため「シカゴ連銀」とか「アトランタ連銀」という奇妙な言い方が残っています。複数あった、その地域の「中央銀行」を一つにまとめ、上位組織としてFRBの下に統合運用するようになった…的な感じで、そのため職能分化も進みました。たとえばニューヨーク連銀はもともと東部地区を管轄する中央銀行的な役割だったのですが、現在の主な仕事は「為替介入」です。よって世界で最も重要な「中央銀行」と言って良いです。NY連銀が破滅した場合、世界の終わりです。

    しかしEUとECBはかなり違います。政治的に統合してるかどうかはともかく、金融的には全く統一していません。債権の発行メカニズムが「狂ってる」からです。日本の場合、政府が国債を発行し、民間にばら撒いた後で日本銀行が購入することで通貨を放出する…という流れがあるのですが、ECBの場合、ユーロ債を発行するのはECBであっても、実際に発行するのはその下部組織とされる「各国の中央銀行」です。よって何処の国の中銀がどのくらいの債権を購入するかを委員会で決めるという形のようです。

    ということは財力のあるドイツやオランダの中銀が、ファンダメンタルズの弱いイタリアやスペイン、ギリシャのために多額の債権(この場合、イタリア国債やギリシア国債)を「強制的に購入させられる」という形にしかならないのです。しかしこれではドイツやオランダが多額の「不良債権」をかかえるということになりかねず、実際、日本のように資産の多くがドル建て…とは違う脆弱性を抱え込む非常にリスキーな取引ということになるのです。

    この問題はじめ、2200年以後の地球連邦政府を現在のEUにたとえていずれ詳述しようと思っています。しかしワイが筆が遅いために全然先に進んでいません(爆

    ほんと、駄目なワイです…涙

  • 経理の巨乳美女Tさんが、憤懣やるかたない風情で、401Kのとんでもない支払い手数料の表を見せてくれました。自分の払ったカネを、毎月500円払って戻してもらう。しかも残ったカネには同じくらいの運用手数料。解約すれば当然所得税で、いま控除してもらってもムダとなる……
    ふと思ったんですけど、これってマイルドな預金税(としての役割)なのでは?

    作者からの返信

    尻鳥様、コメントありがとうございます(^o^)/

    確かにそうかもしれませんね >確定拠出年金
    僕もこれ、正直、よくわからない制度です。企業年金のある会社に転職すると資格を失うということがデメリット、メリットは自己破産しても財産として残るということで、僕も随分悩みましたが、結局入りませんでした(・・;
    要するに年金で、60までは現金に出来ないと言う意味ではまさに保険と同じですよね。もしかしたらマイルド預金税かもしれませんが、むしろマイルド年金という、まさにそのものかもしれませんよね。つまり年金における預金税みたいな感じで、入っとけばリターンは来るけど、多くはないのよ&いまはそのカネ、使わせてくれ・・・みたいな(爆死

  • ここまで楽しく読ませてもらっております。
    ちょっと当方の頭の都合で、どこまで理解できているかは怪しいのですが。

    あと、一応誤字報告をば。

    言っもいい→言ってもいい ですかね。

    いやしかし、経済の世界って凄いんですねぇ。

    作者からの返信

    あんこう兄様、ご来訪ありがとうございますm(_ _)m
    長い文章で本当に申し訳ないくらいです。仮に理解が出来なかったという場合、恐らくは僕の方の文章能力の欠如のほうなのでは、と・・・(T_T)
    なかなかサックリと綺麗に書き上げる能力がないものでして・・・

    >誤字
    ありがとうございました(^^;)
    直しました。結構、誤字脱字、出てくるんですよ。見つけ次第、修正してるのですが、どうしてもタイポというのは出てきてしまって・・・。
    なので感謝ですm(_ _)m

    >経済の世界
    本当にいろいろありますよね。僕も少額ですが、老後のことなどを考えて株なんかをちょこっと手に入れてみたのですが、しかし、この戦場はガミラス戦役以上の激しい戦場でして(爆
    「なんかおかしくないか??」的なところから始まったのがこの文章です。リーマン・ショック等、どう考えても誰かがなんかおかしなことやっとる。こりゃ、教育やろうなー(byどんでん)・・・みたいなところを自分なりに調べて、その結果の憤懣やる方ない気持ちをぶつけてるに近いかもしれません(汗

    本当に、たまたま運が良いか、カネ持ってるやつ、もしくは立ち回りの上手い調子のいいヤツばかりが勝ち組になるのって、なんかおかしいような気がしているんですが(´;ω;`)??


    ・・・これからも宜しくお願い致しますm(_ _)m