第10話
訓練場では骨格も露わな四台の教習機が、慎重に、破損した筐体を持ち上げていた。
「教習機だとリンカーの差がハッキリ出てくるな……」
制御室のガラス越しに四台の動きを見ていた御子柴がポツリと呟く。
筐体の稼働は順調でログを確認する以外にすることがない面々は、観戦するように教習機を見つめる他ない。
リンカーの四人が筐体を通した直接通信でやり取りしているのをスピーカー越しに聞き、楽しそうに動かしているなぁという感想が出るぐらい。
稼働するまで忙しいのが裏方。
華々しく筐体を操るのは、花形であるリンカーなのだ。
「っつっても、牧さんの筐体は一条君が修復ついでにチューンアップしてるから反則だよなー」
スパナをくるくる回しながら、依舞樹が制御室に入ってきた。ヒップバックの工具をガシャガシャと鳴らしながら、奈央の後ろの席、律の隣へと腰を下ろした。
「整備室側は準備は出来たの?」
「もち。散乱したケーブルを引っかけられたら大惨事だもんなー」
窓から整備室をチラリと確認すると、出入り口付近にマットが三枚敷かれていた。運ばれてくる破損筐体のパーツを並べられるように、だ。
手持無沙汰な残りのメンバーは、自分の作業に戻ったり、整備室から訓練場を覗いていた。
「おい、一条。牧さんの教習機をチューンアップしたっていうのは?」
チラリと振り返った御子柴が、キーボードから手を離さないままに聞いてくる。
「いや、別にチューンアップした気は無いっていうか……」
「ですが見るからに動きが違いますわ。それに起動シーケンスは異なっていましたよ?」
正面の訓練場を見つめたまま奈央も言葉を重ねる。その視線の先には、明らかに動きが滑らかな恭祐の筐体と、ギクシャクと拙い動作を繰り返す三台がいた。
しかしそれはハードやソフトの差ではないのだ。
経験の差なのか、天性の何かなのか。恭祐のリンク技術は四人の中で特に秀でているのだ。
それは筐体のシステムログを見ても一目瞭然。
他の三人は無駄な筋肉への信号が多く、頭で考えた動作を筐体に反映しようと躍起になるあまり、逆に余計な神経回路への処理を通してしまっている。おかげでログの流れるスピードが速いこと速いこと。
しかし恭祐の場合、まるで恭祐の脳波パターンに最適化されたように、エラーどころかワーニングすら少ないのだ。理想的なログの出力状況に感嘆すら覚える。
「いや、これは恭祐が凄いんだよ。……ここまで教習機を操作できるなら即戦力だよね」
「このログでわかる違いは、リンカーの実力差だけってことか。こんなに違うものなんだな……。でも、起動シーケンスが違うっていうのは?」
「確かに起動の処理はちょっと弄ったけど、別に運動系には何も手を入れてないよ。そもそもアレはバラバラになった腕を組み直すだけで徹夜だったし。……教習機の性能上げたって何の特にもならないというか……」
最後に本音がポロリと漏れる。
これが受講生なら単位取得に繋がったのだろうが、何故か宮坂の下僕ポジションに嵌ってしまった律には、スムーズに全員の講義が進められるように整えるのが第一だ。余計なことをしている暇があるのなら、他の教習機もメンテナンスをしておいた方がいい。……今日みたいな事態を防ぐためにも。
そんな心情が透けて見えたのか、筐体を組み直す苦労を知っている依舞樹だけは大きく同意の表情を浮かべてくれている。
――と、ふわふわの髪を揺らしたヒナがふいっと顔を向けた。
「そう。損得しか考えない、ゲスい男なのだよ、おぬしは」
「全然手伝ってくれなかったくせにそんなこと言っちゃう? しかもこういう時だけ聖母の様な微笑を浮かべるの止めてくれない!?」
後光でも差しそうな有り難い微笑み。
しかしそれで口から出てくるセリフがあれなのだから怖い女だ。
律の突っ込みで電池が切れたように瞬時に無表情に戻ったヒナ。
「嫁入り前のヒナちゃんと一夜を明かそうなどと、ふしだらにも程があるぞ」
「いやいやいや、整備室だから! 何ちょっと怪しい表現しちゃってるの! ていうか学生闘技前とかみんな雑魚寝じゃん! そんな雰囲気になるよりも鬼気迫ってるじゃん!」
「……疚しいことがある奴はむやみやたらに言葉を重ねたがる……」
「……もう何も言うまい」
額に手を当てて視界からヒナをシャットアウトする。自分でこの漫才のピリオドをつけなければ延々と終わらないからだ。
いつもの応酬が始まった途端に、周りは直ぐに自分の世界に没頭して誰も助けてくれないし……。依舞樹なんて専門外のくせに、奈央の画面を見てログの説明を受けている。
「さて律よ。見ておらんでいいのか?」
「見ます、見ますとも」
項垂れる律にポンっと肩を叩くヒナ。まるで慰められている気になる不思議。
のろのろと視線を上げた先には、四台の教習機がそれぞれに重たいパーツを持って整備室に向かって歩いてくる光景が映る。
既に人手で運べる細かいパーツは回収済みなので、後は一回で持ち切れなかった数点の部品が訓練場に残っていた。
この調子なら直ぐに終わるなぁ、と思っていると、突如、依舞樹にログの解説をしていた奈央が声を上げた。
「え……」
日本人形のように怜悧に整った表情が徐々に強張っていく。
そして白く透き通った指先が高速でキーボードを叩き出した。
「……何か変ですわ……」
「どうかしましたか、吉野さん」
呟く様な奈央の言葉を漏らさず聞き取った御子柴が、画面を見る為に顔を寄せた。
同じように依舞樹も身を乗り出しているが、見ているのは奈央のキーボード捌きの方だ。スパナやドリルは特技レベルなのに、ブラインドタッチは苦手らしい。
「いえ……今……」
何かのログを探しているのか画面はひたすらスクロールされ続けている。
律も奈央の言葉を待ちつつ自分の画面でもログを確認しようとした、――その時。
ビーッビーッビーッ……!
