第7話 簡単な紹介~零れ話

◇創世紀に生じた最強の異形達-


+黒羽(爵位:麝鶻護の番人)の胸を破り生えてきた漆黒の花

とても美しく、禍々しい花。

螺漸がその様子を描こうとして・…、

首を折られていました。

捩じ切られるよりは幾分か況と笑っていられる内が曄。

*麝鶻護とは?

精神'の空間の事。

ワープゾーンや亜空間みたいなモノだと思って下さい。


+空逢(爵位:装雅祀人)'は大変優秀な仕立て屋さん。

守り人の召し物を全て紡ぎます。

両腕を交差させ天に翳し

幾重に泳ぐ絹布靡かせ緝姿は、類い稀な美しさ...

想い描く委曲画像を彼の脳内に転送すると、

より神化させ素晴らしいモノを之世に送りだします。

Ⅵ夢威は全員2m以上の身長の持ち主…

「腕がナリマスね…」

最近ドウモ空逢卿はレザー系にご執心。

御主人様集団=Ⅵ夢威(笑)?


+螺漸(爵位:宮廷画家)が描くのは主にモデルの欠片です。

脳内に生じた心写像を描きます…

似ている絵もあれば、…、誰?な絵を描いたり。

貴攫をモデルに製作中、封眼乱入…

戦闘。

「お前、次は我だと約束したであろう…(恕)」

「描きたい気持ちが彼方様に向わなかった、それだけの事…(逆切れ)」

濛々と地下から粉塵が上がり、宙が黒く染まる。

「直さなきゃ…」

楽しそうに貴攫、粉塵で月の見えない月見酒に酔う。


+撃梵(爵位:?)は酒蔵の管理人。

なぜならば、彼は無類の酒好き。


王に与えられた爵位を忘れ、只管、酒収集に飛び回る日々。

一番、人に近い異形ですが...

やはり、異形なので酒主を消してしまう事もしばしば。

Ⅵは皆、酒好きなので

日々、己の酒は確保しようと神経を尖らせています。

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Ⅵ夢威 設定資料 箔對店主 @hacutai-tenshu

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