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寄宿舎での生活の説明を受けるために

母と一緒に向かうため

歩いていくと廊下に

幼なじみの聖(ひじり)がいた


彼は市内にあるろう学校の幼等部の頃から一緒で

二個上だけど私と同じように学年に1人しかいなかったので仲はよかった

おしゃべり上手でなんだかんだ女子からモテていた


だけど聖が高校進学してからあまり会わなくなって今日久々に会う


『転けてたな』

とにやり笑う聖


『もうやだ~…』

ガクリ…

入学式でこけるのは相当インパクト残せるよね…


聖の少し後ろに直哉ってひとが立っていた

直哉とも知り合いではあった


中等部のとき高等部とも部活で交流があったから面識はある


彼、直哉は陸上部でエース的存在だった

健常者のたくさんいる県大会、800mで一位を取ったりとすごいひと

100mでは12秒台でタイムを出せるひとだからすごいよね


とりあえず

『4月からお世話になります!』

と挨拶だけしてその場をあとにした


ようやく寄宿舎についた

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