『ちょ、おい! おい! 制御室! 突然三人が止まったぞ!』
ビープ音と共に、恭祐の慌てた声が制御室に響く。
訓練場には崩れ落ちた三台の教習機。
何があったか不明だが、この三台も突如動作が停止したらしい。
律は咄嗟にリンクスペースを確認する。
「ヒナ! バイタル!」
「大した乱れはない。強制遮断による逆流で眩暈ぐらいだろう」
その言葉通り、稼働が停止した三台のリンカーは全員、ヘッドセットを外しながらゆっくりと身体を起こした。
「……っうー……」
「突然切られた……」
「気持ち悪……」
口々に悪態をついているが深刻な問題はなさそうでホッとする。
暫く休めば治るだろうと、依舞樹に三人の介抱を頼む。
本来、筐体との切断はリンカーが主導する。リンカー自らがネットワークのログオフ処理を実行することで、リンカーに負担の無いスムーズな離脱が完了するのだ。
しかし今回は筐体が突然稼働を停止したことで、強制的に通信が寸断された形になった。その為、筐体に送る筈だった命令コマンドが行き場を無くし、肉体へと逆流したのだ。
リラックス状態から突然膨大な電気信号を受け取った肉体は驚き、眩暈の様な不快な症状が現れることになる。
『え、大丈夫? そっちどない?』
回収した部品を抱えたまま立ち尽くす恭祐。
周囲に倒れ込んだ三台を見渡しているが、動く気配が無いことで対応に困ったのだろう。
倒れ込んだ三台はちゃんと防御姿勢になっていて、外装にも傷一つ付いてなさそうだ。
「三人は大丈夫だ、強制遮断の悪影響で今休んでいる。牧さんこそ問題はないか?」
デスクのマイクに向かって御子柴が冷静に声を掛ける。
リンク中の強制遮断は稀に起こるのだ。
元より開発中の筐体、不具合があって正常動作が出来ない場合もある。
『あぁ、俺は全然なんともねーけど……この三台もドミノった教習機と同じ症状か?』
「……かもしれないな。取り敢えず今回の三台も含めて、全て回収してきてくれ」
『はいよ、了解』
簡単なやり取りで恭祐が作業に取り掛かる。
時間が無いこともあり先程以上にきびきびと動く教習機。
恭祐のリンクは見ていて安定感がある。
「吉野さん、さっき言いかけてたのはこの強制遮断の兆候ですか? ログ上におかしな動作があったんですか?」
奈央は未だ張り詰めた空気でキーボードを叩いている。何個もの画面を切り替えてはチェックし、三台に共通する不正処理を探しているのだろう。
同様に律も自身のパソコンで三台のログを確認する。
教習機とはいえ、恭祐のものを含めた四台は生徒達が何のカスタムもしていない、プレーンな状態の筐体なのだ。それが突然、三台も強制遮断でリンクが切られるなんて前代未聞だ。
本当に、教習機に搭載しているシステムの根幹に問題があるのかもしれない。
「いえ……何のエラーも出ていないのです。強制遮断前の数十秒間、ワーニングだらけだった三台のログが、まるで牧君のログのようにアッサリと綺麗なんです」
「……それは……確かに不思議だな。あそこまで警告だらけでギクシャク動いていたのに、突然それが無くなったとなると……。何らかの状態変化が起こったと仮定せざるを得ない」
顎に手を当てて思案する御子柴。その視線はリンクスペースで休む三人のリンカーに注がれている。
依舞樹が水のペットボトルを差し出し、それを受け取って一息つくリンカー。気分は悪そうだが至って普段通りだ。リンク中に突然何かに目覚めたようには思えない。
突然切られた、という発言からも、直前までのリンクに特筆すべき問題は無かったのだろう。
電気信号の逆流で驚いた身体を慣らすべく、外でストレッチをしてくると言って依舞樹と共に出て行った三人。
制御室にはリンク中の恭祐を含めた五人だけとなる。
「リンカー側からはあまり有益な情報は得られそうにないな……。あとでログは確認するが、それでも原因が見つかりそうにないなら、再現試験でもして時間をかけて調査するしかないだろう……。一条、所見は?」
御子柴の冷めた目線が突き刺さる。
質問の意図としては、どこまでが講義の範囲内なのだ、ということなのだろ。この件の追及に時間を取られてしまうと、実習に影響が出ることは間違いない。微妙なラインだ。
