応援コメント

§1-6・もう一つの2199、その3「ある破綻国家の誕生」」への応援コメント

  • ガミラスの影に怯えつつ行われた、無限のエネルギーシステムを用いた軍拡と地下都市の設備投資。
    ヤマトが戻って来た時、異星人の影に怯えなくていいという事実を、世界連邦政府と連邦中央銀行の要人たちはどんな思いで聞いたのか? 安堵よりも、暗澹たる気持ちだったんでしょうね。

    もしかしたら、ヤマトが返ってこなかった方がよかったのか? みたいな話もあったのかもですね。

    作者からの返信

    ぬまちゃん様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    >どんな思いで聞いたのか?
    これは大変おもしろい着眼点ですね…(゚д゚)!?
    ワイ、思いますにまず最初に「ヤマトのせいで日本がしゃしゃり出てくるのは困るな」というのが第一だったのではないでしょうか? その次に「沖田が勝手に地球・イスカンダル和親条約を結んできやがってバカか(# ゚Д゚)?!」ではないかと思います(←2199バージョン)。地球連邦の政治家たちは保身の術には長けているでしょうから、ヤマト(と日本)にこれ以上、力を与えたくないな?…と考えたのではないでしょうか? そのためヤマトは「記念艦」という事で左遷し、ヤマトのクルーはバラバラにはずして護衛艦などの艦長に割り振った、もしくは閑職に回したというのは有り得そうです(爆)。

    その時に有り得そうなのは、それでも幾人かの日本人高官はこの地球連邦側に取り込んだだろうということです。日本に対する慰撫工作の一環であるのと同時に自分たちの権力固めにも使えるという一挙両得です。最重要の連邦大統領や財務長官などは奇麗に外してそれ以外の、しかしそれなりの要職に付けたのではないでしょうか? まるでIOCにつるんでいた森喜朗さんのような感じですかね?(爆死


    >ヤマト未帰還
    可能性はあったかも知れませんね。地球脱出派というのも結構現実味を帯びていて、ワープできる戦闘艦があればむしろ地球を捨てて別の星への移住は考えるでしょうね(^_^;) これはこれで大変おもしろそうな内容です。

  • のんびり拝読させていただいています。個人的にはトリクルダウンは根拠がない理論に思えます。仮定と推論でしかない様な。実際、富めるもの、資産家はお金が増えても労働者の賃金を増やしたりしない様に思えます。日本の社会でおきている事を証左とすれば間違いと思えます。富める者がお金を使っても経済効果はあまりない様です。それより中間層や貧困層がたくさん消費する方が経済効果が素晴らしい。効率よい様に思えます。
    以前の記事なので最近はどうなっているのかが、知りたいです。
    ホント、経済を堅実に豊かにする学説は無い…というのが現実なのでしょうか…
    豊かになるって事は富める者と貧しい者の差が少ない事を言うのだと思います。この定義によると、現在の日本は貧乏というより他にありません。なにせよ、バブルの頃は大多数の人が同じ生活水準だったと思います。豊かというのは絶対座標で決めるものではなく、相対的に決める物だと思います。格差の広がりは貧乏な国になったとのだと思います。

    作者からの返信

    島風様、いつもありがとうございます…m(_ _)m

    僕も大体似たような考えです。トリクルダウンに関しては「インフレ傾向の強い国(≒発展途上国)」で発生する事も有るようです。物不足に漬け込んだ買占めや、不動産投機などが主なようです。しかし金持ちは資産を外国に逃がしやすく(インフレ傾向が強いという事は、そういう国の自国通貨は持っていてもインフレで価値が勝手にハデに下落していくので)、また現金資産よりも物品購入でインフレから逃げる傾向は強いでしょう。
    そのため、貧乏国などでは確かにトリクルダウンという効果は有るのかも知れません。乗数理論が成立するように。なので金持ちがカネを使えば、その恩恵を受ける事も有るでしょうけど、個人の購入する金額には限度があり、金持ちの絶対数が少ないことから効果は限定的なようです。かつて全世界の資産家数十人が全世界の貧乏人30〜40億人くらいの資産と同じだけ持ってる…とか言われたことがあったようですが、金持ちの全資産を貧乏人達にバラ撒いてもせいぜい四万円程度だったような記憶があります。

