◎東晋の元勲 王導 総括 

全般的にのほほんとした話が多く、

こうして見ると、辺境に追いやられた

中原貴族が、王導の振る舞いに

助けられたりもしたのかな、

というふうにも感じました。


面白いエピソードは多かったけど、

まさかラストにこんな

しんみりした話がくるなんてね。


ここまでもさんざん周顗との仲が

取りざたされる中で、

最後は周顗を自らの手で失ってしまう。


王敦の乱終息後の王導さまについては、

もしかしたらこの喪失が

尾を引いたのかな、などとも

妄想できてしまいます。


そうすると「耄碌宰相」辺りの

味わいも変わってきますね。


うーん、素敵なジジイです。



さあ、次は桓温さまですね。

ここも非常に楽しみです。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る