「あー……」
……ちょっと宮坂と相談する、と言いかけて、その言葉を飲み込んだ。
「嘘だろ……」
ネットワークログにあり得ないアクセス形跡が表示されたのだ。
思わず何かの間違いではないかと期待して見返すが、出力され続けるログは変わらない。
そして視界の端には、ゆっくりと動き出す、三台の教習機の姿。
「律、お化けが出るぞ」
抑揚の無いヒナの声音。
それに促されるように御子柴達も訓練場を見て絶句する。
動くはずの無い金属の塊が、動いている。
突如強制遮断してリンクの切れたはずの筐体が、誰も操作手がいないままに動き出そうとしているのだ。
人型のロボットが、勝手に動き出すという不気味さ。
「……ゴースト現象……?」
ギシギシ、と音がしそうな動きで立ち上がった三台。
まるで意思の感じられない機械的な動作だ。
人間がリンクして操っているのではない、プログラム制御的な挙動。
制御室内は張り詰めた空気が漂い、誰も口を開かない。
回収すべく部品を拾っていた恭祐も振り返り、ゆらゆら安定しない三台の筐体を見て一瞬後ずさった。
『なんだ、これ……。……中身、あの三人じゃねーな』
断言するような恭祐の言葉。
リンカーとして近接から三台を確認しているからだろう、一目見ただけで違いを感じ取ったらしい。
恭祐の通信で、呆然としていた制御室のメンバーも動き出す。
奈央と御子柴が呪縛から解かれたように各機器のチェックを始めたのだ。一刻も早く原因を探さなければ、と焦った表情が見える。
ヒナですら静かに猛然とした勢いでノートPCを操作していた。
だが律は自身の画面のモニターを見つめたまま微動だにしなかった。
「一条!」
御子柴の声にも反応することなく、流れ続けるネットワークログを凝視する。
その横ではいつにもまして表情の無いヒナが、流れるような操作で一つのログを抽出した。
「外部から二度のアクセス履歴。偽装されているから正常動作に見えるが、ここから先の筐体処理とネットワーク上の挙動が噛み合っていない。不正アクセスの直近は三台の筐体が強制遮断された時間の数秒前」
淡々とした報告と提示されるログ。
自身の目で見つめ続ける画面上からも、一つの結論が浮かび上がる。
だがそれは同時に、とても危険な状況にいるということを自覚しなければならないのだ。
「まずい、な……。これはゴースト現象に類する筐体の暴走じゃない。……ハッキングによる乗っ取りだ」
「ハッキング!? この教習機を? ATRAのネットワークから?」
御子柴が愕然としたように声を荒げる。
奈央も流麗な眉を顰めているが、無理はない。
筐体という技術の安全上、更にATRAという企業に属するという機密上、ここのネットワークは非常に強固だ。何重にもセキュリティが張られ、筐体ネットワーク自体も学園内の純粋なローカルネットワークだ。外側からアクセスするためには物理的に学園内のどこかしらに繋がなければならない。
それを突破して筐体をハッキングするなんて並大抵のことではない。
「ヒナ、学園側に通報しといて」
「セキュリティチームがもう動いているようだ。ただ教習機はそっちで何とかしろと」
「……なんて適当な……」
既にATRA学園のセキュリティ対策室に連絡を入れていたらしい。
ヒナのパソコンに表示されたチャットの画面には、無駄にポップなイラスト入りで対策室から指示が入っていた。
曰く、乗っ取られた教習機はそっちで対応してねー、とのこと。
しかし教習機はどうにかしろ、ということは、ハッカーの対応は全てやってくれるということだ。安心して乗っ取られた三台に集中出来るよ、という追加のメッセージ付き。
有り難いのか何なのか。
こういうところがATRAらしくて笑いが込み上げる。
「恭祐」
デスクに設置されているマイクを操作し、恭祐に呼びかける。
「三台はハッキングされている。相手の要求・思想は不明」
『……なんだそりゃ』
「こっちから相手を切断できないか試してみるが、筐体のメイン電源を切ることが出来るならその方が早い。コアシステム下部の、左脇腹付近だ。……いけるか?」
