渚高校吹奏楽部![短編]

Lewn(レン)

プロローグ

…こんなんじゃ、ダメだ。吹奏楽部の奴らに笑われる。吹奏楽部は、楽器が吹けないくせに、なぜかとても偉そうだ。楽器の技術は僕の方が上手いのに。


僕は吹奏楽部に入らない。何故かって?あの顧問がいないも同じ部活に入っても全く意味のないことだ。だったら自分で練習した方がはかどるってものだ。


しゅうーっ!!」

洋太ようただ。僕の親友で、一緒に楽器をしている。ちなみに僕らはトランペットだ。時々ラッパとも呼ばれる。

「ごめんごめん。遅れちゃった。さ、やろっ。」

時計を見ていなかったがわからなかったが、かなりの遅刻のようだった。来ないよりいいから結構放っているのだが。

「いいよ。早くやろー」

今日は大人気音楽バンド「gantu(ギャンツ)」の「yes I'm on my cat」という曲だ。

自慢ではないが、この曲はかなりうまくできていると思う。この曲は僕がメロディで、洋太が伴奏やハモリだ。


「パッパッパーッパ〜♪♪♪」


ー美しいメロディが街を駆け抜ける。その音に誰もが振り向いて、音の主を探した。


音の主である彼らを1人の男が見ていたことには誰も気づいていなかった。


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