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2018年3月13日 11:32
魏武の少かりし時、嘗て袁紹と好んで游俠を為せり。人の新たに婚するを觀るに、因りて潛かに主人の園中に入り、夜に叫び呼ばわりて云わく、「偷兒の賊有り!」と。青廬中の人は皆な出て觀る。魏武は乃ち入り、刃を抽きて新婦を劫かす。紹と還り出て道を失い、枳棘の中に墜つ。紹は能く動くを得ず、復た大いに叫んで云わく、「偷兒は此に在り!」と。紹は遑迫して自ら擲げ出で、遂に以て俱に免ず。有名な逸話ですが、そんなに変な用例はなさそうです。少少年に使われるのに同じく、若の意ですね。游俠放埓とかに近い感じ、素行不良です。偷兒偷は盗と同じ、兒を盗まれた花嫁とするか、盗人のガキとするかは微妙ですが、後段で偷兒と賊を呼んでいるので、まあ後者でいいのかな。ちなみに、青廬は庭に張られるそうです。新婚の際には庭に青い幔幕を張り、その内で披露宴のようなことをするそうな。その人々をおびき出して、残った花嫁を強奪する、と。策士ですなあ。
作者からの返信
えぇー……いま改めて目加田センセーのご本と較べてたんですが、俺これどういうルートで訳出してたんだかわかんないです……これ青廬シカトしていい要素じゃないですね。だいぶ意味合いが違ってくる。ちなみに「少」には「おさ」ってルビ振っていましたw 幼くはないですねw
魏武の少かりし時、嘗て袁紹と好んで游俠を為せり。人の新たに婚するを觀るに、因りて潛かに主人の園中に入り、夜に叫び呼ばわりて云わく、「偷兒の賊有り!」と。
青廬中の人は皆な出て觀る。魏武は乃ち入り、刃を抽きて新婦を劫かす。紹と還り出て道を失い、枳棘の中に墜つ。
紹は能く動くを得ず、復た大いに叫んで云わく、「偷兒は此に在り!」と。紹は遑迫して自ら擲げ出で、遂に以て俱に免ず。
有名な逸話ですが、そんなに変な用例はなさそうです。
少
少年に使われるのに同じく、若の意ですね。
游俠
放埓とかに近い感じ、素行不良です。
偷兒
偷は盗と同じ、兒を盗まれた花嫁とするか、盗人のガキとするかは微妙ですが、後段で偷兒と賊を呼んでいるので、まあ後者でいいのかな。
ちなみに、青廬は庭に張られるそうです。新婚の際には庭に青い幔幕を張り、その内で披露宴のようなことをするそうな。その人々をおびき出して、残った花嫁を強奪する、と。策士ですなあ。
作者からの返信
えぇー……いま改めて目加田センセーのご本と較べてたんですが、俺これどういうルートで訳出してたんだかわかんないです……これ青廬シカトしていい要素じゃないですね。だいぶ意味合いが違ってくる。
ちなみに「少」には「おさ」ってルビ振っていましたw 幼くはないですねw