王廞王和之 こんな琅邪王氏
琅邪王氏
まぁどちらも微妙な人である。
王廞。
呼応したはいいが、
働きをなす前に事態が収束、
振り上げた拳の振り下ろし先を見失って
ブチ切れたため、乱を起こした。
その時に言ったのが、この言葉である。
「この王廞、クソ王恭への怒りのために
死ぬのであろうな!」
なお彼は王恭が派遣した
それから
王和之。
かれは
こんな評価を下している。
「落ち着きがないやつだ。
鷹を失った鷹匠のようだな!」
いや、というか、あなたのお名前
ここまで来て初耳なんですが……。
王長史登茅山,大慟哭曰:「琅邪王伯輿,終當為情死。」
王長史は茅山に登り、大いに慟哭して曰く:「琅邪の王伯輿、終には當に情が為に死なんか」と。
(任誕54)
王興道謂:「謝望蔡霍霍如失鷹師。」
王興道は謂えらく:「謝望蔡は霍霍として鷹を失いたる師が如し」と。
(輕詆32)
一世を風靡した琅邪王氏の中にも、ビミョーな人は結構いらっしゃるんですね、という風に見ればよろしいのかしらね。
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