    国民資産が蓄積し、中間層および下層階級が所得を伸ばすことの方が確実にGDPの伸びには貢献します。凡例が日本のスイーツ市場で、実に4-5兆円規模です。これは新コロ以前の海外からのインバウンド旅行客の収益を超えるほどで、しかも好不況に関係なく安定しています。これは単純に「購入階級が幅広い」という「マスのチカラ」の恩恵そのものだろうと考えられます。特に先進国のように物が豊富で過不足がなく、生産力が強固でしかも政策的金融的にインフレ対策も進んでいる国は物価暴騰が起こりにくく、しかも金融資産によって貧富が決まる傾向が強い場合にはトリクルダウンの効果は望めないと思います。金持ちは資産を守る方に偏りやすく、富は偏りやすいです。米国などではトリクルダウンがあるとよく言いますが、米国は中〜下層階級の購買力が物凄く強く、これも米国が年率2.5%ものインフレ率があるため、たとえ資産を持っていたとしてもタンス預金では20年後には半分に目減りしてしまう事や、彼らの文化的特性が影響しての性向なのでしょうけど、「貧乏人だってカネを使いまくってる」という事実の方が遥かに重要です。これは連中のローン返済額の大きさから分かります。要は「使う個体数が増えること」そのために「個体が保有する資産のうち、使える資産を増やすこと」…これは通貨の流通速度と言ってもいいかもしれませんが、これが重要と思います。しかもトリクルダウンには明確な数式が見当たりません。計量経済学的に有為な理論がないのです。少なくとも僕は知りません。つまりノーベル経済学賞級のトリクルダウン理論がないと思うのです。あれば竹中あたりがもっとハデに吹いて回っていたでしょうから(爆

    僕個人の意見は「21世紀は税金を元手に国債を発行し、この国債を証券化(≒現金化)して運用する。この収益(主に金利収益)を使って年金や健保に充填し国民の基礎的なカネの心配を取り除く事で、あまりガネを消費や投資に回してGDPを増加させる」という理論に基づいています。おそらく現在の計量経済学の最先端の方向かと思います。なので税金を取らないというのは論外であること、国債をもっともっと上手く活用するということ(債券の証券化)、あとは遊びガネを捻出し消費と(特に)投機にカネを流し込み、技術と資本の更なる国力増強を図るべきというのがこのコラムの内容になります。ノルウェー政府年金基金を調べて「これは良い!」と思い、日本がGPIFで同じことをやって爆益を上げている(世界有数の170兆円もの運用資産と60兆円もの黒字を持っている)事から考えても、これは正解で、しかも日本は正解です。後はもっともっとハデにやることです。国民が安心して遊びガネを使うようになるまで、です。ただし「日本株式会社による全国民の総社畜化」でもあるのですが(爆

    >バブルの頃は大多数の人が同じ生活水準
    こちらに関しては「違う」と言うことを、ガト公がらみのかなり後の方で詳述しています。ちな、その時代を生きていた僕の生活実感としては「たとえデフレでも21世紀の方がいい」です。なので「80年代の日本は良かった」という声がマスコミとかで殆どでないのです。何故なら物価高で酷く苦しめられた時代でもあったからです。不動産バブルで賑わった時代ですが、逆にいえば地価高騰で土地を持ちきれず、売り飛ばすしかなかった時代です。ワイの家は当時資産家で、他人に土地を貸していたりしたのですが、相続の時に当時のカネで3億円以上の相続税が来て泣く泣く土地を売り払ってカネを捻出した…という記憶があります。そんな時代でした。確かに日本製の製品は壊れにくく、信頼性がありました。いまの物に比べて遥かに素晴らしいものばかりです。とにかく壊れることはなかったですから。しかし全般的に物不足で、しかも高く、輸入品はとてつもなく高かったのです(主に関税のせい)。ジョニクロが本当に一万円近くした時代で、若い時はチビチビ舐めるのが精一杯でした。ちなみにいまコンビニで二千円しません(爆死)。腹立ち紛れにラッパ飲みしたことありますよ(爆

    ということは、これだけデフレになったということです。逆に言えば物価は安定し、しかも円高のおかげで安く手に入ったのですから、むしろ幸せです。時々、山本太郎のようなバカが「インフレ上等」みたいな気が狂った戯言をほざいていますが「インフレは悪魔」です。生活苦の主因です。なければそれが一番いいのです。しかしなさすぎると全員が衰弱死することも事実なので、「管理できるインフレ」という事が重要です。FRBはこのためだけに動いているようなものです。そして後述しますが、日本の貧困は貧富の格差ではなく長期デフレによる慢性的な国力の衰退による全階層の所得の低下という、やや深刻なものです。全員が貧乏に転げ落ちつつあるということです。なので、国家が国民からカネを徴収して、そのカネで国民資産の底上げを図る…という方法しか無いのかも知れません。もはや新自由主義が、そのイデオロギーを具現化するのは難しいでしょう。そして現実こそが真実です。現実にあわせて生き方を変えるのもやむを得ないのかも知れませんね…( ゚ω゚ )

  • 考えてみれば、好景気ってどんな感じなのか分からない世代なんだなぁ……イメージするくらいしかできない。記憶にはない。戦後最長の経済成長ってなんなんだろう?

