エピソード4 幽霊探偵 美夜

 美夜は夕莉の自宅でノンアルコール風ビールやノンアルコールチューハイを飲んでいた。

「ねぇ、美夜~」

 活発で気が強そうな目をしている少女が美夜に話しかけた。

「んー?」

「最近、浄霊の仕事は忙しいの?」

「まぁ、そこそこ。新しいゲームが出たから、ここ2、3日はやってないけどね」

「じゃあ、ゲームなんて後回しにしてお父さんの仕事を手伝ってよ。最近、やってないでしょ?」

「そういえば雪音のお父さんからサウザンがきてたなぁ。返信するの忘れてた」

「ゲームに夢中で忘れたんでしょ」

「……受けるか悩んでただけだよ」

「嘘だぁ。まぁ、いいや。やるの? やらないの?」

「やるよ。北川さんにも言っておいて」

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幽霊になった平坂美夜は暇だから働くことにした @abcde697

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