応援コメント

§2-9・日本国債を対外的にみるとどうなるか? 〜 安定資産」への応援コメント

  • ううーん、結論として『(経済的に)強い国なら何してもオッケー』なんですかね。

    国債をがんがん発行しても、豊富な自国市場で引き受けて回せるし。

    そのためにも、資源がない国の場合は、真面目にコツコツが一番!かな。(笑)

    作者からの返信

    ぬまちゃん様…m(_ _)m
    いつもありがとうございます(^^)/

    >(経済的に)強い国なら何してもオッケー
    まさに「それ!」なんですよ!!!(断言
    だからこそ強い国力・強い国内市場が必要ということです。たとえば中国がそうで、人権問題やら外交問題などがありますが、それでも世界が中国に強い態度で出られない理由or中共が強い態度を奪り続けられる理由のすべてが「(経済的に)強い国だから何してもオッケー」だから…ということなのです。
    真面目に頑張ることも重要。しかし不真面目に遊ぶこと・国内に消費して国富を増加させることも重要です(^^)ゞ

    ウンと働いて、ウンとお金もらって、ウンと使う

    …これが国家にとって一番大切なのです。貯蓄ばかりでは強くはなれないんですよね(^_^;)

  • なんとなく耳にしていた言葉が、カチャカチャと嵌まっていく感じです!
    非常に分かりやすいです!

    しかし、国家や市場の強さというのは、長い年月を要するように思われますね。
    明治維新が成功だったのか失敗なのかは分かりませんが、少なくとも明治以来の先人たちが、頑張って市場を育て国家を育ててきたということなのでしょうか。

    作者からの返信

    呪文堂様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    まさに国家や市場の強さは一朝一夕には出来ません。よく言われているのは戦国時代に武士が領国経営と戦争という、一から十までカネ計算が必要という時代が、日本人をカネ計算に強くしたと言われています。確かにそうで江戸時代は身分による収入と権利上の違いがあったにしても、基本的にはリバタリアン的国家で、貨幣経済の進展と人口増加・各種産業の新興があり、同時に両替商などが大名相手にカネを貸しては、権勢を奮っていた…みたいな話を聞いたことがあると思います。

    その後の明治維新のときも、三井や三菱と言った名だたる財閥は後に金融財閥を形成することになるのですが、彼らも両替商や商人からの成長組であって、そう考えれば日本という国は500年も前から、カネの最前線にいた物が権力中枢にいたという意味で、確かに他の国とは違っていたと思われます。他の国は貴族や王族と、カネを貸していた銀行屋が別でしたが、戦国時代以後、武家政権になるという時に領国経営という国家経営のノウハウを持たねばならなかったために、欧米諸国の王のように「神に選ばれた階級」ではなく「経営者」としての資質が問われたといえるかもしれません。そして失敗すれば死を意味していましたから、誰も彼もがカネに追いまくられ、カネ計算をしまくっていたと考えれば、現代の日本のしぶとさも理解できるのかもしれません。特に自然災害の多い国ですから、その都度、出費は大変なものですからね(T_T)
    この実に長い時間、営々と「カネに追いまくられる国民」だったので、結果、市場と国家を育てていったと言えるのかもしれません。この意味では明治維新も成功でしょうね。

    次に日本円がなぜ安定資産なのか?についてです。とても重要なことなのですが「よく分かりません」。市場関係者も悩むところで「安定資産ではない」という人と「安定資産だ」という人がいます。否定派は、日本にはGDPの二倍の政府債務があることや長期のデフレにより経済成長力が衰えていること等をあげ、「稼ぎの少ない債務国家の通貨が安全資産のわけがない」といいます。

    逆に肯定派は、日本には政府債務の数倍の国民純資産が潤沢にあり、しかも債務は現金で一括して返して余りあるほど存在すること、残りは證券債権などの「カネを生む投資」の元金であり、特に民間に多額の資産があることや政府系金融機関がこれまた多額の資産を持ち、これを運用している(GPIFやゆうちょ等)、日銀が多額の国債を保有していて、この利益が政府に還元される(毎年一兆円くらい。一部が政府の予備費に回る)だけでなく、日銀保有の国債は「事実上、債権ではない(=日銀は政府が筆頭株主であるため、同じ性質の物と考えることが出来るので)」とか、官民あわせて海外に大量に投資がなされているために日本国内が崩れても容易に資産が摩滅しないとか、いろいろと意見があります。特に「日本は世界最大の債務国」なのだから安全に決まっているというのは説得力があります。カネを貸しまくっている立場ということですから…。

    ただし、現実には円は高くなったり安くなったりしますし、ここ数年のように「ドル円相場は全く動かない」という時もあります。それぞれ理由があり、後になって調べてみれば納得の理由があるのですが、それでも「将来、どうなるのはは読めない…( ・ั﹏・ั)」なのです。全て後付の理由であり、将来を見通す指標はありません。なので、円が安定資産なのかどうかは、僕にも分からないのです。
    ではなぜ安定資産だと断言しているのかというと、「市場がそう見ているから」…これ一択です。ピンチの時になると、やっぱり最後はかならず円が上がっていくのです。この理由についてもたったひとつだけ判ってることがあります。「ピンチの時の円買いで、損した奴がいない」です。経験則がそう言っているのです。なので「もう暫くは安全資産だろう」ということです。日本円とスイスフランはそういう立ち位置がこれからも長く続くでしょう。不思議な話ですが、過去の単純な経験が真実…ということでしたm(_ _)m