    クレフェルトの補給戦、私も読みましたねー。ドイツが欲張って戦力を分散してから負けた、と言っている人たちを説き伏せて優越感に浸っていた時代が懐かしい(本物のクズ)。

    作者からの返信

    どもども、コメント遅くなりました…m(_ _)m

    >好景気
    …実は「大変、物の値段が高かった…。ほしいものが買えなかった」という時代でした。僕の子供の時の実感です。確かに現在の価格と比較すると安いものもありました。例えば1/700のタミヤから出ている戦艦大和のプラモデルです。あれは当時700円でした。なるほど、子供のお財布からしたら現在の3000円代となんら変わらないかもしれせん。

    しかし別の値段が高かったのです。例えばウイスキーのマッカランは本当に一万円くらいしました。円安に加えて関税もあり、そんな値段だったのです。いまはこの1/3-1/5くらいじゃないでしょうか? 舶来のチョコが2,000-円、ステーキ用の肉が1000円以上(当時、手取りが今の半分以下の時)で、「肉って贅沢品の筆頭」という時代でした。
    今にして思えば、日本が貧しかったというのもありますが、毎年、物価高に悩まされていた時代でもあるのです。当時は今よりも「良くない」時代でした。好景気=高インフレ…とまずは考えてもらって良いと思います。庶民にとっては決して幸せでは無かったのです。当時を生きていた人間からすれば、いまは物価が落ち着いていて幸せです。なにより『物の値段が下がった』→20年のデフレとグローバル化の恩恵があったのです。成長インフレが大事という僕でさえ、このデフレの恩恵が貧乏人に特にあったことは絶対に否定しません。むしろ好景気の感じが『判らない』のは、決して不幸せではないということでもあります。

    クレフェルトの補給戦で唯一感心したのは、中世は川を中心に戦局が移動していったということでした。ただそれ以外はあまり見処はありませんでしたね(汗

  • こんにちは、高瀬さん。
    久しぶりに読んでみると、まるで現在起こっている事かのように錯覚してしまいます。

    《中〜下層階級の人々に「好景気の生活実感が全くない」という不満をもたらした。》

    景気は上がってる→実感ありません
    そんなやり取りがちょっと前にありましたね。

    ヤマトはこんなに人間の負の部分を描いた物語でしたかね(^^;

    払いたくないが払わせたい。
    エネルギー装置をまるで自分が作ったかの様に錯覚する。
    人間のエゴを見事に描いていますね。
    大人の物語だったのですね。

    地球にこだわる必要がなくなった人類はどこに向かっていくんでしょうね。

    しかし、どこへ行こうとお金の問題がついて回る。
    未来永劫、人間はお金に呪われているように感じます。

    前回の話の時には、高瀬さんは現在の日本はインフラですらないとおっしゃっていましたが、今より酷い状況になるなら、ヤマトの物語の住人の様に、生きてるのが辛い事になりますね。

    物語は楽しみですが、現実は・・・

    作者からの返信

    @canossa999様、いつもありがとうございます(≧∀≦)

    正直、この記録を書いていた時期に比べ、現在の情勢は飛躍的に悪化しています。日本も急激に悪化しているのですが、何より世界の状況が悲惨な程、悪化しています。原因は二つあり、「政治の無能さ」「累積債務の大きさ」の二点です。このパートに目を通して、「一年ちょっと前はあんなに気楽だったのか…」と今さらながらに思うほどです。

    正直、このあまり楽しくない物語が、結構現実味を帯びつつあるのかな…と、怯えている僕です。どうにかしたいんですよ、もっと上手くノンビリ平和にやれるはずなんですが…
    (T_T)

  • すごい! 歴史は繰り返すですねぇ。過去を紐解けば、おのずと未来も展望できる。

    めちゃめちゃ頑張って戻って来たヤマトが、歓喜の反面で冷ややかな視線を向けられるとはあああ!
    ああ。感動のエンディングがあああ(笑←笑うなよ

    作者からの返信

    如月様、いつもありがとうございます。地球があれほどボコられてなかったら、きっと渋谷のスクランブル交差点でバカ騒ぎして、三日後にはもう忘れた・・・になったような気さえしてきました(汗
     つまり、古代進さんと森雪さんの結婚式は多数の来賓があったにも関らず、かなり粛々と進んでいたとしてもおかしくない、と・・・。藤堂司令官やヤマトのクルーは(南部君を除けば)祝福していたとおもうのですが、(芹沢)虎徹っつぁんとかは、やれ「養殖の鯛は固くて喰えん」とか「海のない時に采れた寿司はマズい」などと、真田さんが祝辞を述べている時に、でっかい声で邪魔するように文句ばかり垂れていたのではないかな? と思うほどです。ヤマトの諸君は帰還後すぐに肩身が狭くなったのかもしれません。なので2202年には謀反起こしてまで人助けする気になったのかもしれませんね ^^;