今のクリミア戦争を見てると、
プーチンさんの
「金融とかどうでもええねん!」
という感情的な事でロシアはまた莫大な市場崩壊を招いてしまってますね。。。
作者からの返信
kazunori0220様…m(_ _)m
回答があまりにも長くなり、こちらに掲載できなくなったため、別途、こちらの方でUPいたしました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885841125/episodes/16816927862585830543
…ご笑覧くださいm(_ _)m
こんばんは。
データを基にご説明いただいているので説得力があります。
自分が「なんとなく」思っているイメージは、じつは間違いであったのかと、勉強になります。興味深いですね。
作者からの返信
@efg1029様、ありがとうございます…m(_ _)m
実に意外な結果…かもしれません。実はどうしても言いたいことがあったのです。現代社会を支えるのは…
マネーストック=貨幣乗数×マネタリーベース
…のなかの貨幣乗数である、ということです。これは銀行および金融資産から生じる『利払い』のことです。利子収入です。このデータをご覧頂いた後で、80年代以後のアメリカを見てみると、80年から2015年までの間に実にGDPが500%以上も伸びています。ほぼ同じタームなのに、なんでこんなに違うの(@_@)?ですよね?
これこそがアメリカが金融サービス業(潰れたリーマンとか)の金融力=貨幣乗数によってもたらされたということが言いたかったのです。
ものづくり大国日本
確かにそうでしょう。なにしろたった三品目を韓国に対して輸出を締め上げただけで悲鳴を上げているのですから。我々の製品技術はいまなお相当高度で、一つの国家をアッサリ締め上げる製品製造能力があります。
しかし、それだけです。米国には勝てません。
つまり貨幣乗数を高める政策〜金融で国が豊かになるという政策がなければ、もう日本はだめだということなのです。これは英国がそうです。英国は巨大な金融国家です。
そして米国も日本も中国も、高度な技術を持つ巨大国家はいずれ金融国家になるのです。
この話数は、その内容のためのいわば『前フリ』でした…m(_ _)m
結局、戦争で儲けることは出来ない。
巻き込まれれば、勝とうが負けようが、膨大な債務しか残らない。
戦争って、消耗戦ですものね。
プラスに機能するのって、せいぜい技術革新が進むぐらい。
金融的には、まったく無意味な感じですかね。それなのに、よその国にちょっかい出すんだものな~、プーチン(笑)
作者からの返信
ぬまちゃん様…m(_ _)m
いつも本当にありがとうございます。ぬま様の作品、ちゃんと読ませていただいて遊星爆弾を投げ込んでおります。これからもよろしくおねがいします。
戦争は結局は「カネ」だと思うのです。もともとは略奪や奴隷集めやレイプなどか目的だったのでしょうけど、これをやめることにし、しかも軍事的行動に必要な補給兵站に関しては現地挑発(=略奪)を辞めて、自国経済力から捻出する…という現代的な戦争形態に進化した以上、もはや「やる意味がない」のです。
戦争は「喰うために殺す」という動物の行動を組織的に拡大したものと考えられ、その意味では「遺伝子の延長された表現形」だとは思いますが、人類の知能はこれをこえるための「経済」という「インフレ(=成長)をコントロールするテクニック」を身に着けたために、食うために殺すよりも「喰うものを増やす」という技術を持つようになりました。よっていまさら戦争というのもおかしいということです。やる意味がないのです。
逆に言えば国家間の戦争は、少なくとも先進国では必要がない反面、自国内でのイデオロギー対立による内戦の可能性は飛躍的に高まっています。これは戦争の進化により「生きるための組織的略奪」から、人種・経済・民族・政治体制および宗教上の対立という「思想」に基づいた戦争という別の次元に進化した果てに生まれた「哲学的戦争」の分化と深化により、個々人が集団を形成して戦い始めた…ということかと思われます。そのまま一つの国家になってもよいのかもしれず、そうなれば「哲学的戦争」という侵略戦争になるのかと思われます。
そしてプーチンの戦争はこの哲学戦争の一つだったように思うのです。特にカネに困ってるわけでもなさそうなロシアにおいてロシア人が喰うに困るとしたらそれはプーチン政権の経済政策と福祉政策の問題であって、本来の略奪型の戦争が発生する理由にはなりません。他方、プーチンの「ウクライナの非ナチ化」というパワーワードからは非常に思想的・哲学的な「何か」を予感させるのですが、中身が全くないかさもなければ間違えているために多くのロシア人にとっては理解不能で、そのためにプーチンの始めた「哲学的戦争」についていけなくなって多数の人間が逃げ出したり、混乱して騒ぎ始めた…ということです。
要するにプーチンの脳内妄想が始めた戦争であり、ほとんどのロシア人はプーチンの脳内妄想に共感などしていなかったということです。このためロシアは比較的早急に破滅する可能性さえ出てきました。暴動や革命という内戦であり、これは思想戦ではなく「ロシア人が自分が生き残るために戦う」という原初的かつ本来の戦争形態(内戦ですが)になりそうです。
普通に考えれば、皆の生活=経済なので「カネまわりがよくなって、戦争に勝つこと」ができればプーチン政権は持ちます。あとは庶民が豊かになれるのか? ウクライナ紛争に勝てるのか?…の二点だけです。出来なければプーちゃん死亡という可能性が極めて高いということです。
ロシアの戦争は比較的興味深く、対外戦争の時には大抵勝ててないということであり、ロシアが勝つ場合には自国領土に敵が食い込んできて多数の民間の犠牲が出て始めて本気でスイッチが入る…という文明のようです。よって「政治は独裁者がやるもので、自分ではどうにもできない(刹那的)」という人たちが多く、自分に関係ないのなら「ロシアが負けなれば、それでいい」的だったのだろうということです。
そこに敗色濃厚な段階になって大動員令を噛ましたら、そりゃ、激しく反発したり動揺したりするとは思います。大動員の末に「勝てる」か「祖国を守る」というロシア人の意思がなければウクライナよりもプーチン政権敗北の方が可能性は高いのではないでしょうか?
こう考えると、戦争というのは「カネではない」ということもわかります。
いや、ワイの自説を自分でひっくり返すようで申し訳ないのですが、真意は「国民はもはや戦争はしたがらない。為政者が戦争したいのであれば、国民の意思を統一して戦争の方向にもり立てて、納得させねばならない」ということです。
この意味で戦争は実に人間的であり、人間の意思の総体として「戦争する」「勝つ」という動機がない限りは戦争を遂行することさえできそうにない…ということです。いまのウクライナがそうです。やる気満々だそうです。「勝てる」と思えてきたからのようです。
戦争は人間の行為なので、人の気持ちや意思が大事ということです。それも国民総体としての意識と方向性が必要なのです。
戦争による勝利は、国家の総力によって決まるのですが、これには「十分に訓練されて自信をもつ兵士たち」が必要です。十分な教育訓練を受けるためには莫大な国力が必要で、同時に十分な訓練による精兵が戦闘に勝ち、その勝利が自信となりさらに新兵訓練を通して戦術戦略を深化させ、それがさらなる戦闘での勝利となりますます兵士と国家に自信と勝利への希望をもたせる…という好循環が生まれるのでしょう。これを支えるために「カネ」がとても沢山必要、ということです。その意味では「カネ」なんですが、「個人のやる気」はカネではどうしようもないことですから…( ・᷄д・᷅ )