感覚で生きるのか、計画を立てて生きるのか。






感覚で生きる。

その利点は、誰かのせいにせずに済みます。

欠点は、共感してくれる仲間を作りにくい事ではないでしょうか。


計画を立てて生きる。

その利点は、備えている事柄が明確になり、他者への説明もしやすく、共感を得られやすく、協力を得られます。

欠点は、想定範囲内でしかない。と、言う事です。



ここで、気を付けなければならないのは、

良し悪しに限らず、

思い通りになる、ならないに限らず、

今ある状況とは、全て皆様が選択した、決めた結果あるものです。


例えば、こちらのエッセイもどきに、いらした現実も同じ事です。


話しを戻します。


どう生きようと、

努力は、とても大切です。


ただ、

重ねた努力が、必ず報われる訳ではありません。

尽くした事が、必ず報われる訳ではありません。

気を遣っても、必ず伝わる訳ではありません。


それは、ご自身が満足するだけの行いだから。

その可能性があります。


足りなければ、気付かなければ糸口さえ見えません。


なのに、

日頃の行いは、必ず返って来ます。


備えよ常に。


備えあれば憂いなし。


青少年育成団体や先人の、素晴らしい言葉です。


しかし、

準備や努力をしても、隙のない計画を立案したとしても、

範疇を超える事態は起きます。


あるのは現実です。

目の前の現実を、解決しなければ先へは進めません。


努力が報われる時。

解決した時。

満たされた時。


それは、思いが現実になった時でしょう。

それは、単なるスタートラインに立っただけです。


そこから、更に努力を重ね、目指す場所に向かう必要があります。

変化に対応しながら、自身に問いながら、

一つ一つ、先の見えない場所へ向かうために、

足場を組み、整え、繋げ続けなければなりません。


例えば、それは上を目指すとしましょう。

例えば、維持を目指すとしましょう。


ほんの少し気を抜けば、

脳の囁きに、

差す魔に答えてしまった瞬間に、

積み上げた足場は崩れます。


日常さえ、例外ではありません。


一方的なレッテルを貼られ、

信用と言う信用を失い、場合によっては、二度と戻る事は出来ません。


日々は、気付いていないだけで変化し続けています。

その変化や正しい情報を感じ取り、

日々の問題を確実に解決するためには、

まず、生きて行かなくてはなりません。


生きてさえいれば、

その方にとって、正しい選択を一つでも実行したのなら、

諦めず重ね続けた努力の先で、報われる事でしょう。


感覚で掴もうと、

考えて掴もうと、

日々の日常ほど、

尊く、美しく、かけがえのない現実なのですから。





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