応援コメント

曹操13 花嫁泥棒    」への応援コメント

  • 魏武の少かりし時、嘗て袁紹と好んで游俠を為せり。人の新たに婚するを觀るに、因りて潛かに主人の園中に入り、夜に叫び呼ばわりて云わく、「偷兒の賊有り!」と。
    青廬中の人は皆な出て觀る。魏武は乃ち入り、刃を抽きて新婦を劫かす。紹と還り出て道を失い、枳棘の中に墜つ。
    紹は能く動くを得ず、復た大いに叫んで云わく、「偷兒は此に在り!」と。紹は遑迫して自ら擲げ出で、遂に以て俱に免ず。

    有名な逸話ですが、そんなに変な用例はなさそうです。


    少年に使われるのに同じく、若の意ですね。

    游俠
    放埓とかに近い感じ、素行不良です。

    偷兒
    偷は盗と同じ、兒を盗まれた花嫁とするか、盗人のガキとするかは微妙ですが、後段で偷兒と賊を呼んでいるので、まあ後者でいいのかな。

    ちなみに、青廬は庭に張られるそうです。新婚の際には庭に青い幔幕を張り、その内で披露宴のようなことをするそうな。その人々をおびき出して、残った花嫁を強奪する、と。策士ですなあ。

    作者からの返信

    えぇー……いま改めて目加田センセーのご本と較べてたんですが、俺これどういうルートで訳出してたんだかわかんないです……これ青廬シカトしていい要素じゃないですね。だいぶ意味合いが違ってくる。

    ちなみに「少」には「おさ」ってルビ振っていましたw 幼くはないですねw