竹林七賢
劉伶1 竹林七賢
既出:謝安37
三人は世代も近く、
この中では嵇康がやや年少。
……そう言うレベルかこれ?
彼らは非常に親密な交流をしていたが、
その彼らの交流には、
他にも
合流したり、しなかったりだった。
七人は竹林に集まり、
酔いにあかせて思いを解放し合っていた。
そのため、世に「竹林七賢」と呼ばれた。
そんな竹林七賢、息子たちもまたすごい。
阮籍の子は、
器のデカい人間として知られた。
嵇康の子は
清廉な人柄で知られ、
のちに
山濤の子は
寡弁にして高邁。
阮咸の子は
非常に謙虚でいながらも
志は大きかった。
弟の
明朗快活にしておおらか。
向秀の子、
ともにつつましやかで清廉。
王戎の子の
大物の風格はあったのだが、
幼くして死んでしまった。
なおこんなことを書いてはいるが、
劉伶さんの子だけは知られてない。
彼らの中でのトップが
阮瞻なのは間違いないが、
嵇紹、山簡も結構知られていた。
陳留阮籍,譙國嵇康,河內山濤,三人年皆相比,康年少亞之。預此契者:沛國劉伶,陳留阮咸,河內向秀,琅邪王戎。七人常集于竹林之下,肆意酣暢,故世謂「竹林七賢。」
陳留の阮籍、譙國の嵇康、河內の山濤、三人の年は皆な相い比し、康は年少にして之に亞ぐ。此の契りに預るは、沛國の劉伶、陳留の阮咸、河內の向秀、琅邪の王戎なり。七人は常に竹林の下に集まらば、意の酣暢なるを肆とし、故に世に「竹林七賢」と謂わる。
(任誕1)
林下諸賢,各有俊才子。籍子渾,器量弘曠。康子紹,清遠雅正。濤子簡,疏通高素。咸子瞻,虛夷有遠志。瞻弟孚,爽朗多所遺。秀子純、悌,並令淑有清流。戎子萬子,有大成之風,苗而不秀。唯伶子無聞。凡此諸子,唯瞻為冠,紹、簡亦見重當世。
林下が諸賢は、各おの俊才の子を有す。籍が子は渾、器量弘曠なり。康が子は紹、清遠雅正なり。濤が子は簡、疏通高素なり。咸が子は瞻、虛夷に遠志を有す。瞻が弟の孚、爽朗にして遺る所多し。秀が子の純と悌、並び令淑にして清流有り。戎が子の萬子、大成の風有り、苗は而して秀でず。唯だ伶が子のみを聞きたる無し。凡そ此の諸子、唯だ瞻のみが冠ぜるを為せど、紹、簡も亦た當世に重んぜらるを見ゆ。
(賞譽29)
劉伶さんと書いたのにその劉伶さんがオチを掻っ攫っていくという。カッコイイぜ劉玲さん。
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