武帝17 薪鑑定職人
食事をしていた時のこと。
たけのこを食べ、飯を進める。
と、ふと手を止めて言う。
「これを煮るために使った薪、
ずいぶん傷んでいますね」
?
全員の頭に? マーク。
何を言ってるんだこいつは。
とは言え、気にはなるので
こっそり確認させた。
そしたら、故障した車の足を
薪に使ったとのことだった。
荀勖嘗在晉武帝坐上食筍進飯、謂在坐人曰:「此是勞薪炊也。」坐者未之信、密遣問之、實用故車腳。
荀勖の嘗て晉の武帝が坐上に在りて筍を食べ飯を進むに、坐に在る人に謂いて曰く:「此れや是れ、勞れたる薪が炊なり」と。坐者は之を未だ信じずも、密かに遣わせ之を問わしむに、實に故き車の腳を用う。
(術解2)
変な話過ぎて面白いが、個人的には
全く存在する意味のない「筍」が
すっげえ気になる。
えっ、確かに我々日本人、
割と
「筍」氏って誤変換してますけど……
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