『おおっと。いきなりコレで実戦いっちゃいます?』
「三台に人はリンクしていない。プログラム上で疑似リンクをしてるだけのノロマだ。……恭祐のリンクスキルなら余裕だと思ったけど?」
『いやん、褒め殺し。でもコレとは初めてリンクするからなぁ……』
「コレとは、だろ」
『……ふむ。……りっちゃんにそこまで言われたら、やるしかないでしょう』
深刻な事態に不釣り合いな程、普段通りの恭祐。
むしろ現状を楽しんでいるかのように、バイタルデータから見える恭祐の脳波は興奮している。これまでの、おちゃらけながらも周囲を俯瞰しているような大人っぽさがあった恭祐の、純粋なる闘志。
呼応するように筐体のレスポンスも数ミリ秒単位で上がっている。
「何言ってんだ! 相手の出方もわからないのに……っ!」
御子柴が席を立って抗議する。
戦闘態勢に思考が切り替わっている恭祐は、既に準備運動のように身体を動かし始めていた。
「このまま手をこまねいている方が危険だよ。教習機は闘技用と違って長時間の授業に耐えられるように長時間対応のバッテリーが積まれてる。コントロールを失って何をするかわからない筐体を八時間近くも放置しておけと?」
「それは……」
「恭祐がどうにも出来なくなれば、恭祐の筐体は最悪こちらから強制遮断すればいい。その後は非常用シェルターを展開して訓練場だけを隔離してしまえば、教習機の物理的流出は防げる。……まぁそうすると、相手は訓練場内やネットワーク上で好き放題出来るってことだから、最後の手段だけども」
そう、万一恭祐が負けるようなことがあっても、それは教習機が一台破壊されるだけだ。恭祐自身の肉体はリンクスペースという安全な場所にいる。少なからず負荷はかかるが、強制遮断というセーフティがあるからには手っ取り早い解決方法を進めたい。
ログを見守りつつ賛否を考えあぐねている奈央が振り返った。
「非常用シェルター……ですか?」
「うん。訓練場は筐体闘技の会場になることもあるからね。筐体が暴走したりなんかの不測の事態に備えて対策されてるんだ」
「でしたら相手が万一牧さんを突破しようとしても、外部に被害はありませんね」
「闘技用の筐体が暴走してもいいように設計されてるからね。教習機程度のパワーじゃ、あのシェルターの装甲は破れないよ」
「……なら、牧さんにお任せしましょう」
「吉野さんまで!」
奈央の同意に悲痛な声を上げる御子柴。
その間にも恭祐は拾っていた部品を投げ捨て、ただゆらゆら姿勢を保つだけの教習機の一台をロックオンしていた。
小さく数回ジャンプし、まるで自らの肉体のように手首足首をストレッチしてから、腰を落とした戦闘スタイルでジリジリと一台に近付いていく。その動きには一切の無駄が見られない。
最上級学年にいる経験を積んだリンカー達とも遜色の無い挙動。
「セキュリティチームも動いて下さってるようですし、私達に出来ることはもう目の前の三台をどうにかして止めることだけでしょう? それに……牧さんなら大丈夫な気がしますの……。リンクは門外漢ですので、なんとなく、ですが」
「そんな適当な……」
「煩いぞ。理想的なリンクスタンダードを見る機会だ。ソフト屋は黙って恭祐のデータを集めておけ」
静かに恭祐の筐体を見つめていたヒナが、未だに納得できず言い募る御子柴を牽制した。
ガラス玉のように感情の波が見えない瞳は、反論を許さない説得力がある。
「闘技用筐体をあそこまで最適に、自由に、動かしておいて、肉体の中の人格を失っていない。金属の塊を操作している、という前提を捨てずに深く同調出来ている。才能だな」
ヒナの双眸にはタイミングを見計らう教習機の姿がしっかりと捉えられている。
恭祐の一挙手一投足も見逃さずに、冷静に分析しようとする真剣な表情。しかしその中に一欠けらの憧憬が含まれていたことは、律にしかわからなかっただろう。
律は、口を閉ざしたヒナの髪をふわりと一撫でだけして、自分のパソコンの画面に向かった。
「恭祐、全力でサポートするから、目の前の敵にだけ集中しろ」
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