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武帝8  斉王の帰趨   」への応援コメント


  • 編集済

    こんにちは。

    〉この対句表現が前後に
    〉うまく接続しきれない

    素晴らしい。。。

    它人能令疎親
    他人は能く親を疎ならしむも
    臣不能使親疎
    臣は疎を親ならしむ能わず

    他人は親しい人の間を裂けるのに、私は親しくない人を仲良くさせられないの。
    いやいや。。。わりと普通、恥じるに及びません。アナタ変です、となります。

    これ、誤記なんです。
    『晋書』王済伝の同文はこのとおり。
    他人能令親疎
    臣不能使親親
    これなら、他人様より難易度が低いことを出来てませんから、恥じるも通りますよね。

    この箇所は徐震堮『世説新語校箋』に指摘されていますが、目を通すだけだと「ふーん」と流してしまいます。
    意味を理解しようとすると、がっつり引っかかりますから、理解して書くという行為の素晴らしさですねー。


    ※※※


    〉元テキストを万全に頼りつつ、けれども時々は疑う。

    「ダメだ、まったく意味が分からん」は翻訳していると、必ず出会いますよー。
    そん時はだいたい、

    一、字義の解釈を間違えている。または、固有名詞を誤って読み下そうとしている。
    →字書で全文字を調べ直す
    →固有名詞の見直し(字書を引き直していると、わりと気づく)

    二、漢字を見間違えている(ex.虞兵を虜兵と見間違えるby氷月さん)
    →一字ずつ読み直す

    三、史料の誤字(今回のパターン)

    このいずれかにハマっています。
    三の場合、気になる一節を検索して探すようなことをします。『世説新語校箋』みたいに校註があるなら、それを見ればいいんですけど。ない場合はネット頼みになりますねー。
    『通俗』を訳していて、何回かはありました。まさに地獄。

    作者からの返信

    うぉお、晋書にはあるのか……! ありがとうございます!
    ダメですね、だいたいチャイナWikipediaで片付けちゃ。そのご指摘なら、確かに流れがスムーズです。

    元テキストを万全に頼りつつ、けれども時々は疑う。このさじ加減は非常に難しそうですが、上手いところバランスは取っていきたいものです。

    世説新語の物語って、本当にテキストに無駄がないんですよね。見事としか言いようがない。なので、こちらとしても含意をどれだけ忠実に伝えられそうか、には尽力したいものです。


    ※※


    字義間違いの見間違いはよくやらかしますので、
    そこは大丈夫です!(大丈夫じゃない)

    アドバイス頂いたやり方を頂戴して、
    https://www.ptt.cc/bbs/SAN-YanYi/M.1273919161.A.DED.html
    に辿り着きました。向こうでも引っ掛かってる人が結構いるんですねー。

    晋書の記述に従う方が王道なんでしょうけど、ここは敢えて「台詞の展開的に好き」で押し切ろうと思いますw

    編集済