解説(ネタバレ注意)
この話は以前NHKで放送された、メスのヒョウ「マナナ」の話を元に作成されました。
マナナは自分の子どもを別の群れのオスから殺されないように、わざと別の群れのオスを誘い、後尾をしたというのです。そうすることによって、自分の息子を別の群れのオスに殺されないようにしたのでは、と分析されていました。
そんなにしてまで守りたかったマナナの子どもですが、とある日狩りに行っている間に、一匹のヘビが、その子どもを丸呑みにしていました。
マナナは必死に戦い、攻撃をしました。その後、ヘビは飲み込んだその子どもを吐き出し、遠くへ逃げ出したのです。
しかし遅すぎたのです。子どもは変わり果てた姿になっていました。
その子どもの死骸をマナナは食べた、といいます。子どもと自分を一体化させたかったのでしょうか、その理由はよくわかっていません。
人間のように「考える」ということをしない、本能だけで生きているように思われる野生の動物の間でも、こんな人間臭いドラマが繰り広げられていたのかと思い、感動したことを覚えています。
この番組をみて、このようなストーリーが思いつき、ぜひ形に残したいと思いました。この想いが伝われば幸いです。
マナナに38口径は似合わない 木沢 真流 @k1sh
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