応援コメント

§2-5・なぜ日本は強いのか? 黒字体質その1・恒常的な貿易黒字」への応援コメント

  • 国債の赤字と民間企業の黒字でトントン、まさに簿記で言うとこのバランスシートですね。
    そして、国債の利払分は、貿易黒字分で対応出来てる。

    それにつけても、東日本大震災の規模のデカさですね。これ以上の災害が来たら、ヤバいんでしょうね。もう来ないことを祈りたいですね。

    作者からの返信

    ぬまちゃん様…m(_ _)m
    いつもありがとうございます(^^)/

    >貿易黒字
    確かに黒字の方が良いのは間違いありません。しかし「必須」ではないのです、意外なことに(^_^;)
    一番大切なことは「経済成長(率)」です。貿易赤字・貿易黒字の正しい考え方は以下のようです。
    貿易赤字とは、国内の経済力があまりにも強いために国内製品だけではまかないきれず、足りない分を海外から補充する←貿易赤字…です。なので強い経済力を支えるための赤字であり、赤字と言っても、金額相当分の「財・サービスを取得した=資産を手に入れた」なので「損ではない」のです。たとえば日本から半導体製造装置を輸入した場合、日本は黒字・購入国は赤字ですが、購入した国は日本製の製造装置でゴリゴリと半導体を作りまくって売り飛ばしまくる事で儲け=国力増強が図れるわけです。なので、貿易赤字は全く悪くないのです(経済成長していれば)。貿易赤字とは、持ち金を破って捨てているわけではなく、カネで資産を購入している行為であり、購入した資産が赤字分以上のカネを生み出してくれれば「国富は黒字になる」という事です。なので「経済成長してるかどうか?」が一番重要で、貿易赤字・黒字は二の次なのです。

    では日本の場合はなぜ貿易黒字が重要かと言うと「経済成長していないから」です。こういう国は官民が抱えている債務の利払分(と償還分)が返済出来なければ破綻すると考えられ、このためのカネの補充が必要ということになります。これは「黒字が出ていれば大丈夫」と考えているからですが、「よくない考え方」です。経済成長はインフレなので、国債などの債権の価値も下落します。つまりジリジリと消滅していくのです。逆に日本のように経済成長率が異常に低い場合、債権は延々と残るのです。そして日本のような国の場合には、もはや黒字を出し続けるしかなくなるということです。

    逆にいえば、現在の経済成長率が極端に低い理由は日銀の低金利政策が原因なので、これをやめれば経済成長軌道に戻すことは十分可能です。その時には貿易赤字が出るかもしれませんが、それでも経済成長率の方が優っていれば国家破綻すること無く、逆に国富を増強することが可能になります。米国のように、です。もう一つ言えば、貿易黒字を出している韓国がなぜ10年に一度のハイペースで通貨スワップ(≒準国家デフォルト)になるのか?…の理由がこれです。貿易黒字は実は国家破綻には「何の関係もない」のです。

    とはいえ、なかなか「貿易黒字の幻想」からは解き放たれることはないのでしょうけど…( ・ั﹏・ั)
    一番は「経済成長」なんですけどねぇ…( ・ั﹏・ั)?

  • 前回は今(2020年4月時点)での金融緩和についての質問にお答えいただき良い勉強になりました。今の状況が第2次大戦前のドイツのように出口のない難しい状況のように感じます。歴史は全く同じ流れにはなりにくいですが、それでもいずれ世界はギスギスして争いに向かうのではと危惧しています。ガミ公さんのおっしゃる工夫を日本と国民が実現することを願ってやみません。

    作者からの返信

    カクカイ様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    いよいよ東京も1000人以上の感染者を出すようになりました。4/5の段階で感染者に対する死者数平均はおよそ2.5%以上なので、今日の段階で25人の死亡は確実と言えそうです。かなりの犠牲と思います。厄介なのは、欧米からの帰国者によって感染者が爆増したことです。彼らによって第二波が形成され、しかも日本への帰国者が次々と感染していることから考えれば、どうして欧米でそんなに広がっていたのか不思議でしょうがありません。新コロの潜伏期間は二週間程度とされ、死者数および感染者数から考えて、もはや欧米では一千万人単位で感染していると考えるしか無いほど酷い状況です。しかも大西洋を超えて…の話であり、感染爆発時期から考えて欧州で2月の中旬くらいまでに、米国では3月の前にはかなりの感染者がいた事になります。しかし最大の謎は、NYTによれば1月の訪米中国人が43万・同時期の日本が92万人の訪日中国人がいたにも関らず、日米の死者数が100倍近く違うということです。しかも新コロは特に変異した形跡がないとされています(今日の段階で)。この差の理由が全く分かりません。勿論、今後、日本でも極めて多数の死者が出る可能性があります。残念なことに。しかしそれでも「中国に対してはより多数の濃厚接触が有り、しかもより初期から発病者が出ていた」日本で第一波の感染爆発が発生しなかったのかの理由は不明のままです。対中国戦ではほぼ封じ込めていたにも関らず、まさかの欧米戦での敗北という形になるのかもしれません。本当に憂鬱な春です…(:_;)