真実

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案内された部屋はまあまあ広い部屋だった

担任の先生の説明いわく、

洗濯、お風呂、トイレは共同スペース

男子と女子は別々の棟にある

20時になると部屋の鍵はちゃんと閉める

21時になったら自習時間があるからちゃんと自習すること

テレビを観るには前もって申請しないといけないこと

自習時間と22時15分以降はスマホを使ってはいけない

だの厳しい規則があった

学校じゃないのに自習時間まであるのはだるいな…

絶対家のほうがよかったな…

いろんな説明受けてたら夕方になっていて

『なんかあったらメールしてね！頑張ってね！』

そういって家に帰っていった

慣れない１人での寄宿舎生活で

気持ちは少しシーンと沈んでた

────…ポンポン

「ぅあ？」

叩かれてびっくりして振り返ると知らないひとが立っていた

『すいません、ここどうやっていきますか？』

指定された場所は私もわからず…

というか私も新入生だからわかるはずがなく…

彼女は専攻科１年生の莉音(りおん)先輩

私の３つ年上だ…

先輩は地元が鹿児島で専門学校にいくために

ここに入学してきたみたいだ

高校までは鹿児島に通ってたから友達も全部鹿児島にいるから

こっちでは友達がいないんだと